ちくわ。 おでかけ情報

江東のあの街この街、「alohaloco」の自転車に乗って

good mornings

公開日 2018年7月2日

深川〜清澄白河のあたりを始め、近年にわかに注目を集める江東区。水も緑も美しいエリアをかしこく欲張りに楽しむなら、自転車がおすすめ。それも、サニーでクールな自転車であるときたらとても気分がアガりますよね?

清澄白河駅
森下駅
カテゴリ
デート
一人で
友達と一緒
お散歩
体験・ショッピング
街を知る
個性派ロースタリーが多数揃い、リッチなコーヒー体験を楽しめる清澄白河への注目をきっかけとしてか、江戸以来の歴史情緒が売りの深川から、知る人ぞ知るグルメの名店が点在する森下まで、江東区エリアが抱える各種スポットの良さが昨今改めて見直されています。
それに地域の所々を縦に横に走る小さな川のほとりには、決まって親水公園などの散歩道が設けられていたり、大きな緑のもとでのんびりピクニックを楽しむ人々の様子がさながら「東東京の代々木公園」と言っても良さそうな木場公園といい、江東区では水や緑が身近な存在。

川にかけられた橋から遠くを眺められたり、街全体の道路の幅もややゆったりとしていたり、このエリアは全体として街の景観にどこか余裕があり、落ち着きを感じさせるところが大きな魅力。プライスゼロ円の贅沢です。
だからこそこの界隈では、お目当ての場所をピンポイントに楽しむよりも、複数のスポット同士を結ぶルート上にある親水公園なども織り交ぜ、色々網羅的に見て回るのが断然オススメ。土地も平らなので、移動距離からして徒歩ではなく自転車を使うのが快適でしょう。そんな時にalohaloco(アロハロコ)、なのです。
新大橋と清洲橋の間の隅田川沿い、高い壁を隔てて建物のすぐ裏が隅田川の遊歩道という通な場所にスタジオを構えるalohalocoは、鹿野賢亮(けんすけ)さんが始めた自転車メーカー。オフィスとショールームを兼ねたここでは、ハワイっぽくライトなパステルカラーがトレードマークのオリジナル自転車をはじめ、取り扱い商品の全てが展示されており、販売やレンタサイクルも行っています。
AlohaはHello, またloco(ロコ)はハワイ英語でlocalを発音したもので「地元民」の意、ということで「地元の人よ、こんにちは」という意味のalohaloco。レンタサイクルでも「この自転車に乗って地域の下町的な魅力の数々に出会い、親しんでもらいたい」という思いがこの名に託されています。
色とりどりの、幸せな気分を誘うカラーリングのフレーム。それにこのアロハでハワイな感じの名前を聞くだけで無条件に気分もアガり、自転車を漕ぐ足取りの軽快さも、控えめに言って1.3倍増しです。

自転車以外の取り扱いアイテムで注目したいものもいくつか。かごは、ガーナの職人が作ったという「Asungtaba(アスンタバ)Bike Basket」。軽くて、丈夫で、雨風にも強いという優れものです。また自転車ベルは「dringdring」という可愛い響きのブランドが手がけたもの(dring dring = フランス語で「チリン、チリン」)で、花やポルカドットをあしらったデザインが華やか。その着色もひとつひとつが手作業だそうです。
総じて、軽やかでハッピーなアイテムの数々。なお、その会社名および自転車は、鹿野さんが「ハワイが好きなので」と基本イメージに据えて展開したわけですが、最近では現地のオアフ島でalohalocoを取り扱うお店が登場するという、一種の逆輸入現象が起きています(笑)。
元は外資系金融機関で働いていたという鹿野さん。ディーリングルームで机上のマネーゲームに明け暮れる日々を過ごす中での「どうもリアルな実感に乏しくて、つまらない」という気持ちが、地方の自転車屋の息子として育った彼をその原点へ回帰させることになりました。

「小さい頃から、どこにでもある普通のママチャリを、当時憧れのBMX風にぜんぶ自分の手で改造したりしてたんですけど、自転車はやっぱりそういう根っからの好きなものだった、ということなんですよね」。自転車関連の雑誌社での勤務も経て、より手しごと的な充実を得られる今の道を歩むに至っています。
レンタサイクルは10時の開店以降に借り、18時の閉店までに返却するシステム。わずか500円という格安の設定ですが、利用者がalohalocoの自転車でサイクリングする姿そのものが街ゆく人々に向けた商品の宣伝になる、と見込んでのことです。

清澄白川をはじめ江東エリアを訪れる外国人観光客の数の増加は著しく、そこへSNS上での口コミの効果も重なって、「alohalocoのレンタサイクルで江東区の街々を楽しむ」ことの良さを知ってしまったファンの裾野が広がっているのは、今や目に見えて明らか。毎日のように外国人観光客がここを起点に江東デイトリップを楽しんでいきます。
この日最初にやってきたのはニューヨーカーの男性。「東京はニューヨークに次いで世界で2番目に大好きな街。これまでに何度も来ているけれど、この界隈は今回が初めて。この自転車、カラーといいフレームのフォルムといい、とてもcoolだね」とのことで、近隣のコーヒーロースタリーをいくつかハシゴしたりする模様です。

店頭のラックには、カフェやギャラリー、老舗の名店レストラン、名物商店街といった地域のおすすめスポットが載ったテイクフリーのマップ、チラシ類。それに鹿野さんからも「最近、あの辺にまた新しいお店ができましたよ」とか、「今日は木場公園でビーガングルメの屋台がたくさん出てますよ」なんて、さすが地元の人ならではの情報が得られたり。
街ゆく人の何割かは確実にあなたに目を留めてしまう、そんなカッコ良い自転車をさっそうと乗りこなし、気持ちの良い街並みを、それに素敵なお店も、欲張りにいろいろ見つけてみませんか。
(文:古谷大典)
(写真:丸山智衣)

alohaloco STUDIO(アロハロコ スタジオ)

住所
東京都江東区常盤1-4-10
電話番号
03-6659-5761
営業時間
10:00~18:00
最終更新日:2018.7.18
大きな地図で見る

※紹介されている情報は、記事公開当時の内容となります。
※飲食店情報の平均予算は、食べログの店舗基本情報を引用しています。