ちくわ。 おでかけ情報

所は渋谷区上原。人知れぬ窪地のお店は、昼もはよから気分上々 | 煮込みとお惣菜スタンド ウエトミ

good mornings

公開日 2019年2月15日

代々木公園駅界隈では珍しいごくカジュアルな雰囲気の中、食べて・飲んで楽しめるウエトミ。上原と富ヶ谷の間にあるこの立ち飲みメインの社交場は早くも昼間からとても楽しそう。

代々木八幡駅
代々木公園駅
カテゴリ
デート
一人で
友達と一緒
グルメ
街を知る
駅で言えば代々木八幡(代々木公園)駅。小田急線の踏切があって、その頭上を走る山手通りがまもなく井の頭通りと交差するあたりは、地理が重層的でとても複雑。

実際の町や通りの位置関係が地図だけではどうにもわからず、それだけにメジャーな通りから一本脇にそれた路地などはノーマークになってしまいがち。
そんなこのエリアに、だからというべきか、近隣の人以外にはあまり知られていない意外なお店もあったりします。

「煮込みとお惣菜スタンド ウエトミ」。得てしてお高くとまったイメージを持たれがちなこの界隈で、昼間からのれん奥に裸電球というこの眺め。見過ごせません。

もしや、いや、まさかね。というふたつの気持ちが混じりつつガラガラと戸を開けてみると、そのお店では既に空気が“出来上がって”いるのです。
白昼堂々そのテンションはアフターファイブそのもの。世間様の目を盗んで、というつもりなどまったくありませんが、楽しくってすいません、なこの場の空気に、営業先に向かう途中のサラリーマンが見かけたら軽くめまいを覚える可能性があります。
クラフトビールや自然派ワイン含め種類さまざまなドリンクを片手に、コの字カウンターで、(仕事終わったかどうかはさておき)いっときこころを解放してあげる時間。気分上々です。

ほどなくしてなんだかぬるめの温泉に浸かっているような気分になってくるのは、ぐつぐつ音を立てる鍋からおいしそうな匂いとともに漂ってくる湯気のせいでもある、のかも。
目の前の鍋のシズりが既に吸引力いっぱいなウエトミ特製のもつ煮込み(食べてやっぱりトロトロもつ!)、それをおつまみの盛り合わせ&お好みのドリンクとともにいただく「ちょい飲みセット」(1,000円、おひとり様限定)は、ちょっと夜ご飯食べ損ねたかも、なんて場合にも重宝するでしょう。
角煮に、しらたきのたらこ和えに、ひじき。これに限らずその都度その都度、家庭的なラインナップが出てくるのでお楽しみに。

正午から夕方4時までの間かぎりで登場するランチ(なんと680円)も、例えばこんな「アジフライ定食」など。お味噌汁がまた、昆布とかつおのだしがしっかりとられたものにつき、すすれば優し懐かしの、しみるような味わい。
その名を裏切らないアットホームな味わいの「おうちカレー定食」もまた美味。地域で働く常連さん同士、ランチタイムに偶然ここで鉢合わせては、こういった定食系メニューを囲んでちょっとだけワイワイやっていくことも少なくないです。
ほろよいで、おいしいのをつつくお客さんとスタッフさんとの間で交わされる「ウマーイ」「うちのつづみさん、最近麻婆豆腐づくりにハマってるからっていうんで、新しくメニューに仲間入りさせてみたやつです、それ。」なんてふとしたやりとりににじむ、妙な垣根のなさ。

スタッフさん同士もまた立場・年齢問わずフラットでピュアな仲間として連携しているというこの学園祭的とも言えるノリが、無用な堅苦しさとは無縁なこの場の空気を作ってくれています。その調子、好き。
店内メニューの短冊のなんてことない絵が、実は旬のクリエイターがノリでさっと気軽に描いたものだったり。趣味の良いいたずらがちらほら見受けられるあたり、このお店のファンの中には、人一倍オモロイのを好む人種も多いようであるのがうかがえます。

「こんなお店、近所にほしい」とは、このお店で初めて過ごした人から聞かれることの少なくない感想ですが、まさしく。
お店へ向かう際は、山手通りの下を通るこのトンネル(この絵。)を目印にすると良いでしょう。ここを道なりにまっすぐ行った突き当たりを左手に曲がれば、ほどなくして見つかるはずです。

(文:古谷大典)
(写真:丸山智衣)

煮込みとお惣菜スタンド ウエトミ

住所
東京都渋谷区上原1-1-21 山口ビル 1F
電話番号
03-5790-9990
営業時間
12:00~22:00(L.O.21:30)
定休日
不定休
平均予算
[夜]¥2,000~¥2,999 [昼]¥2,000~¥2,999
最終更新日:2019.7.21
データ提供:食べログ
大きな地図で見る

※紹介されている情報は、記事公開当時の内容となります。