まち歩きの拠点は元はお魚屋さんの店舗 / 千住 街の駅
建築に限らず、見て回りたい歴史系スポットがたくさんある北千住。商店街のさなかにあるこの案内所も昔風情の演出がなされていてニクいです。元は魚屋さんの店舗だったのを利用して作られています。
散歩がてら参照にできるマップのほか、足立区の歴史を辿るパネル展示もあるので、ちょっとブレイクがてら、立ち寄ってみては。
散歩がてら参照にできるマップのほか、足立区の歴史を辿るパネル展示もあるので、ちょっとブレイクがてら、立ち寄ってみては。
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宿場町の街道沿いに、商家あり / 横山家住宅
こちらは旧日光街道沿いにある、江戸時代後期の建築。「松屋」を屋号にかかげ、紙漉(す)きに使う紙の問屋を営んだ横山家のお家です。戊辰戦争のときに彰義隊が刀で切った、との説もある傷が柱についていたりします。
中に立ち入ることはできないので、解説を読んで、在りし日の商家の姿を想像するとしましょう…。
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地域のギャラリーになった横山家の土蔵 / 千住宿歴史プチテラス
足立区民による絵画やクラフトなどの展示のほか、合間を縫うように郷土史的な「やっちゃば展」も催される小さな展示施設。
もとは1830年に横山家が建てた土蔵であり、建物内部に入ると当時の木骨土蔵造りのようすが確認できます。休憩スポットとしても。
もとは1830年に横山家が建てた土蔵であり、建物内部に入ると当時の木骨土蔵造りのようすが確認できます。休憩スポットとしても。
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その姿はまさしく王道 / 大黒湯
千住エリアは銭湯が充実。中でもこちら大黒湯は通称「キングオブ銭湯」。なんてったってその眺めが王道すぎるので。外の住民からすれば地域格差を嘆きたくなってもくるこの界隈の銭湯天国ぶりを代表する存在です。
煙突も、脱衣所も、下駄箱も、富士山の絵も、まさしく絵に描いたような銭湯的光景。これぞ、銭湯!! 堂々、銭湯!!
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整形外科の建物が、なんてお江戸風情 / 名倉医院
入り口がこんな江戸風情の長屋門で、びっくり。名倉医院はさかのぼること昔々、1770年ごろから骨つぎを手がけ、その腕前が評判を呼び「骨つぎの名倉」として有名になったという歴史があります。
遠路はるばる日光街道を経てこちらを訪ねる患者も多数いたもよう。
見学は外観のみなので、どうかご注意を…。
遠路はるばる日光街道を経てこちらを訪ねる患者も多数いたもよう。
見学は外観のみなので、どうかご注意を…。
入り口向かって左隣には、こんな蔵とおぼしき建物まであります。手前の駐車場スペースも広くて、一瞬テーマパークにはいるかのような気すらしてくる病院です。すごい。
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こんなクラシカルな洋館が! / 大橋眼科
昔のドイツ風建築の洋館か、と思いきや現役で営まれている眼科です。現存するこれは1982年に建て直されたものですが、その元の建物は1900年代初期にさかのぼることができます。
病院のステレオタイプを書き換えるこの重厚感。文明開化の頃のコスプレで入りたくなってはきませんか。
病院のステレオタイプを書き換えるこの重厚感。文明開化の頃のコスプレで入りたくなってはきませんか。
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「歴史ある…」にとどまらない建物が見もの。
銭湯や病院も含め、現役稼働系のものが多いのが頼もしい限り。千住界隈のグルメ散歩ついでに、ここで紹介したところに立ち寄るのもよさそう。層の厚いまちめぐりが楽しめます。
この記事で紹介したスポット
