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器から始まる「よい食卓」のインスピレーションがここに | MEALS ARE DELIGHTFUL

good mornings

公開日 2019年7月31日

愛知県瀬戸市の食器メーカー・マルミツポテリ。その東京初出店となるこの施設は全3フロアからなり、器を通して、食事や食卓がもたらしうる喜びを見て食べて感じとることができます。

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施設の名前が“MEALS ARE DELIGHTFUL.”。なるほど確かなひとこと。食事にありつける事自体がそもそもの大いなる喜びでありお楽しみ。おいしさ次第で、気持ちは天井知らず。
55年近い歴史を持つ愛知県瀬戸市の食器メーカー・マルミツポテリ。家庭用、業務用のそれぞれのラインでテーブルウェアの企画・制作/卸売・小売を手がけてきた同社は、90年代以降瀬戸と名古屋でショップやカフェなどを複数展開しており、昨年2月には東京にも拠点を持つに至った。という歩みを見せているのですが、いずれも器そのものにとどまらず、食事そのものを大切にしているのがよく伝わってくるところばかりなのです。

ここ奥渋谷にあるMEALS ARE DELIGHTFULは、食器ほかテーブルウェアを展示・販売する1階「DISHES」、それら器を実際に用いて食事、スイーツ、ドリンクが提供される2階の食堂カフェ「Meals」、そのメニューも含め料理教室が開催される3階「富ヶ谷食事研究所」。そんな構成でいい感じに三重奏しています。

1F DISHES in the shelf

ここにはマルミツポテリが展開する食器ブランド「SOBOKAI」「STUDIO M’(エム)」のふたつのブランドの、器、カトラリー、クロスなどの各種アイテムが並びます。
カラーリングやデザインの大きな方向性は共有しつつ、レストランやホテルといったプロユース仕様の「SOBOKAI」では、一日に何回転も繰り返し使われる業務用ならではの耐久性、持ちやすさ、同一デザインでもサイズ違いのものが細かに用意されているなどの特徴があるというのですが、そんな具合に繊細に異なる両ブランドを見分けてみるのもまた一興。センスも磨かれるはずです。
「STUDIO M’」は家庭で使われていることを考えて作られているため、主張しすぎずほどよい個性が備わったものばかり。日常へ取り入れるハードルは(値段的にも)決して高くないので、思わず気になって手にとってみた一枚のプレートが、家のテーブルを、十八番のあの料理を、どんな感じに見せてくれるか考えてみたくなるところ。

器は、料理を引き立たせるもの。縁の下の力持ちとは言いますが、時としてそれはこんなにも目に優しい場合があるのですね。

2F Meals one soup & three

「one soup & three」ということでここでいただけるのは一汁三菜の家庭的なごはん。それにカフェメニューやドリンク類も。
月替わりの食事メニュー(毎月2種)の献立は、ひと皿ひと皿、身近な食材の組み合わせの妙が生きたものが色々。決して突飛ではないけれど目を留めてしまうものがあるのは器同様です。

1階で目にした様々な食器が、実際に(それもレシピともども二十四節気を踏まえるなどとても練られた上で)本領発揮しているその姿を手に取り、香り、味わうのです。
これは2019年7月のmeal Aの一例。
・レモンとミントのおろしソースハンバーグ
・新ショウガとカボチャのかき揚げ
・エビとゴーヤの冷たい巾着
・人参とグレープフルーツのサラダ
・とうもろこしご飯
・トマトと大葉の味噌汁
・ジンジャーミルクのアイス

ラペの人参にグレープフルーツがさわやかなアクセント! 味噌汁の具にトマトを入れるのもアリなんだ! もうひとつのmeal Bの「スパイスレモンごはん」の味わい! 目からうろこをボロボロ落としながら味わう楽しさといったら、それは格別です。

期間限定スイーツのメニューがまた「マスカットとジャスミンの水まんじゅう(煎茶付)」ときたもので、夏の冷菓の味わいに意外な方向性があるのを、またもおいしく発見するのです。
こういったもろもろが、席からもよく見えるオープンキッチンで作り・届けられるのですが、それは何も特別な調理器具などがあってこそ可能になるようなものではなく「家でも再現可能な、ちょっとした手間で出来ている」とは、キッチンにいる吉里(よしさと)さんの弁。

ちょっとしたコツや手間で野菜のシャキシャキ度がアップしたり、旬の素材の取り入れ方のレパートリーが増やせたり。その敷居は決して家庭から遠く離れた高いところにあるわけではないようです。

3F 富ヶ谷料理研究所

調理実演や器のコーディネート、簡単な盛り付けも体験できる料理教室です。
2階の食事で口にした忘れられないあの味の作り方が学べる機会があると聞けば、ますます興味惹かれるはず。「Mealsのお料理教室」とか、コーディネートと盛り付けの教室「MP ディッシング」ほか、単発モノも含めて色々あります。

盛り付けにあたっては、教室にたくさん展示されている器の中から参加者がお好みで選んだりできるのもマルミツポテリならでは。
1階や2階からもうかがえることですが、器単体や食べることそのものに限らず、準備に始まり皿洗いや片付けまでの一連の営みを「食事」と捉え・見つめるまなざしがマルミツポテリの美点。各種製品のデザインや機能性、味覚、味わいの端々に滲み出るそれを、ぜひここでは感じてみましょう。

誰しも少なからず知るところの「おいしいのたのしい」。その、ひとつの素敵な例として。
(文:古谷大典)
(写真:奥陽子)

MEALS ARE DELIGHTFUL

住所
東京都渋谷区富ヶ谷1丁目17-5
定休日
水曜
最終更新日:2019.7.25
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※紹介されている情報は、記事公開当時の内容となります。