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古きよきジェントルマンの美学を受け継ぐ、「銀座 トラヤ帽子店」で正統派のおしゃれを。

good mornings

公開日 2018年4月9日

歩行者天国でにぎわう銀座の中央通り。レトロな雰囲気のステキな看板を見つけました。そこは各界トップクラスの紳士もやって来る老舗帽子店「トラヤ帽子店」。まち歩きが楽しくなる春に向けて、とびきりのオシャレの秘訣と帽子選びのコツをお聞きしました。

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明治から大正、昭和初期にかけての日本人男性は、帽子・眼鏡・ステッキが正装だったそうです。そんな古きよきジェントルマンの美学を受け継ぐトラヤ帽子店の総支配人、大瀧 雄二朗さんを訪ねました。
大正6(1917)年の創業時、神田神保町にあった店舗が展開し、今では浅草と銀座にお店を持つトラヤ帽子店。さまざまは歴史を経て、いまの銀座本店が銀座2丁目にできたのは、昭和35(1960)年のことでした。
銀座という場所柄、キャップやハンチングのようなカジュアルタイプだけでなく、クラシカルな形の帽子が所狭しと並ぶ店内。棚の上を見てみると、なんと兎毛のトップハットまで。
「これは主に政治関係の方。大臣になるとシルクハットが必要になりますからね。」 となにげなく語る大瀧さん。会社員が帽子を被る習慣は廃れてしまった今、帽子を使ったおしゃれを楽しむのは、芸術関係や事業主などの個人が多いんだそう。

今風のお店とは一線を画し、昔ながらのファッションを提案するこちらでは、帽子のチョイスからサイズ決め、被り方、お手入れまでの全てをケアしてくれます。

顔が細めの人は、つまみを強めに。カンカン帽なら日本人の頭にも合うようワンサイズ上げて前後を詰める、といったチューニングも。

季節的には、冬はフェルトハットで、春からはパナマハット。
2万円くらいから選ぶことができ、トラヤさんで買ったものは形がくずれても修理を頼むことができます。
ちなみに「パナマハット」という呼び方は、パナマ運河から船で出荷されていた当時にできたもので、てっぺんに線があるのも、帽子のひとつひとつを半分に折って船に乗せて運んでいた事から。南米エクアドルのモンテクリスティという町で手編みされるという最高級のパナマハットは、時には何十万円もする場合があるんだとか。
被り方のコツは、前を深めに、少し傾けて。顔に斜めのラインをつくるのが正統派スタイルです。大人っぽく、引き締まった印象になるよう心がけましょう。

帽子についているリボンは、タキシードの側章(そくしょう)と呼ばれるストライプと同じような意味合いだそう。その時の洋服に合った色を選びます。
着脱するときはブリム(つば)を持って。ダンサーの動作のように押さえると、帽子が手の脂で汚れてしまうんだそう。小さくたたんだり広げれば元に戻る、柔らかい生地で作られたタイプも便利です。紳士たるもの、食事など帽子をはずすタイミングには気をつけたいところ。
「昔から銀座は恋の街でした。人の心は弱いものですが、きちんとした服装はそれを補い、自信をプラスしてくれます。紳士のおしゃれ、帽子がその人を育てるということは確実にあると思いますね。」と、大瀧さん。
一流を知る銀座の老舗の手ほどきで、紳士の風格をまとったファッションを身につけたい方。少しだけお金を貯めて、トラヤ帽子店の門を叩いてみるのはいかがでしょう?

プレゼントで帽子を買いたい人は、ご本人の頭のサイズをメモしてくるのをお忘れなく。
(文:平野美奈)
(撮影:鈴木優太)

トラヤ帽子店 銀座本店

住所
東京都中央区銀座2-6-5
電話番号
03-3535-5201
営業時間
10:30~19:30
定休日
日曜日
最終更新日:2018.4.9
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※紹介されている情報は、記事公開当時の内容となります。
※飲食店情報の平均予算は、食べログの店舗基本情報を引用しています。