ちくわ。 おでかけ情報

車いすユーザーでも誰でも! とにかく美味しい肉とビールと会話のある「BEER WARS TOKYO」

good mornings

公開日 2018年6月7日

小伝馬町駅と馬喰横山駅、どちらからもすぐ近くの静かなビル街。「こんなところにお店が?」と思うような人気がなくてちょっと殺風景な路地に、「BEER WARS TOKYO」はあります。上州豚の炭火焼料理とクラフトビール、そしてお茶目な店主の人柄に、何度も足を運びたくなるお店です。

エリア
日本橋
馬喰町駅
小伝馬町駅
人形町駅
東日本橋駅
カテゴリ
一人で
友達と一緒
グルメ
街を知る
似たようなビルが立ち並ぶ路地を進み、間違えずにお店がある通りまでたどり着いても、なかなか看板が見えません。夜に訪れるとなおさらです。お店の前まで来てやっといくつか「BEER WARS TOKYO」の文字が目に入ります。スプレーで書かれた看板やいくつものビールの空の樽、壁と似た色の扉。少しだけ奥まったマンションの1階にひっそりとあるこのお店は、まるで都心の秘密基地のような雰囲気です。
お店の売りの筆頭はもちろん、店名にもある「ビール」。店主選りすぐりのクラフトビールが、毎日7種類ほど用意されています。ある日のラインナップはこんな感じ。1.周年オリジナルビール、2.シトラ・エクストラペールエール、3.ラグニタス IPA、4.D.B.A、5.雑穀WEIZEN、6.フランダース スタイルレッドエール、7.ベルジャン ストロングエール。
そして二つ目の売りはビールのおつまみ…ではなく、ガッツリ「炭火焼料理」。上州豚を絶妙な焼き加減と味付けでいただくことができます。さらに炭火焼料理以外のサイドメニューも、とにかく美味しいものばかり。
「巣モークポテトサラダ」もリピーターの多い一品。見た目も鳥の巣を模していてフォトジェニック。卵も「巣」に見立てたポテトの素揚げも全部混ぜて食べると、刻んだいぶりがっこの歯ごたえといい、たまりません。ビールもどんどんすすみます。
クラフトビールに詳しくなくても、ビールが苦手な人でも安心。国内外を問わず、様々なスタイルのビールがバランスよくそろっています。アルコール度数、酸味、香りの違いなど、店員さんに聞けば分かりやすく教えてもらえます。
お店の名前の由来を店主の堀木慎太郎さんに聞いてみると、よくある「BEER BAR」にはとどまらないぞ、そんな挑戦的な態度も込めてBARではなくWARにしたというのです。

一般的に「ビアバー」と呼ばれるお店の料理はいわゆる「おつまみ」になるようなスナックやフライなどの軽いメニューが多いですが、このお店では「とにかく美味しい料理を提供したい」ということで、ガッツリ炭火焼のメニューにしたのだとか。開店のタイミングが映画「スター・ウォーズ」の公開間近だったことも、影響があったとかなかったとか…
「ビアバー」を越えたお店をつくるということ。そこには堀木さんの熱い思いがありました。

堀木さんの前職は作業療法士。理学療法士が身体のリハビリを行うのに対し、作業療法士は身体に加えて心のリハビリも行うなど、対象者の日常生活がより過ごしやすくするためのサポートをします。
作業療法士をしていて感じたことは、車いすユーザーが住まいを超えもっと外界の社会に関われるようにするための環境整備が整っていないということ。車いすユーザーが外出するきっかけ作りをしたい。それならば作ってしまえ!ということで、3年間の修行期間を経て、飲食店を始めることにしました。
店づくりの際に車いすユーザーに配慮をした点としては、お店に1つあるお手洗いを「誰でもトイレ」にしたこと。また、お店の入り口にある段差は、知り合いに頼んで特注したという専用のスロープでクリアできるようになっています。「(飲食店がバリアフリーであるために)例え物件の仕様上の問題があったとしても、こうすればクリアできる」そんなメッセージでもあります。
堀木さんは飲食店で働く方を対象に、車いすユーザーの来店者対応の講座をお店で開催することも。また、「車いすで楽しむ日本橋街歩きマップ(仮)」の制作も構想中です。あくまでも堀木さんは車いすユーザーでも生活を楽しめるように、家の外に出かけて行きたいと思えるようにと、日々突き進んでいるのです。その想いは作業療法士時代から変わりません。
店内で目につくお店のロゴや3周年記念のマーク。これらは、なんと全部堀木さんが自ら手がけたもの。また、スポーツ好きで、特に昔バスケをやっていたこともあり、アメリカのプロバスケットボール、NBAの話題ともなると、大盛り上がり。クラフトビールとラガービールの違いなど、話題が豊富で会話も弾みます。
店内にはお客さんからもらったというスターウォーズグッズも。よく見ると目の中にお店の名前が…! 映画もお店も愛されていることが伝わってきます。これからどんなお店にしたいか?という問いには、「食を通して、地域のコミュニケーションスペースになったらいいな」とのこと。
江戸川区育ちで情に厚く、真面目なのに金髪。そんな堀木さんが生み出した、誰でも垣根なく食と会話を楽しめる「BEER WARS TOKYO」。あなたも楽しめる要素がきっとあります♪

(文:山岸道子)
(写真:丸山智衣、一部料理写真を除く)

BEER WARS TOKYO

住所
東京都中央区日本橋大伝馬町12-17 月村マンションNo.30 101
電話番号
03-6661-7319
営業時間
[月・火・木・金] 11:30〜14:30(L.O14:00) 17:30~23:30(L.O22:00) [土・祝] 13:00~22:30(L.O21:30)
定休日
日曜日、水曜日のランチ
平均予算
【夜】¥5,000~¥5,999 【昼】¥1,000~¥1,999
最終更新日:2018.7.10
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※紹介されている情報は、記事公開当時の内容となります。
※飲食店情報の平均予算は、食べログの店舗基本情報を引用しています。