日本ならではの四季を愛でる日本庭園「六義園」
JR駒込駅南口より徒歩7分ほどの「六義園」は、「小石川後楽園」と並び江戸の二大庭園に数えられる回遊式築山泉水庭園。水辺と樹木が創り出す大泉水の池畔「出汐湊」からの眺めは、とても美しく見ごたえがあります。
つつじの古木材で作られたあずまや「つつじ茶屋」や、2枚の大岩で支えられた「渡月橋」などの名所がいっぱい。春のしだれ桜、夏のあじさい、秋の紅葉、冬の雪吊りなど、季節ごとの景色も楽しめますよ。入園料は一般300円、65歳以上150円、小学生以下無料です。
【春】草木が芽吹き、しだれ桜が咲き誇るお花見シーズン
「六義園」といえば、しだれ桜が有名です。高さ15メートル・幅20メートルほどの大木で、樹齢は約60年とされています。例年3月下旬から開花し、それに合わせて3月下旬~4月上旬は夜桜を鑑賞できる「しだれ桜と大名庭園のライトアップ」を開催。
他にも、しだれ桜より遅咲きのソメイヨシノ、ツツジ、ミズキ、コブシなどが園内を彩ります。
【秋】しっとりとした風情を楽しめる紅葉シーズン
春のお花見と並び人気を集めているのが、秋の紅葉シーズンです。水辺に配された石や樹木などがしっとりした景観を紡ぎ、日本的な美意識を感じられますよ。
例年11月下旬~12月上旬は「紅葉と大名庭園のライトアップ」を開催。水面に映し出される朱色や黄金色の木々が幻想的な世界に誘います。
【夏・冬】ゆっくり庭園を見てまわれる穴場シーズン
四季折々の自然が楽しめる「六義園」は、ゆっくりと庭園を鑑賞できる秋や冬もおすすめです。夏は大泉水の池畔を散策すれば、くっきりとした緑と水辺の青に癒されるはず。
冬は椿や梅の花などを観賞できますよ。毎年1月2日からの正月開園では、獅子舞やお囃子などのイベントを開催しています。冬の風物詩として名高い「雪吊り」は、雪の重さから枝を守るために縄を張られた様子が美しいですね。
庭園を眺めながら抹茶とお菓子をいただける「吹上茶屋」
大泉水のほとりにある「吹上茶屋」では、庭園を眺めながら一休みできます。
「抹茶セット(上生菓子付) 510円」は、季節の花を表した和菓子が評判です。
四季折々の自然を感じに「六義園」へ出かけよう。
しだれ桜が有名な「六義園」についてご紹介しました。江戸の二大庭園の一つとして名高い「六義園」で、日本の美しい四季を感じるのは素敵なひと時ですね。しだれ桜が咲く春のお花見をはじめ、今年はぜひ四季折々の景色を鑑賞しに訪れてみてください。
B六義園(りくぎえん)
- 住所
- 東京都文京区本駒込6丁目16−3
- 電話番号
- 03-3941-2222
- 営業時間
- 午前9時~午後5時 (入園は午後4時30分まで)
- 定休日
- 年末・年始 (12月29日~翌年1月1日まで)
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