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ハイカラのなごりが色々。中央区明石町界隈

good mornings

公開日 2019年4月7日

築地のおとなり明石町のあたりは、その昔、外国人居留地に指定されていたエリア。学問や宗教を含めた欧米の様々な文物が率先して導入されたこの界隈ならではの史跡や景観も少なくありません。

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かつて宣教師館だった洋館の趣 / 聖路加国際病院 トイスラー記念館

出典: フォートラベル
建築目線でこの界隈を歩いていて目を引くものといえば、聖路加国際病院の十字架。その真下からすぐ近くにあるこの洋館は、病院の宣教師館として1933年に建てられたもの。今では、病院の設立者であるアメリカの宣教医トイスラーの名前が冠された記念館となっています(中の見学は不可)。

平成になって解体・移築されたものとはいえ、こんな異国情緒ある眺めがこの界隈にあるなんて、意外でしょう。
出典: フォートラベル

病院の十字架自体ももちろん、遠く天高くそびえる感じが壮観。ご立派です…。

聖路加国際病院 トイスラー記念館

住所
東京都中央区明石町10
最終更新日:2019.3.28
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江戸時代、お世話になりました / シーボルト像

出典: フォートラベル
地域きっての大きい公園・あかつき公園の一角には、かのシーボルトの像です。

その名前なら教科書などで目にした覚えがある人もいっぱいいるはずシーボルト先生ですが、そのお姿というと「?」というところでしょう。こんなお顔だったようなのです。なるほどね。

鳴滝塾を設けるなどその主な功績は長崎に関連するシーボルトですが、実は江戸でも短い期間ながら指導にあたったことや、その娘いねがのちにこの地域で産院を開業したこともあり、像が設けられています。

シーボルト胸像

住所
東京都中央区築地7-2 あかつき公園内
最終更新日:2019.3.28
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杉田玄白「解体新書」もここから / 蘭学事始の地

出典: フォートラベル
わかりにくいですが、右側の赤い部分には人体図が描かれています。これ、杉田玄白らがオランダ語の医学書「ターヘル・アナトミア」を日本語訳した「解体新書」を出すときの翻訳作業がこの辺りにあった中津藩のお屋敷でせっせと行われていたそうで、そのことを記念してこんな石碑が建っています。

オランダに限らず、西洋の言語を本格的に日本語翻訳した初の書物だったとのことで、その節は、本当にお疲れ様でした…。

蘭学事始地

住所
東京都中央区明石町11地先
最終更新日:2019.3.28
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アカデミズム系史跡もいくつか / 立教学院発祥の地

出典: フォートラベル
東京六大学の一角を占める立教大学(学校法人立教学院)。その前身にあたる「立教学校」は、1918年に現在の池袋に移転するまではこの地にありました。学校を開いたのは、これまたアメリカの宣教師チャニング・ムーア・ウィリアムズ。明治初期の1874年、聖書と英語を教える機関として、始まったのだそうです。

このほか、明治学院、慶應義塾、女子聖学院などなど同類のモニュメントが点在しており、この界隈にルーツを持つ大学や学校が数多いことを示しています。ここは、西洋の学問が根付いたまちでもあったのですね。

立教学院発祥の地

住所
東京都中央区明石町10
最終更新日:2019.3.28
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ニッチなのキタ! / 指紋研究発祥の地

出典: フォートラベル
この場所に1874年から1886年のあいだ住んでいた英国人宣教師ヘンリー・フォールズは、指紋を世界で初めて科学的に研究した、いわば指紋研究のオリジネーター。

なんでも、この地に滞在している間、日本の「指印」の風習に興味をもったことから研究をはじめたというのです。後年、警察が犯人を特定するのにも指紋が利用されるようになるなど大きな功績を残しています。パチパチ。

指紋研究発祥の地

住所
東京都中央区明石町5−16
最終更新日:2019.3.28
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外交官たちもこの地域に / アメリカ公使館跡

出典: フォートラベル
アメリカ合衆国の公使館も、かつてこの地にあったのです。1859年に麻布の善福寺にいちど設けられた公使館が1874年にこの地に移転され、このとき初めて本格的にその形容を整えたと伝わっています。

当時のアメリカの国章である「盾」、それに星型などが刻まれた小松石の記念碑が残っており、とてもシンボリックなかたちで今にその姿を残しています。
出典: フォートラベル

いいたたずまい。

アメリカ公使館跡

住所
東京都中央区明石町8
最終更新日:2019.3.28
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水際のお店のかたわらに、ぽつり / 運上所跡 (東京税関発祥の地)

出典: フォートラベル
隅田川を背に店を構える料亭「つきじ 治作」の敷地と道路の境目ひっそり設けられているコレ。さりげなくも、実はこれは東京税関のはじまりを示す石碑なのです。

運上所とは税関の前身機関(SINCE1867)。東京にやってくる船舶が立ち寄るのは隅田川だったから、取り締まりを行う運上所があったのもこのあたりということで、なるほどです。
出典: フォートラベル
ちなみちょっと歩いた聖路加国際病院前のバス停には、当時の現場を描いたこんな可愛くコミカルなタイル絵もあったりします。

運上所跡 (東京税関発祥の地)

住所
東京都中央区明石町13-10
最終更新日:2019.3.28
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パルテノン神殿みたいで荘厳 / カトリック築地教会

出典: フォートラベル
円柱が印象的なこの建物はカトリックの教会。やっぱり、居留地ですからね。実は木造モルタルでできているというから驚きです。

明治前期に建てられたものが関東大震災で一度消失してしまったのち、1927年に竣工したこの建物。聖路加病院の近くだったこともあって太平洋戦争の戦災も免れ、見事な姿を今に残しています。
出典: フォートラベル
週末のミサなどの機会に、その内部を訪れることもできます。

カトリック築地教会

住所
東京都中央区明石町5-26
電話番号
03-3541-8185
最終更新日:2019.3.28
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ここは知られざるハイカラゾーン

町名そのものが今ひとつ影の薄い気もする明石町ですが、なにげにハイカラな歴史が豊富なまちです。築地に来たついでにでも、立ち寄ってみては…。

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