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日本橋「華硝」で、触れて体験して知る、本物の江戸切子 ~日本の伝統的ガラス工芸品~

good mornings

公開日 2018年9月1日

結婚祝いや退職祝いに、贈り物として選ばれることも多い江戸切子。普段使いするイメージはあまりないかもしれませんが、いちど日本橋にある江戸切子専門店、「華硝(はなしょう)」に足を運んでみてください♪ こちらで本物の江戸切子に触れてみたら、毎日使いたくなるほど、その虜になるはずです。

エリア
日本橋
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新日本橋駅から徒歩5分、三越前駅から徒歩7分。昭和通り沿いの「小津和紙」の角を曲がると、白いモダンな建物が。店舗入り口に置いてある「江戸切子」の看板が目印の華硝(はなしょう)です。
店内に入ると、そこはまるでガラスの美術館のよう。真っ白な壁に、江戸切子模様の壁、レトロでおしゃれな柱。そしてキラキラと色とりどりに輝く江戸切子が並ぶ様子は、見ているだけで心が晴れ晴れとしてくるほど。
華硝は亀戸で70年つづく工房から発展してできたお店。ここ日本橋店は2号店です。「日本的な美しさと面白さ」の発信の場として2016年にオープンしました。

江戸切子とはそもそもどんなものなのでしょうか。2代目熊倉隆一氏の長女にして華硝の取締役、熊倉千砂都(ちさと)さんにお話しを伺いました。
江戸切子は、江戸時代末期に日本橋で生まれたと言われているガラス工芸品で、まさにこの店舗がある日本橋大伝馬町あたりが発祥という説もあるのだとか。
江戸切子の作業工程のメインは、削ること。絶妙な力の入れ加減、リズムの良さなどがあってはじめてあの江戸文化を象徴する模様ができるとのことで、相当の鍛錬が必須です。加えて、華硝では磨きまで手作業なのが特徴的です。
華硝の江戸切子は、とにかくスタイリッシュ。オリジナル模様の繊細さ、ガラスのグラデーションの色合い、その美しさはため息がでるほど。亀戸の工房にいる職人や店舗の店員、そして来店者の年齢層が比較的若い、というのも納得の、現代にも充分に通じる感性を感じさせます。

華硝には多くの独自商品も。たとえば、日本橋店限定のおちょこ。一見、普通におしゃれなストライプ模様ですが、底をのぞいてみると…まったく別の模様が…!「見えない場所にこだわるのが粋」とされた江戸っ子の美学がこんなところにもよく表れています。
「こめつなぎ」など、模様自体がオリジナルなものも。1粒1粒、まるで本物の米粒のような模様はお見事の一言です! また、直接手に持つとその手触りの滑らかさと凹凸の感触がとても心地よく、つい「お点前」で茶碗を回す時のように、回してしまいたくなります。
創業100年を超える日本橋の老舗とのコラボ商品もあります。浴衣と手ぬぐいのお店、戸田屋商店とは、華硝のオリジナルの紋様をモチーフにした手ぬぐい。扇子の伊場仙とは、その戸田屋商店とのコラボ手ぬぐいを使った扇子。そして和紙の榛原とも、華硝オリジナル紋様が美しい一筆箋。日本橋の一流の商品 × 江戸切子の模様、贅沢です!
戸田屋商店の例で言えば、オリジナル手ぬぐいは複数の紋様をパッチワークのようにつなげていますが、そのデザインからできあがった商品も。1つのおちょこに2つの模様…! なんともおしゃれじゃありませんか?

オープン以降、約2年間という短い期間でこのように地元のお店とのコラボを実現させてしまうなんて…華硝には、簡単には真似のできない技術やセンスのみならず、街の人をも動かす魅力と推進力があるようです。
千砂都さんの胸元にも光るペンダント、実はこれも商品です。ペンダント用に小さくカットしたガラスに繊細な紋様が入っているのですが、このカットの技術を持つ2代目のみが作れる一点ものなのだとか。江戸切子をアクセサリーにしてしまうこの発想、お見事!
21世紀の今になってもなお江戸切子を進化させ、新しいものを産み出し続けている華硝。その根底にはどのような想いがあるのでしょうか?

「伝統工芸の江戸切子の技術を守りたい、魅力を伝えたい。そのためにまずはお客様が欲しいものは何か?ということを考えています。感性は時代とともに変わるもの。だから現代の人々の感性に響くものを常に試行錯誤しているんです」。
実は日本橋店では「江戸切子体験(1回5,000円)」、亀戸の本店では江戸切子スクールを開催しています。この取組みも、「お客様のリクエストがあったからはじめた」のだとか。徹底的に顧客目線で考え、チャレンジングな姿勢を貫くお店であることが伺えます。

ちなみに体験はかなり予約が取りづらいほどの大人気。事前にお店への確認を、どうぞお忘れなく。
華硝の次のチャレンジはどのようなものなのか? 今後の取組みからも目が離せません。なにはともあれ、店舗に足を運び、「本物の美しさ」に触れてみてください! あなたの感性に、きっと響くものがあるはずです♪

(文:山岸道子)
(写真:丸山智衣)

華硝 日本橋店

住所
東京都中央区日本橋本町3-6-5
電話番号
03-6661-2781
営業時間
平日 10:30~18:00 土・日・祝 11:30~17:00
定休日
月曜費(祝日の場合は翌火曜)
最終更新日:2017.12.26
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※紹介されている情報は、記事公開当時の内容となります。
※飲食店情報の平均予算は、食べログの店舗基本情報を引用しています。

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