江戸の粋がつまった飴細工の魅力
飴細工は、1700年頃に江戸の街で生まれたと言われています。火鉢の熱で柔らかくした飴を冷めて固まるまでに握りバサミを使っていろいろな形に加工する、迅速かつ繊細な職人芸として江戸の人々の目を楽しませていました。
保存するためのビニール袋などが無かった時代なので、手に取ったらすぐに食べてしまうものだったはず。飴細工は、職人たちの技術がつまった細工を惜しげもなく食す、という江戸の粋が感じられる伝統工芸品だったのでしょう。
日本初! 飴細工の常設店「あめ細工吉原 千駄木 本店」
昔は行商として売り歩かれていた飴細工。東京メトロ千代田線の千駄木駅より徒歩5分ほどのところにある「あめ細工吉原 千駄木本店」は、日本初となる飴細工の専門店です。実演販売をメインとしたお店で、店名を「あめ細工」とひらがな表記にしているのは、子どもたちが読みやすいようにとの思いから。
店内には、色とりどりの可愛らしい飴細工が所狭しと並べられています。実演販売のほか、完成品の飴細工は1,188円~販売しています。お手頃な「ミニ飴細工 756円」は、ちょっとしたギフトにおすすめ。
「あめ細工吉原 千駄木 本店」で楽しめる実演販売
完成品も販売していますが、やはり目の前で作ってくれる実演販売がイチオシです。職人さんの飴細工トークを聞きながら、くるくると形作られていく様子を間近で見ることができます。
メニューから好きなモチーフを選んで色などの希望を伝えると実演開始です。比較的シンプルな「うさぎ 卯 756円」などの動物モチーフから「マーメイド 2,484円」や「プリンセス 2,484円」まで、デザインと価格は幅広いラインナップ。完成までの時間は5分~15分ほどです。
可愛いうさぎのオリジナルキャラクター「あめぴょん 1,080円」は、飴のやわらかい特性を活かして、いろいろなポーズをとらせることができます。 +108円~のオプションで、好きなアイテムを持たせたり、アクセサリーなども追加可能! 自分だけの「あめぴょん」を作ってもらえますよ。
オーダーメイドの飴細工を大切な人にプレゼント!

メニューから選ぶだけではなく、なんと写真を持ち込んで飴細工を作ってもらうオーダーメイドのサービスもあります。動物のほか人物の写真でもOK。予算は5,000円から数万円までの要相談で、納品までには1週間以上かかります。
「ラッピングボックス 162円」に入れれば、そのまま飾ることができます。大切な人にプレゼントしてもいいですね。
自分で飴細工を作っちゃおう! 「あめ細工吉原 谷中店」で飴細工体験
職人ワザを眺めていたら、なんだか自分でもやってみたくてウズウズ・・・そんなあなたは谷中店へ!

千駄木駅の2番出口より徒歩6分ほどのところにある「あめ細工吉原 谷中店」は、飴細工の体験会をメインに行っているお店。うさぎやイルカなどの4種類のモチーフから選んで、飴細工づくりに挑戦できます。10歳以上なら参加可能で、料金は1人3,000円です。

定休日である火・水曜日を除き、体験会は毎日開催しています。説明を受けたら、3個の飴を選んで体験開始! 飴が固くなるまでの3分間で形を作らなければいけないので、難易度はちょっと高め。失敗してしまっても、飴細工の工程を楽しめるのが体験会のいいところです。基本的に予約制ですが、空きがあれば飛び入りでも参加できますよ。
Bあめ細工吉原 谷中店
- 住所
- 東京都台東区谷中3-18-6
- 電話番号
- 03-6677-2688
- 営業時間
- 平日11:30~18:00 土日祝10:00~18:00
- 定休日
- 火・水曜(祝日は営業)
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繊細な工芸品「飴細工」の魅力を体験しよう!
日本伝統の飴細工を見て、作って、味わって、存分に楽しめるお店が「あめ細工吉原」です。食べたらなくなってしまう、江戸の粋が感じられる伝統工芸品「飴細工」の魅力を体験してみませんか? 一人でじっくり楽しむのも、友人と一緒に細工の難しさを実感してみるのもいいですね。
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