Since1690! 孔子をまつる立派なお堂 / 湯島聖堂
300年以上の歴史を有する湯島聖堂。徳川5代将軍綱吉の時に建てられたのち、100年ほどを経て、江戸幕府の直轄の学校「昌平坂学問所」がここに開設され、それがのちに東京大学につながっていくなど、輝かしい歩みの歴史を誇ります。ちなみに現在の建物は関東大震災で消失したのち、1935年に再建されたもの。
何はともあれ、孔子先生です。なんとここにある孔子像は、実は世界で一番背が高いものなのです。ご立派です!先生。
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歴史を感じさせるアカデミックな雰囲気 / 学士会館
日本の学問界の主要なリード役たる旧帝国大学。その関係者の親睦や交流のために作られたというこの会館。関東大震災を経て建て直されたのが1928年と、90年近くの年月を重ねてきています。ともすれば立ち入りが難しそう?な感じもしそうなところですが、実は一般利用が可能な部分だってあります。さらに結婚式場、レストラン、宴会場、美容室などなど、色々なお店も入っているのです。
内観も、戦前の建物らしい重厚・荘厳かつモダンな雰囲気。カイゼル髭の紳士達の姿が今にも目に浮かんできそうです。2003年には国の有形文化財に登録されています。
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会館内で、チャイニーズ・エレガンス感ただようお食事を。 / 紅楼夢
ちなみに館内のグルメ系施設では、フレンチやお寿司やさんもある中、クラシカルな雰囲気の中いただく中華料理なんていうのもまた一興。背筋をきりっと伸ばしていただく中華は格別! ぜひお試しを。
私学だって負けていません。 / 新島襄誕生地跡
学士会館の敷地内には、同志社大学の創立者、新島襄の生誕地の記念碑も。関西の私大の雄というイメージの強い同志社大ですが、作ったのは意外にも江戸生まれの人物だったのですね。
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ひっそりと歴史を今に伝えています。/ 東京音楽大学発祥の地
水道橋方面から男坂を上がって駿河台に上がる前にちょいと脇道へとそれた路地に、何気なく石碑が立っています。東京音大の前身、東洋音楽学校はこの地でスタートしたのです。ちなみに文字の一番上に見えるのはハープのアイコン。音大らしさをプチっと発揮しています。
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神田のアカデミックシティーぶりは、伊達じゃない
いかがでしょうか。湯島や錦町など、広義の神田エリアが、単にお店や人が集まるだけでなく、知が集い学が集う拠点でもあったことをよく物語るスポットたち。ほど近い神保町に本屋さんが密集するのも単なる偶然ではないのですね。納得。神田って奥深いですね、実に。
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