味わいは言わずもがな、居心地も良好なカフェ時間があって、チーズやパンそのほか食の楽しみも次第に充実してきて、文化的なエリアとして着実に開花の一途をたどる清澄白河。
ここへきて、11月に登場したお店・oimo lab.(オイモラボ)は「焼きいも」という変化球でもって、街をまた一歩豊かにしてくれています。
ここへきて、11月に登場したお店・oimo lab.(オイモラボ)は「焼きいも」という変化球でもって、街をまた一歩豊かにしてくれています。


木場公園にもほど近い路地に立つそのお店は、カウンター4席ほど。内装もティーンの女の子がこぞって立ち寄る原宿のクレープ屋のよう。
ここで、どうにも垢抜けないイメージがついてまわる「イモ」のイメージから解き放たれつつ、ガーリーなあなたでも心おきなく焼きいもをテイクアウトで、またはイートインでも、頬ばり楽しめる、というわけです。
その焼きいものポテンシャルを最大限に味わいたいなら、ぜひこの「プレミアムシルクスイート」を。高性能エスプレッソマシンで供されるコーヒーとの組み合わせも、意外に合う合う。
清澄白河的・おいものある暮らし、を体験する意味でもやはりコレです。
ここで、どうにも垢抜けないイメージがついてまわる「イモ」のイメージから解き放たれつつ、ガーリーなあなたでも心おきなく焼きいもをテイクアウトで、またはイートインでも、頬ばり楽しめる、というわけです。
その焼きいものポテンシャルを最大限に味わいたいなら、ぜひこの「プレミアムシルクスイート」を。高性能エスプレッソマシンで供されるコーヒーとの組み合わせも、意外に合う合う。
清澄白河的・おいものある暮らし、を体験する意味でもやはりコレです。

ガツンと甘さがやってくるのとは違って、その口あたりはあくまで優しく、食感もしっとりなめらか。そしてゲフッとならないライトな腹持ち。
かつて流行った「安納芋」・「べにはるか」のホクホク・ねっとり路線とは一線を画すこの上品さが、シルクスイート、中でもこのお店が「プレミアムシルクスイート」と呼んで区別しているものの特徴です。
かつて流行った「安納芋」・「べにはるか」のホクホク・ねっとり路線とは一線を画すこの上品さが、シルクスイート、中でもこのお店が「プレミアムシルクスイート」と呼んで区別しているものの特徴です。

プレミアム、とあえてこのお店が別扱いにしているおいもは、さつまいも業界内でもすこぶる評判の高いシルクスイートを作ってみせる茨城県鉾田市の生産者・國井(くにい)さんが手塩にかけて育てたもの。都内でもここだけでしか食べられません。
収穫後そのまま出荷するのではなく、ひと月の間、温度と湿度を一定に保ちつつ寝かせてようやっと完成。こうすることででんぷんが糖に変わり、甘さもいい具合に増すのだそうです。
収穫後そのまま出荷するのではなく、ひと月の間、温度と湿度を一定に保ちつつ寝かせてようやっと完成。こうすることででんぷんが糖に変わり、甘さもいい具合に増すのだそうです。

調理は、店内奥のスチームコンベクションオーブンで。低温でじっくり焼き上げ、おいも全体に熱がくまなく伝わったのち、フタを開ければ蒸気が舞い上がること、こんもり。焼きムラもなく、ほどよくお熱い焼きいもの出来上がりです。


ラボと称するだけに、お店では焼きいも以外の美味しい食べ方も開発・提案されているのですが、その第一弾がこの「やきいもプリン」。
さつまいもらしい繊維質が感じられる、硬めの舌触り。底のカラメルの苦味もちょうど良いアクセント。プレーンと抹茶フレーバーのついた2種が目下展開中です。
さつまいもらしい繊維質が感じられる、硬めの舌触り。底のカラメルの苦味もちょうど良いアクセント。プレーンと抹茶フレーバーのついた2種が目下展開中です。

店頭すぐ目の前には、このプリンほか、ほしいもや芋けんぴといったその他さつまいも商品も。

ちなみに、お熱い焼きいもをタイミング的にピンポイントで味わいたいというこだわり派のあなたは、ぜひお店のツイッターをフォローしましょう。その日の焼き上がりの時間がわかります。
日本語で「スイートポテト」と言えば、常識的にはあの洋菓子のこと。でもここでいただく焼きいもを体験したなら、自ら辞書を書き換えその名前をこっちに譲ってあげたくなるくらいの、まさしくスイーツなおいもです。
胸にそっと手をやれば聴こえてくる「冬は、やっぱり焼きいも…!」という内なる声。それに正直にしたがい、清澄白河に足を運んでみてはいかがでしょう。特に女性の方。
胸にそっと手をやれば聴こえてくる「冬は、やっぱり焼きいも…!」という内なる声。それに正直にしたがい、清澄白河に足を運んでみてはいかがでしょう。特に女性の方。

(文:古谷大典)
(写真:小島沙緒理)
(写真:小島沙緒理)