世界的に有名な建築家・丹下健三氏
丹下健三氏は「世界のタンゲ」と呼ばれた日本人建築家です。シンガポールやフランスなど、いち早く世界でも活躍しました。そんな丹下氏の代表作のひとつが今回ご紹介する「東京カテドラル 聖マリア大聖堂」。
「空間と象徴」という問題に取り組み、1964年に設計した建物です。それでは早速、見どころをチェックしていきましょう。
「東京カテドラル 聖マリア大聖堂」のユニークな外観と内観
「東京カテドラル 聖マリア大聖堂」は、江戸川橋駅1a出口より徒歩15分のところにあります。JR山手線の目白駅の近くを通るバスでもアクセスできるので、そちらを利用してもいいですね。
上空から見ると十字架型になるように設計されている外観が特徴。細長く見えますが、建物は地面が近づくに連れて広がっているので、内部は広いというユニークな設計です。
上空から見ると十字架型になるように設計されている外観が特徴。細長く見えますが、建物は地面が近づくに連れて広がっているので、内部は広いというユニークな設計です。
中に入ってみると、コンクリート打ちっぱなしの静かな空間が広がり、教会の神聖な雰囲気に浸ることができます。めずらしい教会建築として世界的に知られていて、外国からの見学者も多数。
美しい音色が奏でられる「パイプオルガン」
教会の楽器として定着しているパイプオルガンですが、「東京カテドラル 聖マリア大聖堂」の後方バルコニーにも設置されています。荘厳な雰囲気で存在感があり、濁りのない美しくクリアな音色です。
コンサートイベントなども定期的に行われているので、興味がある方は事前にチェックしてみてくださいね。
カトリック信者でなくても結婚式が挙げられる!?
「東京カテドラル 聖マリア大聖堂」では、結婚式を挙げることも可能です。幸せな結婚生活を送ってほしいという願いから、カトリック信者ではない方の利用も受け付けています。
飲食・携帯電話の使用・喫煙などの禁止事項や婚礼衣装・写真撮影に関する規定はありますが、素敵な空間での挙式は一生の記念になることでしょう。
他にも見逃せないスポットが多数
東京カテドラルの敷地内には、他にも見どころな場所があります。まずご紹介したいのが「ルルド」です。国際的な巡礼地であるフランスのルルド近郊マッサビエールの洞窟そっくりに作られたもので、マリア像を拝むことができます。
そして聖堂内にある「ピエタ」も有名です。バチカン市国サン・ピエトロ大聖堂にあるミケランジェロの傑作を元に、原像と全く同大のレプリカにしています。ぜひ精巧な造りをじっくり眺めてみてください。
美しく神聖な空間「東京カテドラル 聖マリア大聖堂」へ行ってみよう!
世界から観光客も訪れる「東京カテドラル 聖マリア大聖堂」。有名な建築家の丹下健三氏が設計した建物には見どころがたくさんあるので、友達や恋人と一緒にお散歩や買い物がてら訪れてみてはいかがでしょう。もちろんお一人でゆったり巡るのもおすすめです。お祈りの場所なので、大きな声を出したり、ストロボ撮影をしたりしないように気をつけて、静かなひと時を過ごしてみてください。
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