ちくわ。 おでかけ情報

その場の雰囲気すら美味しい、情熱仕込みの海南鶏飯(ハイナンジーファン)

FREE AWAJI BOOK

公開日 2018年1月9日

おなかが空いた。気分はチキン。迷った末に初めて試すこの一品。漂う香りに期待わくわく。食べる前から、もうすっかり鶏料理のとりこ。(2016年12月発行「FREE AWAJI BOOK 8890」No.16より)

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丸ノ内線淡路町駅の南側、オフィスビルが林立するエリア。日々仕事に精を出すワーカーたちがお昼のエネルギーチャージに、またアフターファイブをエンジョイしに立ち寄る飲食系スポットも、目抜き通り・路地を問わず点在する。そんな街をそぞろ歩いていてふと目に入ったのは、スケッチ画みたいにラフな線描で描かれた怒れる一羽のにわとり(のイラストの看板)。
ごく日常的な風景の中、そこはかとなく異彩を放つこの看板のお店こそは、シンガポールビストロ「松記鶏飯(SONG KEE JEE FAN)」。2013年のオープン以来、現地顔負けの本格的な味で数多くのファンを獲得してきた。チキンライスを筆頭に様々なシンガポール料理、ワインなど各種こだわりのお酒で、現地の屋台にいるかのような味と活気に浸れる場所だ。

右から時計回りに、しょうが汁、醤油、チリソース。

定番料理のチキンライス、またの名を海南鶏飯(ハイナンジーファン)。華僑系の住民が持ち込んだのがそのルーツという。じっくり時間をかけてゆでた鶏肉、そのゆで汁で炊きこんだしっとりライス、そしてコクの効いた鶏ガラスープ。鶏肉とご飯の味付けには、しょうが汁・チリソース・濃い口甘めのどろりとした醤油の計3種が。これらをお好みで混ぜて、チキンやご飯にかけていただく。混ぜるバランス次第でその味も大きく変わる分、自分好みの味覚を探っていく楽しさがある。

店内には松本さんのアジア旅行写真やユルい壁面イラストなどがあちこちに。心地よいフリーダム感。

店主としてこの店を育ててきた松本裕介さんは、大学時代のバッグパッカー経験など世界を旅する中でアジア、それもシンガポール料理の美味しさに目覚めた。十年住み慣れた六本木ではなく神田の地を選んだのは「既に似たお店もあって無用に流行り廃りが激しい所よりも、これから色をつけていけそうなここに可能性を感じて」のこと。「大手町からは会社の規模も大きくシンガポール駐在経験のある商社マンが、神保町や御茶ノ水方面からもそちら系の出版社の人や趣味人に来てもらえる。シンガポール料理やその雰囲気を知る人・好きな人が集うハブにしたいですね」(ちなみに店名「松」の字は「松」本さんの名字から。通ならピンとくるネーミングらしい)。

アジア各地の美味しい料理の思い出を語る店主の松本さん。

「食の研究旅行」と称して現地を訪ねた成果がメニューに反映されるのもしばしば。「これはと思った店には何度も通ったり。好奇心が尽きません」。松本さんのパッションは当分収まりそうにない。

松記鶏飯 (SONG KEE JEE FAN)

住所
東京都千代田区神田司町2-15-1パレヤソジマ 1F
電話番号
03-5577-6883
営業時間
11:30~14:00(L.O.13:30)  18:00~23:00(L.O.22:00)
定休日
日曜、祝日
平均予算
[夜]¥4,000~¥4,999 [昼]~¥999
最終更新日:2017.4.4
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※紹介されている情報は、記事公開当時の内容となります。
※飲食店情報の平均予算は、食べログの店舗基本情報を引用しています。

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