新年好! 横浜中華街が一番華やかになる「春節」を観に行こう !

中華街内の山下町公園で催される「娯楽表演(ごらくひょうえん)」では、様々な中国伝統芸能が披露されます。
春節の一大イベント「祝舞遊行(しゅくまいゆうこう)」というパレードでは、華やかな皇帝衣装隊の踊りや、ダイナミックな動きの龍舞、勇壮ながらどこか愛嬌もある獅子舞を間近で楽しむことができます。
春節の最後を飾るのが、横濱媽祖廟で行われる「元宵節燈籠祭(げんしょうせつとうろうさい)」です。元宵節は、春節の年が明けて初めての満月の日のこと。人々が、一年の五穀豊穣に感謝し新しい年も平和で幸せでありますように、という願いを燈籠に託します。
また、北京を含む中国北方では、春節に家族で餃子を作って食べる習慣があります。「餃」は中国語で「交」と同じ読み方で、喜び、団欒、縁起が良いという意味に繋がります。家族仲良く餃子を包みながら新年を迎えるなんて素敵ですよね。一方、米を主食とする南方では、餃子の代わりに湯圓(タンユエン)をいただきます。湯圓とは餡子やゴマ、ピーナッツなどの具が入った白玉の団子入りのスープです。満月のように丸く、銀元(昔のお金)のように白く、また発音が団圓(トアンユエン)に近いことから、家族団欒・幸せのシンボルとされる料理です。
日本同様、中国でも正月にお餅を食べるんですよ。「年糕」また「年年糕」と呼ばれる正月もちは、仕事と生活が年々高くなるという意味の「年年高(年年ガォ)」と同じ読み方のとても縁起が良い食べ物なんです。また、 麺も春節に好んで使われる食材で、細長い形状から長寿の意味が込められます。日本の年越しそばのようですね。その他、「百財」と発音が似ていることから「財を成す」という願いが込められる白菜など縁起をかつぐ食材を食べて新年を迎えます。
中華街のお店でも春節をお祝いする料理がいろいろ登場します。華やかなイベントを観た後に、福をもたらす本格中華に舌鼓。新年が良い一年になるよう、横浜中華街の春節をぜひ体験してみてくださいね。
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