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マドモワゼルは心浮き立つ色やモノがお好き | 人形と百貨 マドモワゼルやぁこ

good mornings

公開日 2019年10月9日

地元・蔵前育ちの女性が営むこちらのお店。この地域では貴重なテイストで満ちたひとつの世界は、小さくもすがすがしいまでにカラフルな眺め。

蔵前駅
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2019年が終わればテン年代も終わり。馬喰町のアガタ竹澤ビルの例しかり、「東京の東側が面白いらしい」とウワサされ始めてはや10年。蔵前も、時代のモードに敏感な各種お店がピンポイントで点在するようすがまちの光景としてごくなじんできた感があります。

クラシカル路線で、主張の控えめな色味がビジュアル的に幅を利かせる店舗空間の顔ぶれの中、文字通り異彩を放っているのが、とあるマドモワゼルが営むこのお店です。
「人形と百貨」というくくりで店内に並ぶのは、踊る原色。ツイギーのミニスカート的な60’sモダンがあって、カラフルでガーリーで時にキッチュで時にサイケな、おもちゃ箱的にぎやかさ。彼女自作のお人形の数々や小さなドール画も多数です。

ファッション系のアクセサリーなどの雑貨もあって、シスター社、ミヨルメント、オランダのキッチュキッチンなど、お気に入りの作家やブランドのものを。古着もワンピースとかベビーサイズのエプロンとか。
中学の頃、アメリカのレトロな着せ替え人形・ブライスをテレビCMで見て一気に好きになったという店主・山下さん。その熱はやがて時代背景的なものにも向けられるなど幅を広げ、デザイン学校時代には人形づくりも手がけるようになり、それら一連のものに対する「好き」が高じて、こんなお店空間を持つまでに。

屋号には、学生時代のあだ名をそのままあてて「やぁこ」と。2012年の暮れのことでした。
それまで手づくり市的なイベントへの出店もたびたびしていたものの、その場限りの小さな展示スペースではどうにも満足できず、それに制作道具や材料も色々膨らんできたし、ということで構えたショップ兼制作空間の場が、地元・蔵前。「単に出不精だったのもある」とはいえ、今やこれほどまでに人気を得ている街を選びとったあたり、やはり嗅覚するどいと言わざるを得ないやぁこさんです。

物件探しでいいなと思った今のこの部屋についても、実は大家さんがおもちゃ問屋さん(それも昭和なつかしいのをいろいろ扱う)だったことにも縁を感じたのだとか。
なお店内のかたわらにふと見つかるこのカバンは、手作り市への出店時代、売りもの一式などを詰め込んで現地へ出向く際に愛用していたというもの。くたびれた風合いがまたちょっと映画的。
BGMのフランス・ギャルの唄声を聴きながら目にするバービーとか、ビンテージの着せ替え服とか。雑多ながらもライトなテイストに包まれた店内ではありますが、「百貨」という言葉を隠れみのに、天狗やインディアンのお面なんかがしれっと紛れていたりあたりには要注意。

なんか、妙に収まりよくって不思議なのですが。
ふぐちょうちんが好きだったりと、田舎のみやげ物屋さん的土着センスも小出しする彼女の趣味がわかるものが他にもあるかもしれないので、店内は隅々までウォッチしてみるのがよいかと思います。

おいしいモノ、たのしいモノをあてにぷらっと訪れて損のない街・蔵前ですが、こんな選択肢もいかがでしょうか。
(文:古谷大典)
(写真:奥陽子)

マドモワゼルやぁこ

住所
東京都台東区蔵前3-13-7
電話番号
03‐5809‐1045
営業時間
12:00~18:00 (summer time) 13:00~19:00
定休日
木曜日
最終更新日:2019.9.30
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