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神田でロシアの味を伝え続けて半世紀の「CAPAΦAH(サラファン)」

FREE AWAJI BOOK

公開日 2018年1月3日

いつものまちで、知らない世界の扉をひらく。身体はともかく、わたしの鼻と舌だけは想像力がおもむくまま、遠く彼方のあの国へ。(2016年9月発行「FREE AWAJI BOOK 8890」No.15より)

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明大通りと靖国通りの交差点にほど近い路地の坂道。ここを登りきる少し手前、右手に見えて来るのは深緑色のファサードテント、「CAPAΦAH」とロシア語で書かれている。ここは昭和41年創業、2016年でちょうど50年を迎えた老舗ロシア料理店「サラファン」。開業当時オーナーだったロシア人女性作のレシピが現在に至るまで受け継がれているという伝統を誇るお店だ。
現店主は、明治大学の学生時代にこのお店でアルバイトとして働き始めたという戸田雅巳さん。「最初はロシア人のおばあさんがオーナーをしていましたよ。その頃の神田は今ほど色んな人がいたわけではないけれど、彼女がここに店を出したのは、ニコライ堂にロシア的な文化の香りを多少なりとも感じたからなのかな。」

学生時代からお店に関わってきた想い出を語る店主の戸田さん。

サラリーマン時代を経て、26年前に店主としてこのお店に戻ってきた。「ロシア、行ったことないんですけどね。」と照れ笑いしつつも、初代オーナーにとっての祖国の味をしっかりと守り、現在に至るまで伝え続けている。提供されるメニューには、ビーフストロガノフやピロシキ、ボルシチといった定番系はもちろん、露西亜(ロシア)式パン、まん丸のかたちをした露西亜式ハンバーグといった見慣れないものも色々。ディナータイムには何百種類という豊富なワインとともに味わえる。

クミン香るウズベクピラフ(左) と定番スープ、ボルシチ(右)。ピラフの方は口にできる機会の少ない、レアな一品だ。

ボルシチは6~7種類の野菜を裏ごししたペーストを溶かし込んで作られており、ビーツ由来の鮮やかな赤色が印象的。これにサワークリームをよく混ぜピンク色になったところで露西亜式パンを浸していただく。また数量限定メニューとして登場するウズベクピラフはクミンの香り高い炊き込み御飯で、ラム、いんげん、じゃがいも、パプリカ、紫キャベツが入り、見た目も華やか。お米もガス炊飯器で丁寧に炊き上げたジャスミンライスが使われているとあって「これを食べられるロシア料理屋はあんまりないからね。」と店主も自信をチラリとのぞかせる、そんなこだわりの一品。
国内では数少ないこの本格ロシア料理を求め、近所の学生やワーカーのほか、遠くからわざわざタクシーで訪れる人もいるとか。小さな店内には歴代のお客さんからもらったという海外旅行のお土産マグネットなどが所狭しと並べられている。「これは・・・・いつもらったんだっけ?」と戸田さんが首をひねってしまうほどのコレクションも、半世紀に渡ってたくさんの人々に愛されてきたことをよく物語っている。

お店に代々伝わる技術と思いを込めて仕上げる。

サラファン (CAPAFAH)

住所
東京都千代田区神田小川町3-10-3振天堂ビル B1F
電話番号
03-3292-0480
営業時間
[月〜金] 11:30~13:30(売切次第終了) 18:00~20:30(L.O) [土] 11:30~13:30(売切次第終了) 18:00~19:30(L.O) ランチ営業
定休日
日・祝
平均予算
[夜]¥4,000~¥4,999 [昼]¥1,000~¥1,999
最終更新日:2017.4.4
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※紹介されている情報は、記事公開当時の内容となります。
※飲食店情報の平均予算は、食べログの店舗基本情報を引用しています。

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