お散歩の前に、老舗の蕎麦屋さん「茅場町 長寿庵」でランチタイム♪
お昼頃にお友達と待ち合わせをしたら、まずは東京メトロ東西線・日比谷線の茅場町駅5番・6番出口から徒歩1分ほどの場所に店を構える明治40年創業の老舗「茅場町 長寿庵」でお蕎麦をいただきましょう。国内産の最高級そば粉を使った手打ち蕎麦は、風味豊かで歯切れと喉越しがよいと評判です。
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さっくりと揚がった天ぷらがフォトジェニックな「天せいろ 1,550円」がおすすめです。身のしまった美味しい海老天を楽しみに通う常連客も多いのだとか。
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茅場町交差点のほどちかく、螺旋階段をおりた地下にあるお店です。
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- 住所
- 東京都中央区日本橋茅場町1-9-4
- 電話番号
- 03-3666-1971
- 営業時間
- [月~金]
11:00~15:00
17:00~21:00(LO20:45)
[土]
11:00~15:00
17:00〜20:00
※テイクアウトはじめました!(詳細はメニューページへ)
- 定休日
- 日・第三土曜・祝日
- 平均予算
- [夜]¥1,000~¥1,999 [昼]¥1,000~¥1,999
最終更新日:2021.3.1
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かつて霊岸島と呼ばれた中洲と茅場町をつなぐ「霊岸橋」
老舗ランチを堪能したら、さっそく橋を巡るお散歩へ。永代通りを2分ほど歩いたところにある「霊岸橋」は、日本橋川につながる亀島川に架かる橋で、茅場町と新川と呼ばれる地区を結んでいます。中洲である新川は江戸時代に霊岸島と呼ばれていたため、「霊岸橋」という名前が付けられたと言われています。
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ゆったりとした時間が流れる霊岸橋は、丸くくり抜かれた意匠が施された親柱が特徴です。
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橋の上からは日本橋川との間に架かる巨大な「日本橋水門」を眺めることができますよ。
江戸時代の海運業の繁栄を伝える「湊橋」
「霊岸橋」を渡って5分ほど歩いたところにある「湊橋」は、新川と箱崎町との間に架けられた橋で、3連アーチが特徴です。
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1679年に架設された「湊橋」。海運業が盛んだった日本橋川の河口「江戸湊」にちなんで名前が付けられたと言われています。日本橋周辺の橋にはめずらしく、上を高速道路が走っていないので見晴らしがいいですよ。
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かや商人が多く居たことにちなんで名付けられた「茅場橋」
ここからは日本橋川に沿って歩きます。「湊橋」から徒歩6分の場所に架かるのは、緑色の橋げたが美しい「茅場橋」です。この地域にはかつて”かや”商人が多かったことから名付けられました。
「茅場橋」の欄干は、かつて盛んだった「川渡し」がモチーフとなっています。
橋の両側には児童公園があり、季節の草花を楽しむことができますよ。橋の上からは、次に目指す「鎧橋」を眺めることができるので、ここからの写真撮影もおすすめです。
源頼義が鎧を投げ入れ天災を沈めたとされる「鎧橋」
「茅場橋」から徒歩2分ほどの場所にある「鎧橋」。その名前の由来には、奥州討伐に赴く源頼義がこの地で見舞われた暴風雨をおさめるために自分の鎧を川へ投げ入れたという説があります。
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欄干が普通の橋よりも低く作られている「鎧橋」は、2種類の石を使った重厚感のある佇まいが特徴です。
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この一帯は、江戸時代まで続いていた渡船「鎧の渡し」で有名な場所。右岸上流側には碑が建てられていて、歴史を学ぶことができます。
交通の要! 江戸橋ジャンクション下に架かる「江戸橋」
5分ほど歩いたところにある「江戸橋」の初代は1631年に架けられました。現在の橋は関東大震災後の復興事業として1927年に再建されたものです。
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東京の交通の要所として片側4〜5車線ある昭和通りの大きな橋なので、歩行エリアも広々としています。上には首都高の江戸橋ジャンクションがあり活気がありますよ。
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国道の出発点となる一番の観光名所「日本橋」
いよいよ次に向かうのは、国道発祥の地である「日本橋」。1603年に初代の橋が架けられ、江戸の中心地として多くの人が行き交いました。現在の橋は、なんと20代目です。
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橋の入り口では、東京市の紋章を持つ獅子像が迎えてくれます。この橋の両端以外にも、日本橋の街の中には、32頭(8×4(ハシ=橋)=32)の獅子が隠れていると言われています。
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伝説の生き物である麒麟に翼が生えた、日本橋の名物とも言える麒麟像には、”日本橋から飛び立つ”という想いが託されています。また、6基ある柱には松と榎の美しい紋様が施され、フォトスポットとしても人気。日本の美が詰め込まれたすばらしいこの橋は、明治・大正時代に活躍した建築家の妻木頼黄(つまきよりなか)さんの代表作です。
時間があればクルーズも楽しんじゃおう!
「日本橋」のすぐそばにある「日本橋船着場」からは、さまざまなコースを巡るクルーズ船が出航しています。当日予約が可能な船もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。橋を下から眺めたり、いつもとは違った景色を楽しめますよ。
大正時代に架けられた「西河岸橋」
「日本橋」から徒歩2分、すぐ近くに架かる「西河岸橋」は、初代は明治に架設され、現在の橋も大正時代に架けられた歴史ある橋です。
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交通量も少なくゆったりと渡れる「西河岸橋」。レンガ造りの橋脚は、レトロで重厚感たっぷりです。
橋の上からは、先ほど渡った「日本橋」を望むことができるので、ここから写真を撮るのもおすすめです。
都内最古の親柱が残る「一石橋」
「西河岸橋」から徒歩4分ほどの場所に架かるのは、有形文化財建造物に指定されている「一石橋」。鉄骨コンクリートを用いて花崗岩張りを施した「一石橋」は、シンプルながらもモダンな雰囲気です。
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関東大震災でも壊れなかったという都内最古の親柱が有名。全面改修後に1本だけ残された親柱を間近で見ることができますよ。
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江戸時代、人通りが多いこの界隈では迷子が頻発し、それを防ぐために建てられたのがこの「一石橋迷子しらせ石標(いちこくばし まよいご しらせ いししるべ)」。迷子が出たらここに張り出して探すという江戸時代の人々の知恵を感じさせる場所です。
「日本橋」よりも歴史の古い「常盤橋」
最後に向かうのは、「一石橋」から徒歩2分ほどの場所にある「常盤橋」。1590年に架けられた「日本橋」よりも古い歴史を持つこの橋は、三代将軍の徳川家光の頃までは「大橋」や「浅草口橋」といった名前で呼ばれていました。
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重厚感のある石造りの橋は道幅が広く交通量が多いため、一見すると橋とは気づかないほど。歴史を感じさせる円形の親柱が特徴です。東日本大震災の際に変形してしまい修復工事を行ってきましたが、2018年春に終了予定。
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三越前駅や東京駅が近いので、ショッピングやディナーを楽しんでから帰りましょう。
カメラを片手に日本橋を歩く、風情たっぷりな休日を!
いかがでしたか? 江戸の中心地だった日本橋エリアには、歴史的な建造物がたくさんあります。そのなかでも「橋」に注目して歩いてみると、新たな発見がありますよ。フォトスポット満載なお散歩コースへ、ぜひ出かけてみてくださいね!