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大人も子供もハマっちゃう!? 日本の伝統工芸「おりがみ」テーマパーク | お茶の水 おりがみ会館

good mornings

公開日 2020年1月13日

おりがみといえば、"子供の頃に遊んだもの"。そんな印象にとどまっている方は必見! 大人になった今、久しぶりに折ってみると実はとっても奥深い遊びだということに気が付けるのです。今回は老若男女問わず楽しめるおりがみ会館の魅力を、余すところなくお届けします。

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学生街でアカデミックな雰囲気をまとう御茶ノ水界隈は、近代教育の発祥の地とも呼ばれている地域。そこに位置する「お茶の水 おりがみ会館」はおりがみをはじめ、和紙や千代紙など日本古来の紙もの文化を見て・遊んで・学べる施設です。
160年の歴史を誇るおりがみ会館の原点は、和紙の染め工場「小林染紙店」でした。のちに、明治の幼児教育の近代化に伴い、世界ではじめて「おりがみ」の製品化を担うことになった当工場。現在でも昔ながらの技術を引き継ぐ和紙工房を営むとともに、伝統工芸としてのおりがみの魅力を発信する施設として運営されています。

館内は6階建て。入館料は無料でもワークショップに参加できたり、作品鑑賞ができたり、おりがみ専門のショップで買い物ができたり、和紙染め工房見学ができたりと見所は満載! 子供から大人まで、「本当にこれが紙!?」と思わず口にしてしまう、驚きの体験が待っています。

- 1階 - エントランスホール・受付

華やかな季節のおりがみ作品が飾られているエントランスホール。入り口すぐ左手には、教室で講師を務める先生たちのサンプル作品が展示されています。中央にある大きなテーブルでは、毎日季節のワークショップも開催。せっかく来館するのであれば、ちょっと折ってみたいという方でも気軽に参加可能です。時間は平日13:30からで、参加の際にはHPや電話、ファックスで予約制。6席限定の早いもの勝ちです!

2020年のねずみ年にちなんで、日本の昔話「ねずみの嫁入り」を題材に作られた髙際牧子先生の作品。

- 中2階 - ギャラリースペース

取材日はちょうど企画展「第三次 切り折り紙の世界展」の会期中。紙を切って折って作るクラフト「切り折り紙」の作品は、思わず息を呑むほど芸術的。

国内外の秀逸な作品を堪能できると評判の展示フロア。展示内容は常時変わります。運が良ければ、著名なおりがみ作家さんに出会えたり、さらには彼らの繊細で華麗な手さばきを目の当たりにできることも。もちろん、この展示スペースも入場無料。紙の果てしない表現力に、目から鱗の連続でしょう。

約300年の歴史を誇る、日本最古の技法といわれる「連鶴」を発展させた童夢さんの︎作品。一枚の紙に切り込みを入れて折ったものとは到底思えない。

- 3階 - ショップ

「自分でも作ってみたい!」と思ったら、3階のショップに立ち寄ってみましょう。おりがみや和紙、紙小物など、2000点以上にものぼる紙アイテムが揃っています。中でもおりがみの品揃えは日本随一で、ここでしか手に入らない商品もあるとのこと。また、折って楽しめるアイテムだけではなく、飾って楽しめる大判の千代紙やタペストリーなども必見です。
ショップの一角では、4代目・小林一夫館長のおりがみデモストレーションに出会えることも。NPO法人「国際折り紙協会」の理事でもあり、おりがみ業界ではカリスマ的存在。御歳78歳でありながら、日々日本各地を飛び回り、おりがみの普及活動に情熱を注いでいます。この日もパワフルに話し続ける傍らで、手元ではあっという間に作品ができるできる! 今でも新しい作品の案は次から次へと生まれてくるそう。「おりがみはリハビリテーションやセラピーの部門でも効果がみられていて、健康にはもってこいの遊び。それでいて簡単で楽しいものなんです」

- 4階 - 染め紙工房

おりがみ会館の原点ともいえる、染め紙工房。扉が開いていれば自由に見学が可能です。160年と続く染め紙作りの貴重な技術を目の当たりにできる、館内でも人気のスポット。染料をつけた平刷毛を和紙へ均一になるように伸ばしていき、染め上げたらT字型の棒「しゅもく」を使って、一枚一枚天井に張られたロープにかけていきます。このロープにかける技術を習得するだけでも、約2年はかかるそう。手間暇かけて作られた和紙は、3階のショップでも購入することができます。

- 5階・6階 - 教室

講師の中には外国人の先生も! (写真提供:おりがみ会館)

初心者からプロを目指す人まで、どんな層でも参加できる教室は休館日を除くほぼ毎日開講。キーワードを紙として内容はさまざま。親子で参加できる簡単なものから、紙人形や和紙アクセサリー、水引、和紙盆栽など、見た人が驚くような上級な作品まで、幅広いテーマに挑戦できます。現在在籍している先生は20名ほど。みなさん経験豊富で、懇切丁寧に教えてくれます。興味のある方はHPで教室の予約をチェックしてみましょう。
「いくつになっても楽しめる会館」をコンセプトに、多彩なおりがみの可能性を発信する、おりがみ会館。日本の伝統文化であるおりがみの発想や技法は、宇宙開発、ファッション、医療分野などでも幅広く活用されています。今やおりがみ愛好家は世界中に存在しており、「ORIGAMI」の7文字は世界の共通言語にもなっているそう。折って楽しい、飾ってうれしい、贈って喜ばれる、そんな多彩なおりがみの魅力をぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。


(文:北居る奈)
(写真:北浦汐見)

おりがみ会館

住所
東京都文京区湯島1-7-14
電話番号
03-3811-4025
営業時間
9:30~18:00
定休日
日曜・祝日
最終更新日:2017.7.10
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※紹介されている情報は、記事公開当時の内容となります。

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