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写真で表現する、その楽しみを探る

形式的には一見もっともらしいものが誰にでも撮れてしまう、写真。いい写真を撮るには、技術だけでなく、自分の目に映るものごとをどう捉えるのか、そんな分析力や批評性もより大きく関わってくる。そんなぱっと見には捉えどころがなく奥深そうな写真表現に関する学び舎が、神田明神のすぐ側にある。(2017年3月発行「FREE AWAJI BOOK 8890」No.17より)

公開日 2017年11月23日

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エリア
御茶ノ水駅
ライター
FREE AWAJI BOOK
写真で表現する、その楽しみを探る
「写真表現 中村教室」。97年の開校以来、社会人を中心に、主婦、シニア、高校生含め学生までたくさんの人が、写真を使った表現について日々通う写真の学校だ。一眼レフカメラを初めて手にする人向けの入門コースから、上級者向けのゼミナール、またデジタルプリント技術のクラスまで、志を持ったあらゆる人のための学びの場が提供されている。

←講師の小宮山さん。手前に見えるのは この学校での先輩格(!)、アンソニー。

「講義・実習・批評を繰り返して、それに日々見たものを記録する『日録(にちろく)』を通じて受講生は各自レベルアップを図っています」と話すのは、講師のひとり、小宮山桂(こみやまかつら)さん。自身もかつてこの教室の代表・中村氏に師事した写真家だ。期末には外部の講師も招き受講生の作品に向き合う『合同批評会』も。 充実のカリキュラムで受講生の写真表現力は確かに養われていく。「上達の過程で、作品の中にその人にしかない個性が浮かび上がってくるようになる、そういう時に教える側としても充実感や面白みを覚えます」。

↑受講生らの表情に、学校としての充実ぶりが見てとれる。

日録のお題は人により様々。ある人は教室を出てすぐ裏手の宮本公園で子どもが遊ぶ風景を収め、またある人は通勤通学時の何気ない路地を切り取る。
教室の施設の中には、現像や焼き付けを行う暗室も。「デジタル全盛のこのご時世、写真学科のある大学や専門学校を除くと、存在自体がなかなか珍しい」という。光が遮断された環境下で、定着液に印画紙が浸されているその様子はちょっと幻想的ですらある。受講生もひたすら作業に夢中な様子。

↑暗室では、赤みを帯びたセーフライトの光だけが室内をほのかに照らしている。そして黙々と作業は進行していく。

また別の部屋では木製カメラ「アンソニー」が。アメリカで製造され100年にもなろうかというこの往年の一品、年季の入った装飾も美しく趣き深い存在感を放っている。「私が初めてこの教室に来たその時からずっとあるんです。ある意味、この学校を見守ってくれているような (笑)」。どおりで、学校ホームページのURLにもその名が冠されているわけだ(anthony.jp)。
中村教室のゼミからは、写真界で名高い銀座ニコンサロンでの作品発表を開いた写真作家も輩出されている。神田界隈は、実は写真表現の育つまちでもあったのです。

↑教室の一角には受講生の作品が。学びを経て上達した証の数々。

写真表現 中村教室

住所
東京都文京区湯島1-12-5 2F
電話番号
03-5812-7645
営業時間
水〜金11:00~19:00 土・日10:00~18:00
定休日
月・火・祝
最終更新日:2017.11.20
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※紹介されている情報は、記事公開当時の内容となります。
※飲食店情報の平均予算は、食べログの店舗基本情報を引用しています。