一度は訪れてみたい日本酪農発祥の地「酪農のさと」: 南房総市
江戸幕府により現在の千葉県南房総市に開かれた嶺岡牧(みねおかまき)は、日本酪農発祥の地です。徳川吉宗がインド産の白牛を輸入させ、享保13年(1728年)に嶺岡牧で飼育したことが始まりとされています。

そんな南房総市の「酪農のさと」には、酪農について学ぶことができる「酪農資料館」があります。入館は無料で、人と乳牛との関わりの歴史や千葉県で酪農が発達していった歴史についてなどを展示しています。
「酪農のさと」では牧草の斜面でヤギが放し飼いにされていることがあります。白牛舎の見学とあわせて楽しんでみてください。

A酪農のさと
- 住所
- 千葉県南房総市大井686
- 電話番号
- 0470-46-8181
- 営業時間
- 9:30~16:30(最終入園:16:00)
- 定休日
- 毎週月曜日 ※月曜祝日の場合、翌平日
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命の恵みをいただくことを体感する「高秀牧場」: いすみ市
いすみ市にある「高秀牧場」では酪農体験ができます。観光牧場ではないため、リアルな酪農体験ができるのが特徴です。
広大な牧場では、約150頭の乳牛が飼育されています。「乳搾り体験」で、牛乳の元となる「生乳(せいにゅう)」ができる過程を体感してみませんか?
酪農体験は要予約で「参加費 1,500円/1人」です。2時間ほどの体験は通常10時よりスタート。都合により牧場体験ができない日もあるため、まずは問い合わせをしてみてください。
B高秀牧場
- 住所
- 千葉県いすみ市須賀谷1339-1
- 電話番号
- 0470-86-2131
- 営業時間
- チーズ工房・ミルク工房 10:00~17:00(ラストオーダー16:00)
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千葉県の学校給食を支えてきた牛乳工場を見学しよう「フルヤ乳業」: 成田市
成田市にある「フルヤ乳業」では、工場見学ができます。「フルヤ」の牛乳は、原料のほとんどが千葉県内の酪農家で生産された生乳なんですよ。

千葉県内の学校給食でおなじみの「フルヤ」の牛乳。現在、千葉県内約450校の給食で出されているんですよ。

工場見学は要予約です。早めに計画を立てて予約をしてくださいね。
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「新生酪農株式会社千葉工場」の直売所で牛乳の美味しさをトコトン味わう: 長生郡睦沢町
長生郡睦沢町にある「新生酪農株式会社千葉工場」では、「パスチャライズド牛乳」でつくった乳製品を手に入れることができます。パスチャライズド牛乳とは、風味や栄養をできるだけ損なわれないよう最低限の過熱で殺菌処理した牛乳のことです。
「新生酪農株式会社千葉工場」では、牛乳は「いのちを育む食べ物」であるとして、牛乳の処理や乳製品の加工をしています。
知る人ぞ知る小さな売店ですが、お近くに行った際は立ち寄って、牛乳や乳製品を味わってみてくださいね。
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牛乳ベースのスープ「ホワイトガウラ―メン」を「大衆中華ホサナ」で食す!: 袖ケ浦市
袖ケ浦市にある「大衆中華ホサナ」では、牛乳をベースにしたスープで味わうラーメン、元祖「ホワイトガウラーメン」を食べることができます。
「ホワイトガウラーメン」は、袖ケ浦市の特産品である牛乳を使ったグルメをつくろうと試行錯誤の末に生みだされました。現在では、市内数店舗がそれぞれの味を提供しています。
「大衆中華ホサナ」の「ホワイトガウラーメン 660円」は、袖ケ浦市のご当地グルメを競う「袖-1グランプリ」で優勝を果たした逸品です。店名の「ホサナ」とは聖書に出てくる言葉で「祝福あれ!」という意味なのだとか。千葉県の酪農に、日本の酪農文化の未来に、祝福あれ!
今も発展を続けている千葉県の酪農文化
日本における酪農発祥の地であり、今でも酪農がさかんな千葉県は、ここでご紹介した以外にも、酪農に関した観光地や工場、乳製品を使ったお菓子などがあります。酪農発祥の地ならではの魅力を、千葉県で発見してみてくださいね!
この記事で紹介したスポット
