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カメラを持って、池袋周辺に点在する近代名建築をめぐろう

ちくわ。編集部

公開日 2018年12月28日

にぎやかな繁華街のイメージが強い池袋界隈ですが、実は近代名建築の宝庫。建築の知識がなくても、名建築には思わず「わぁ」と声を上げてしまうほどの美しさがあります。また、写真を撮りたくなるようなフォトジェニックな景色も魅力です。今回は、池袋駅周辺から少し足を延ばして雑司が谷、さらに護国寺までめぐるコースをご紹介します。ぜひカメラを持って名建築を堪能してみませんか。

池袋駅
江戸川橋駅
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お散歩

ガラス張りの幾何学的な建物が目を引く「東京芸術劇場」からスタート!

1990(平成2)年に開館した、池袋駅西口のランドマーク。クラシックやオペラなどが行われるコンサートホールや、演劇などが行われるプレイハウスなどを擁する総合芸術文化施設です。モダニズム建築で著名な芦原義信氏による設計で、入り口が角に位置する幾何学的な外観や全面をガラスで覆われた屋根が目を引きます。
出典: フォートラベル
外観もさることながら、エントランスに一歩足を踏み入れると、5階までが吹き抜けになった巨大空間に驚くことでしょう。壁沿いには2階から5階まで一気に駆け上がることができる長いエスカレーターがあり、ガラス張りのアトリウムを上から眺めることもできます。また、コンサートホールがある5階では、ロビーの天井を絹谷幸二氏によるフレスコ画3点が彩っています。館内を歩くだけでも、建築美やアートを楽しめます。
出典: フォートラベル
出典: フォートラベル
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東京芸術劇場

住所
東京都豊島区西池袋1-8-1
電話番号
03-5391-2111
最終更新日:2018.10.19
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お役所らしからぬ斬新な意匠が目を引く「東京都豊島合同庁舎」

次に押さえたいのが、東京芸術劇場の目の前に建つ「東京都豊島合同庁舎」。都税事務所などが入る施設ですが、お役所とは思えないほどデザイン性に富んでいます。2本の塔や、直線と曲線を組み合わせた斬新なフォルムが印象的。さらに、茶色の土壁と水色の窓ガラスのコントラストも美しく、じっくりと見入ってしまいます。東京芸術劇場が開館した翌年の1991(平成3)年に、大江匡氏の設計で竣工しました。

東京都豊島合同庁舎

住所
東京都豊島区西池袋1-17
最終更新日:2018.11.30
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大正ロマンあふれる名建築「自由学園明日館」で当時の空気を感じよう

静かな住宅街を散策すると現れるモダンな建物が「自由学園明日館」です。1921(大正10)年、“近代建築の巨匠”と称されるアメリカ人のフランク・ロイド・ライトと、その弟子の遠藤新による共同設計で建てられました。コの字型をした左右シンメトリーの建物は、婦人之友社の創始者である羽仁吉一・もと子夫妻が設立した学校「自由学園」の校舎として用いられました。国の重要文化財に指定されている建物は、内部を見学することができます。
出典: フォートラベル
中央棟には、毎朝の礼拝に使われていたという開放的なホールが広がっています。注目すべきは、この建物の顔ともいうべき特徴的な窓。縦スリットが入った五角形に、細かい幾何学模様があしらわれていて、窓から差し込む光が神秘的に感じられます。
出典: フォートラベル

中2階には、当時の学生たちが利用していた食堂もあります。ここでも窓枠やイスなどに幾何学模様が取り入れられ、そのディテールにうっとりしてしまいます。入り口で喫茶付きチケットを購入すれば、洗練された空間でコーヒー(もしくは紅茶)と焼き菓子を味わうこともできますよ。
出典: フォートラベル

自由学園明日館(みょうにちかん)

住所
東京都豊島区西池袋2-31-3
電話番号
03-3971-7535
営業時間
平日10:00~16:00(最終入館は15:30) ※休日見学日は10:00~17:00、第3金曜の夜間見学は18:00~21:00
定休日
月曜(祝日の場合は翌日休)
最終更新日:2018.10.4
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池袋から足を延ばして、明治期に建てられたノスタルジックな「雑司が谷旧宣教師館」へ

自由学園明日館から歩いて約20分、雑司が谷霊園の近くに建つのが「雑司が谷旧宣教師館」。1907(明治40)年にアメリカ人宣教師のマッケーレブが自宅兼布教活動の拠点とするために建てたもので、豊島区内に現存する最も古い近代木造洋風建築です。白い下見板張りの外壁に濃い緑の大きな窓枠という組み合わせが実にハイカラです。
出典: フォートラベル
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靴を脱いで備え付けのスリッパに履き替えると、室内を見学することができます。1階には食堂や居間、2階には寝室や書斎などがあり、マッケーレブの生活ぶりがうかがえます。説明板によれば、各階3部屋ずつがT字形に配置されていることや、各部屋に暖炉が設けられていること、南側にはサンルームとしても使える広縁があることなどが、19世紀後半のアメリカ郊外住宅の典型だそうです。
出典: フォートラベル
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雑司が谷旧宣教師館

住所
東京都豊島区雑司が谷1-25-5
電話番号
03-3985-4081
最終更新日:2018.10.22
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世界的に有名な丹下健三の代表作「カトリック東京カテドラル関口教会」はまるでSFの世界!

雑司が谷からさらに歩くこと約20分。目白通りをはさんで椿山荘の向かいに、異彩を放つ建築物があります。不思議な形をした建物は「カトリック東京カテドラル関口教会」で、世界に名を馳せる建築家・丹下健三氏の設計により、1964(昭和39)年に建設されました。なんと建物そのものが頂部において巨大な十字架を模っていて、半世紀以上も前に建てられたとは思えない斬新なデザインに度肝を抜かれます。
教会内では、まるでSF映画に迷い込んだような別世界が待ち受けます。ピラミッド形の高い天井が目の前に広がり、天井に設えられたトップライトから光が降り注ぐ様子は、まさに荘厳の一言。さらに振り返ると、重厚感のある巨大なパイプオルガンも目に飛び込んできます。その圧倒的なスケール感はさすが。“世界のタンゲ”の代表作と言われるのもうなずけます。教会内は特別な式やイベントが行われている場合を除いて、ミサなども見学できます。
出典: フォートラベル

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カトリック東京カテドラル関口教会(東京カテドラル 聖マリア大聖堂)

住所
東京都文京区関口3-16-15
電話番号
03-3945-0126
最終更新日:2018.10.10
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時代を越えて今なお人々の心に響く近代名建築の魅力を味わおう

時代をときめく建築家が手掛けた名建築は、どこを切り取っても画になるすばらしさがありました。古くて新しい、まさにそんな言葉がぴったりです。その時代の歴史や雰囲気を感じ取りながら、近代建築の世界を味わってみてくださいね。

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