歴史ある緑豊かな「新宿御苑」
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「新宿御苑」には3つの門があります。東京メトロ新宿御苑前駅の1番出口、新宿三丁目駅のE5出口、都営地下鉄新宿三丁目駅のC1・C5出口より徒歩5分にあるのが「新宿門」。
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東京メトロ新宿御苑前駅の2番出口より徒歩5分にあるのが「大木戸門」。
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JR千駄ヶ谷駅、都営地下鉄国立競技場駅のA5出口より徒歩5分にあるのは「千駄ヶ谷門」です。江戸時代の藩主内藤家の屋敷跡地に皇室の庭園が造られたのは明治39年(1906年)のこと。現在は国民公園「新宿御苑」として親しまれています。
- 住所
- 東京都新宿区内藤町11
- 電話番号
- 03-3341-1461
- 営業時間
- 9:00~16:30(最終入園16:00)
- 定休日
- 月曜(祝日の場合は翌日休)
- 平均予算
- 高校生以上 500円 子供 無料
最終更新日:2019.6.4
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四季折々の草花と出会える
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園内の広さは58.3ヘクタール、周囲3.5kmという規模の場所に、約1万本の木々が生い茂っています。春には約65種1,000本のサクラが咲き乱れるので、お花見の名所としても有名です。
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四季折々の植物が鑑賞できる貴重な公園である「新宿御苑」は、夏は新緑やアジサイが美しく、秋は紅葉やキクが楽しめて、冬はウメなどを見ることができる場所。それでは早速、園内の各スポットについてご紹介していきます。
見ごろの植物をチェックできる「インフォメーションセンター」
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新宿門の横、入園ゲートの外にあるのは「インフォメーションセンター(アートギャラリー)」です。四季の見どころだけではなく、リアルタイムの植物開花状況や特徴などを教えてくれるので、まずはこちらに立ち寄ってみましょう!
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自然保護活動や、その他環境関連の写真・絵画などアート作品の展示やイベントも開催しています。
居心地の良い喫茶店「カフェはなのき」
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インフォメーションセンター内には「カフェはなのき」という喫茶スペースもあります。店内はカジュアルな雰囲気で、大きな窓から差し込む光が気持ちのいい空間です。
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メニューは「ハンバーグステーキ デミグラスソース(スープ、ミニデザート付き) 720円」などのランチメニューから、休憩にぴったりなお茶やケーキまでそろっています。散策前に腹ごしらえしたり、休憩で立ち寄ったりしてみてくださいね。
- 住所
- 東京都新宿区内藤町11
- 電話番号
- 03-3341-1461
- 営業時間
- 9:00~16:15(L.O.16:00)
- 定休日
- 新宿御苑休園日
- 平均予算
- [昼]~¥999
最終更新日:2021.2.27
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のんびり眺めていたい。情緒あふれる「日本庭園」
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新宿門と千駄ヶ谷門のちょうど真ん中あたりにあるのが「日本庭園」です。こちらは鴨場として作られたものを、昭和のはじめに池泉回遊式の庭園に改装されました。
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季節によってウメやサクラにカエデの紅葉などが楽しめる、魅力あふれるスポットとなっています。
昭和天皇とゆかりのある「旧御凉亭」
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昭和天皇のご成婚記念として昭和2年に創建された「旧御凉亭(きゅうごりょうてい)」も、新宿御苑の見どころのひとつです。歴史を感じる中国南方地方の建築様式を取り入れた中国風建築で、平成16年(2004年)に東京都歴史建造物に指定されています。
優雅なひと時を過ごせる「楽羽亭」
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日本庭園内には「楽羽亭(らくうてい)」という茶室もあります。梅林の中に建っている純日本的な木造の建物内は、格式高く落ち着いた雰囲気。木の香りがただよっていて、ほっと心が休まる空間となっています。
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茶室からは庭園の趣ある景色を眺めることができ、紅葉の季節や新緑の美しい季節などはとくにおすすめです。
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立礼席ではありますが、洗礼された空間で美味しい抹茶と和菓子のセットが700円でいただくことができます。心が落ち着き、一服するのにぴったりの場所なので、歩き回って疲れた時はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
- 住所
- 東京都新宿区内藤町11
- 電話番号
- 03-3341-1461
- 営業時間
- 10:00~16:00
都合により変更あり
- 平均予算
- [昼]~¥999
最終更新日:2021.2.27
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泳ぐカモたちを撮影できる「玉藻池」
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大木戸門から見て少し左手に行ったところにあるのは、内藤家屋敷跡の面影をとどめる庭園「玉藻池」です。
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可愛らしいカモたちが泳ぐ姿が見られる穏やかな「玉藻池」は、人気の撮影スポットでもあります。せわしない毎日から離れて、池を眺めながら何も考えずに時間を過ごしましょ。
ヨーロッパ気分が味わえる「フランス式整形庭園」
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園内の南東側に広がっているのは「フランス式整形庭園」。左右対称に整形された美しい庭園で、特色あふれる花々が咲き誇るバラ花壇が有名です。
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本場ヨーロッパ風の庭園となっているので、ロマンチックな雰囲気が味わえます。
都会のオアシス「イギリス風景式庭園」
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園内の中心よりやや大木戸門よりに位置しているのが「イギリス風景式庭園」。ゆったりと広がる芝生広場と、のびのびと育った巨大な木々が特徴の庭園です。木と木の間から新宿の高層ビル群がのぞく様子は、まるで都会の中のオアシスのよう。
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春にはソメイヨシノとチョウシュウヒザクラ(長州緋桜)が楽しめるので、お花見シーズンにもぜひ訪れてみてくださいね。
オリジナルメニューが魅力的なレストラン「ゆりのき」
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イギリス風景式庭園には「ゆりのき」というレストランもあります。120席ある店内は開放的な雰囲気で、晴れた日は気持ちのいいテラス席もおすすめです。こちらは食券を購入して注文する形式となっています。
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メニューは「内藤とうがらし」をはじめとした新宿御苑ゆかりの食材を用いたものや、環境に優しい視点で考えられたエコ・クッキングメニューなどを展開。「里帰り御膳 1,500円」は、江戸東京野菜の惣菜や味噌汁、自家製シカ肉のハムとスモークサーモンなどが絶品です。
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コーヒーか紅茶が選べる「エコ・オムライスセット 1,000円」は、ハーブソースで広大な芝生を、デミグラスソースで大地をイメージしています。
- 住所
- 東京都新宿区内藤町11
- 電話番号
- 03-3341-1461
- 営業時間
- 9:00~16:15(L.O.16:00)
- 定休日
- 新宿御苑休園日
- 平均予算
- [昼]~¥999
最終更新日:2021.2.27
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洋ランと熱帯植物が観賞できる「新宿御苑大温室」
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大木戸門から見て右手にある、ガラス張りの大きな建物が「新宿御苑大温室」です。平成24年(2012年)にリニューアルオープンしました。
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温室内には「人と熱帯の植物」「熱帯池沼の植物」「熱帯山地の植物」「熱帯低地の植物」「沖縄コーナー」「小笠原コーナー」「乾燥地の植物」など、さまざまなエリアがあります。約2,700種の熱帯植物を栽培、展示するほか、絶滅のおそれがある植物の保護増殖も行っています。
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新宿御苑は日本における本格的な洋ラン栽培の発祥の地でもあり、戦前の古い品種から御苑の独自品種、原種の野生ランの保護栽培などを観賞することができます。めずらしい植物がたくさんあるので、気になる方は立ち寄ってみてくださいね。
- 住所
- 東京都新宿区内藤町
- 営業時間
- 9:30~15:30(閉園 16:00)
最終更新日:2018.5.29
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自然観察が楽しめる「母と子の森」
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新宿門から見て右手にあるのは「母と子の森」。都会に住む子どもたちが自然とふれあい、豊かな感性と自然への関心を育んでほしいという思いから、昭和60年(1985年)に作られた森です。
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身近な木々や草花、昆虫などがたくさんいるスポットで、親子自然観察会が年間を通して行われています。都会の真ん中にあるとは思えないくらい自然豊かなところなので、ぜひ癒されに来てみてくださいね。
見晴らしのいい「芝生広場」
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千駄ヶ谷門から入ってすぐにあるのは子供がのびのび遊べる「芝生広場」。
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春にはたくさんのコヒガン(小彼岸)が見ごろを迎えます。都会の喧騒を忘れてのびのびとリラックスできるスポットです。
思わず写真を撮りたくなる! 魅力的な歴史的建造物の数々
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自然だけではなく歴史的な建物も新宿御苑の見どころのひとつ。先ほど紹介した「旧御凉亭」や「楽羽亭」の他にも、温室の横に位置している「旧洋館御休所(きゅうようかんごきゅうしょ)」があります。天皇や皇族の休憩所として明治29年(1896年)に創建された、洋風木造建築がすてきな建物です。
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新宿門付近にある「旧新宿門衛所」は昭和2年(1927年)に建てられたもの。当時の独特なデザインや、歴史を感じる佇まいがとても魅力的。
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大木戸門付近にある「旧大木戸門衛所」も、同じく昭和2年(1927年)に建てられており、たいへん貴重な建物となっています。
四季折々の自然や建築物を楽しみに「新宿御苑」へ行ってみよう♪
サクラやバラや紅葉などの草木花はもちろん、歴史ある建造物もたくさんある「新宿御苑」は1年中楽しむことができるスポットです。四季折々でさまざまな見どころがあるので、何度でも足を運びたくなりますね。敷地内には、ゆったりくつろげるカフェやレストランもあるので、気軽に家族や友達、恋人と一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。