下北沢エリア、ブラジル料理で検索すると、西村フラヴィア先生のブラジル家庭料理がヒットしました。予約すると、教室の2日前に自宅住所の案内が届きます。
そして当日向かうと、日本語で出迎えられ、外国語が話せない身としては、ほっとひと安心。
参加者が揃うと、自家製キャロットケーキと、ブラジルコーヒーやマテ茶をいただきながら、和やかにレクチャーが始まります。
そして当日向かうと、日本語で出迎えられ、外国語が話せない身としては、ほっとひと安心。
参加者が揃うと、自家製キャロットケーキと、ブラジルコーヒーやマテ茶をいただきながら、和やかにレクチャーが始まります。


ブラジル料理のなかでも、先生が「毎日食べても飽きない」と目を輝かすのが、家庭の味、フェイジョンです。フェイジョンとは一般的に豆のことで、ブラジルでは主に白インゲン豆が使われます。これを、炒めたニンニクやベーコンと、とろりと煮たのが「フェイジョン・コン・ベーコン」。通称でこれもフェイジョンと呼び、ごはんにかけて食べます。

「コーヒー農園が多いパラナ州からきました」と、故郷のこと、特産など、先生の話は多岐にわたります。そして、「カシュー(ナッツ)は、フルーツなんですよ。果肉は桃とマンゴーの間の味がします」との話には、一斉に驚きの声が。日本でも、ペースト状態のものがブラジル食材店で手に入るそうですよ。
カルチャー談義も交えつつ、手順を説明すると、いよいよ実習開始です。
カルチャー談義も交えつつ、手順を説明すると、いよいよ実習開始です。


キッチンで先生の手本を見ながら、まずは主菜のビーフ・ア・ロッレ(野菜の牛肉巻き)から。「一つの具材をひと巻きしたら、また具材を置いて」など、コツを聞きながら、交代で実践します。

フライパンで焼いた後、さらにトマトスープをかけ、圧力釜で煮込みます。
他にも、牛乳とバター、塩を加えたマッシュポテトの「プレ・デ・バタタ」、米をニンニク、塩と炒めてから弱火で炊く「ブラジルライス」を仕上げると、ちょうど圧力鍋で煮ていたフェイジョンも完成しました。
他にも、牛乳とバター、塩を加えたマッシュポテトの「プレ・デ・バタタ」、米をニンニク、塩と炒めてから弱火で炊く「ブラジルライス」を仕上げると、ちょうど圧力鍋で煮ていたフェイジョンも完成しました。


右下から時計回りに、フェイジョン、ビーフ・ア・ロッレ、プレ・デ・バタタ、ブラジルライス。

フェイジョンをブラジルライスにかけたスタンダード形です。

「ブラジル人はワンプレート好き」と、先生は皿に全部のせてスマイル。

これは、先生からのサプライズ!
キンジンというブラジル生まれのスイーツです。
キンジンというブラジル生まれのスイーツです。

試食はまずはフェイジョンのプレートから。豆はほっくり、ポテトもなめらか。豆の煮汁や、肉巻きのトマトソースを吸いこんだご飯に、みな恍惚の表情です。

キンジンは、こした卵の黄身に、砂糖、ココナッツを加え、湯煎で焼いたもの。ココナッツフレークの歯触りがよく、甘みが広がります。
子どもたちが顔を覗かせたり、ブラジル音楽やレストランについて語り合ったり。シモキタブラジルでの約3時間ホームステイは、陽気で愉快なひとときでした。