ちくわ。 おでかけ情報

クリックでは買えないもの。思い出になる児童書専門店『ブックハウスカフェ』が誕生

子供から大人まで楽しめる絵本の“ブックカフェ”。神保町に新しく生まれたこの空間で、ゆったりお子様との時間はどうですか?

公開日 2017年10月8日

カテゴリ
子供と一緒
体験・ショッピング
街を知る
エリア
神保町駅
ライター
good mornings
クリックでは買えないもの。思い出になる児童書専門店『ブックハウスカフェ』が誕生
2017年5月5日のこどもの日に、新しく誕生した「こどもの本専門店 ブックハウスカフェ」。代表取締役の今本義子さんは、同年2月に閉店した児童書専門店「ブックハウス神保町」を、大人も子供も楽しめる“ブックカフェ”スタイルのお店に変身させた。
「今の時代、“本を買う”ということの便利さで言ったら絶対にインターネットなんですよね。でも、絵本はおもちゃのように、実際に遊んで選ぶ感覚があると思うんです。それに同じ買うでも、休みの日にお母さんと本屋に行って選んで買った1冊と、知らない間に家に届いていた1冊とでは子供にとっての思い入れも変わってくると思うので。こんな時代でも、絵本だけは手にとって選ぶ楽しみを残したい。だから単純に本を買うだけの場所ではなく、ここで過ごす時間と体験を楽しんでもらえるように、ブックカフェという形にしました」と今本さん。
広い店内はカラフルな本が詰まった本棚に重厚な螺旋階段、高い天井に描かれたパステル調の空の絵などがなんともメルヘンでワクワク。約1万冊あるという本は赤ちゃん向けの本から小学生向けの伝記や歴史もの、海外作品など幅広くセレクトしているそう。作家の原画販売や、絵本キャラクターの雑貨類、お母さんが読んで楽しい手芸や料理本のコーナーもあって、ぐるりと見て回るだけで楽しい。
そんな空間の中央にあるのが、本に囲まれたカフェスペース。コーヒーや紅茶はもちろん、ユニークなのはお酒も出しているところ! 営業時間も平日は23時までと遅いので、夜はグラスを片手に懐かしい絵本を眺めるという、神保町ならではのバータイムを楽しめる。席はソファ席が中心でゆっくりくつろぐことができ、奥の部屋にはおもちゃが置かれたキッズスペースや授乳室、オムツ替えスペースも完備。子供から大人まで、絵本との時間をたっぷり楽しめる空間になった。
「神保町ってまだまだブックカフェが少なくて、靖国通り沿いの1階の路面店ではうちが初めてになります。子供たちが絵本を読んでいる間に大人たちはお茶やお酒で息抜きしたり、打ち合わせに使ってもらったり、夜はナイトミュージアムみたいな感覚でバータイムを楽しんでもらったり。そんな児童書専門店があっても楽しいかなと思ったんです。カフェは結構穴場なので、ふらっと休憩でも気軽に立ち寄ってもらえたら」。

もう一つのお楽しみがイベント。作家のトークイベントや、奥の小さなギャラリーで開催される原画展示など、本の魅力がさらに深まるイベントが企画されている。来月には2階に50〜60人ほど入る多目的スペースも完成するということで、今本さんは気合十分。
「目標は365日なにかしらのイベントを開催すること。“いつ行っても何か面白いことがありそう”と思ってもらえるような場所にしたいんです。私もスマホ手放せないけれど、いま求められているのはライブ感だと思うんです。実際に触れられるもの。だからイベントやギャラリー、カフェなど、クリックでは買えないものを提供していきたいと思っています」。
実は今本さんはブックハウスカフェの2階にある老舗洋古書店「北沢書店」の娘さん。最後に、生粋の神保町っ子である彼女に、この街の魅力を聞いてみた。
「洋書に囲まれて育ったんですが、私はどちらかというと漫画派でした(笑)。『コミック高岡』で漫画を買ったり、『三省堂本店』の昔の建物や、『書泉グランデ』のオリジナルのカバーとか栞が大好きでした。家族で外食する時もすごく近所で、『ランチョン』や『共栄堂』に行っていた思い出があります。この広くないエリアに150件くらいの書店があって、すごく特殊なエリアだと思います。普通は子供が来ない場所だけれど、うちみたいな児童書専門店があったら子供も来てくれる。次の世代に街の良さを伝えるきっかけになれたらいいなと思います」。


(文:井上麻子)
(撮影:丸山智衣)

Book House Cafe(ブックハウスカフェ)

住所
東京都千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
電話番号
03‐6261-6177
営業時間
平日 11:00~23:00 土日祝 11:00~19:00
最終更新日:2017.10.6
大きな地図で見る

※紹介されている情報は、記事公開当時の内容となります。
※飲食店情報の平均予算は、食べログの店舗基本情報を引用しています。

同じスポットが紹介されている別の記事