ちくわ。 おでかけ情報

ハイカラな西洋文化の香りをまとう、「銀座煉瓦街」の面影を求めて

ちくわ。編集部

公開日 2018年10月30日

ハイカラな文化が集まる銀座は、今も昔も人々を惹きつけてやみません。そんな街へと発展を遂げた要因のひとつが赤煉瓦。文明開化直後に造られた優美でクラシカルな街並みは、みなの憧憬となりました。かつての面影を探して、銀座界隈を探訪してみましょう。

有楽町駅
銀座駅
銀座一丁目駅
カテゴリ
デート
友達と一緒
街を知る

明治初期、人々が度肝を抜かれた西洋の街並みが銀座に。歴史を伝える「金春通り煉瓦遺構の碑」

明治維新直後、日本で2つしか造られなかった煉瓦街。丸の内とともに、貴重な姿を今にとどめているのが銀座です。設計者はトーマス・ジェイムス・ウォートルスという英国人で、1872年(明治5)から、10年の歳月をかけてフランス積みの建物で街を形造りました。
出典: フォートラベル

現在、その記憶を伝えているのがこの記念碑です。金春通りのある銀座8丁目で、赤煉瓦が発掘されたことを機に、ゆかりの地に立っています。煉瓦に触れて、その質感も味わってみて。
出典: フォートラベル

金春通り煉瓦遺構の碑

住所
東京都中央区銀座8-7
最終更新日:2018.8.28
大きな地図で見る

西洋の門扉、アーチなど、随所に西洋をちりばめた「中央区立泰明小学校」

1878年(明治11)の開校当初は赤煉瓦造りの校舎でしたが、関東大震災で全焼。その後は鉄筋コンクリートで再建されています。
出典: フォートラベル

とはいえ、南フランスの貴族の館で使用されていた門扉、アーチを描く窓など、洒落た西洋の息吹はそこそこに。

ちなみに、初期の卒業生には、北村透谷や島崎藤村が名を連ねています。

中央区立 泰明小学校

住所
東京都中央区銀座5-1-13
最終更新日:2018.3.8
大きな地図で見る

煉瓦の名前を冠った、洋食事始め的老舗「煉瓦亭」

出典: 食べログ

外壁に煉瓦をあしらったレストランは、創業1895年(明治28)。建て替えられてはいますが、年代もののレジスターなど、今なお、昔ながらの風情をまとっています。
出典: 食べログ

池波正太郎など、数々の著名人を虜にしてきた洋食の数々。まだ、西洋料理しかなかった時代に、「パンではなく、お米と食べたい!」という客の要望に応えて、ご飯に合うように創意工夫を重ねたと伝わります。カツレツにキャベツを添えた現在のトンカツ、それに、エビフライ、カキフライなど、考案した洋食は枚挙にいとまがありません。
出典: 食べログ

また、オムライスはまかない料理から誕生した一品とか。人々が愛し続けてきた料理は、昔も今もハイカラで、心ときめく味わいです。

煉瓦亭(レンガテイ)

住所
東京都中央区銀座3-5-16
電話番号
03-3561-7258
営業時間
11:15~15:00(L.O.14:15) 16:40~21:00(L.O.20:30)【土曜・祝日 ~20:45(L.O.20:00)】
定休日
日曜日
平均予算
【夜】¥2,000~¥2,999 【昼】¥1,000~¥1,999
最終更新日:2018.7.26
大きな地図で見る

昭和の名カフェ「トリコロール本店」で、煉瓦の風合いに包まれて優雅な時間を。

出典: 食べログ

植栽の緑が煉瓦造りの建物に映え、温もりと優雅さを兼ね揃えた銀座の名喫茶です。1936年(昭和11)の創業で、赤いベロアが張られた椅子が並び、ふかふかの絨毯、木製の調度品でしつらえられ、風合いを醸す煉瓦の壁とともに、クラシカルな風情を漂わせています。
出典: 食べログ

昔から変わらないのが、ネルドリップで淹れる香り高きコーヒー。また、カフェ・オ・レも人気で、濃いめのコーヒーとミルク、二つのポットから、目の前にカップに注ぎ入れる様には、思わず歓声が上がります。
出典: 食べログ

アップルパイなど、手作りのケーキも魅力。なかでも、注文後にクリームを詰め、チョコレートで仕上げるエクレアは、戦前からの看板スイーツです。
出典: 食べログ

トリコロール 本店

住所
東京都中央区銀座5-9-17
電話番号
03-3571-1811
営業時間
[月~金] 8:00~20:30(L.O.20:00) [土・日・祝] 8:00~21:00
定休日
無休
平均予算
¥1,000~¥1,999
最終更新日:2017.9.28
大きな地図で見る

高架橋のアーチを生かした「ガード下」は、都会のオアシス

数寄屋橋交差点からJRの高架下へ。ここにも赤煉瓦の遺構が残っています。
1911年(明治44)に竣工した東京市街線は、アーチが連続する煉瓦積みの高架橋。アーチ部分にお店がすっぽりとおさまり、人々が喉を潤しに吸い込まれていきます。

なかでも「ガード下」と呼ばれる、小さな店が肩寄せ合うアーチ下は名物スポット。戦後より、代を重ねてもつ焼き屋を営み続ける店主によると、アーチ部分は昭和30年代にモルタルで補強され、耐震がなされているとのこと。100年余りたっても現役の赤煉瓦アーチの下で、もつ焼きとビールをいただくのも、なかなかオツです。

ガード下(有楽町駅そば JR高架下)

住所
東京都千代田区有楽町2-1-10
最終更新日:2018.8.28
大きな地図で見る

色香を漂わせる赤煉瓦の質感に魅了される

日本をリードする、ファッショナブルな街・銀座。最新鋭の建物も林立しますが、そのきっかけとなったのが赤煉瓦です。時代を超えてなお魅了されてしまうのは、ひとつひとつ、丁寧に手づくりされ、大切に受け継がれてきたものだからでしょうか。その風合いとともに育まれた文化や精神は、今も街のいたるところで人々の心の礎となっているようです。

この記事で紹介したスポット

スポット情報の詳細はこちら

※紹介されている情報は、記事公開当時の内容となります。
※飲食店情報の平均予算は、食べログの店舗基本情報を引用しています。

同じスポットが紹介されている別の記事