孤高の書家の生きざま、エッセンスを感じる「相田みつを美術館」へ
「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる」など、数々の名句とともに味わい深い書を生み出してきた、相田みつをの美術館です。長い間、地元の栃木県足利で地道に制作に励んできた彼の人となりを伝える映像やアトリエの再現など、作品のみならず“人間・相田みつを”に迫る構成になっています。
なにげない一言が胸に刺さるのは、彼の人生経験からにじみ出る言葉だからこそ。彼の言葉との出合いが、心に栄養を補給してくれそうです。
A相田みつを美術館
- 住所
- 東京都千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラム B1F
- 電話番号
- 03-6212-3200
- 営業時間
- 10:00~17:30(入館は17:00まで)
- 定休日
- 月曜(祝休日の場合は開館・振替休日なし)
- 平均予算
- 一般・大学生800円、中・高校生・70歳以上500円、小学生200円
大きな地図で見る
老舗画廊「日動画廊本店」のコレクションは、一見の価値あり
風格漂う入り口のこちらは1928(昭和3)年に創業した、日本でも歴史あるギャラリー。油彩、彫刻、版画を中心に数百名もの作家の作品を取り扱っています。1942(昭和17)年には熊谷守一や藤田嗣治の画集を出版するなどして、日本の画壇の牽引役を果たしてきました。今も数多くのカタログや大型画集などを出版し、その動向はコレクターに注目されています。

特に日本画のコレクションは目を見張るものがあり、例えば「桜」「富士」を主題にした作品展など、テーマに即して構成されたコレクションは見応えありますよ。

大きな地図で見る
世界各国のミュージアムグッズが多数「メゾン・デ・ ミュゼ・デュ・モンド」
「世界のアートとデザインを暮らしに」をテーマに、各国の名だたるミュージアムのグッズを集めています。また、地下1階にはアート関連の書がそろうライブラリがあって、過去の展覧会のカタログをはじめ、貴重な資料に無料で触れることができます。好きな作家の資料と出合えると、時間が経つのを忘れてしまいそう。アートに関する知識が豊富なスタッフの方も、とても親切に対応してくれます。定期的に企画展も行われているので、訪れるたびに発見がありそうです。


ルーヴル美術館所蔵「サモトラケのニケ」のオブジェなどのミュージアムグッズも。

このときは屏風を特集していて、日々の暮らしに美を求めてきた日本人の感性に触れられる構成になっていました。ミニチュアの屏風は購入可。企画展に合わせ、持ち帰って楽しむアートにもこだわっています。度々訪れれば、きっと他にはないアートグッズとの出合いがありそうです。
大きな地図で見る
岡本太郎のパワーを浴びられる、銀座に潜むパワースポット「若い時計台」
銀座のど真ん中にある、小さくも存在感のある数寄屋橋公園。ここでひと際存在感を放っているのが、岡本太郎の作品です。ひと目でそれとわかるオブジェからは、にょきにょきと角が生え、眺めていると元気がもらえそう。

顔の部分が時計の文字盤になっていて、夜には光を放つんです。岡本太郎が「情熱をほとばしらせて生きるべき人間の本来の姿、若々しく、のびきった姿をうちだした」というその佇まいは、圧巻の一言です。
大きな地図で見る
お茶しながら、若手作家の作品を味わえる贅沢なカフェ「ART FOR THOUGHT」
イラストから書、陶芸まで、若手作家に着目して紹介しているギャラリーに併設されたカフェです。カフェでは、京都の老舗・前田珈琲から仕入れた豆を、丁寧にハンドドリップした「ブレンドコーヒー 520円」を提供。「自家製チョコレート3種 540円」と一緒に味わえば、極上のくつろぎタイムを約束してくれます。
18時以降のダイニングタイムからは、「オリジナル薬膳カレー 1,240円」や「生パスタ 天使の海老のクリームソース 1,780円」といった本格メニューが登場。アートと食の競演を存分に楽しめます。
Eアートフォーソート
- 住所
- 東京都中央区銀座8-10-4 和孝銀座8丁目ビル1F
- 電話番号
- 03-6228-5922
- 営業時間
- Gallery/11:00-17:00 Gallery & Dining/18:00-23:00 (L.O 22:30)
- 定休日
- 日曜・祝日
大きな地図で見る
散歩がてらに味わうアートの醍醐味
難しく構えなくても、街を歩けば、こんなにたくさんの作品に出合えるんですね。それもギャラリーがたくさんある街、銀座ならでは。心のアンテナを張り巡らせて歩けば、もっともっと素敵なアートが見つかりそうです。
この記事で紹介したスポット
