清洲橋:そのM字を、スカイツリーとのコンビで。
永代橋ともども、関東大震災後の復興計画とともに1928年に造られた清洲橋。当時のモダン感覚に即したデザイン性の高い形は、今でもやはり良い眺め。
頑丈そうな橋の素材感も近くで見ると興味深いでしょう。また方角の関係で川の上流の方を向けばうまい具合にスカイツリーが立ってくれていて、ナイス。空もツリーもみんなブルーとなっていていいトリオ感を出してくれるのです。
川沿いの遊歩道(隅田川テラス)に出たうえでその姿を遠目に見るのも良いものです。ランナーや犬の散歩をしている人たちに混じりつつ、ふと見上げるとこんな絵になっているなんて、とてもいい時間ではないですか。
また夜のライトアップもお見事です。一本南の隅田川大橋側からは横に平べったいM字と、その真ん中からまっすぐ天へと伸びるようなスカイツリーという構図も。シンメトリックで恍惚の眺め!
大きな地図で見る
永代橋:月島のタワーマンションを借景にして味わう。
代わって永代橋です。隅田川大橋を挟んで清洲橋の南1キロほどのところに位置するこの橋。のんびり隅田川テラス沿いに歩いてアプローチしましょう。次第に見えてくるあの円弧を描いた青い橋です。
永代橋から見た光景。その南側は隅田川の河口部分もだいぶ近づいてきて、水の流れももう少しするとY字路に別れるあたり。向こうに見えるのは月島のタワーマンション群です。
車道を挟んで南側の歩道に立てば、そういった地理的な様子も見通せるでしょう。さほど有名ではないかもだけど、でも決して馬鹿にできない、このとても良い眺め。遊覧船の往来も川風情に拍車をかけてくれます。
なんなら、船に乗り込んでそこからこの辺りの光景を楽しむのだって全然アリですよね。浅草から東京湾クルーズの船に乗り込み、海に向かうなんて、ストーリー性があって良さそう。
そして夜ももちろん映えます。その少し前のトワイライトタイムがいちばんのハイライトかも。特に混雑することもないから、こんな雰囲気ある眺めをいっときココで楽しんでいくのはおすすめです。アーチの盛り上がりに呼応するようなタワーの並び。川上方向に向かって一つ隣の橋・隅田川大橋から見ることができます。
大きな地図で見る
知られざる東京ナイスビュー
こんな具合に、日中も夜も良い眺めがそれぞれに楽しめる清洲橋&永代橋。清澄白河とか水天宮とかの観光ついでに、時間を見計らいつつ、立ち寄る価値が確かにある場所であることがお分かりいただけましたよね?
この記事で紹介したスポット
