小田原のシンボル「小田原城・小田原城址公園」
JR小田原駅東口から徒歩10分ほどの「小田原城」は、戦国大名の北条氏の居城として歴史に名を残すお城です。
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明治3年に廃城となりましたが、1960年(昭和35年)に江戸時代雛型や設計図を基に現在の天守閣を復興。内部には歴史資料や美術工芸品などが展示されています。展望デッキからは、小田原の街並みを一望することができますよ。
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お城をかこむ小田原城址公園内に2016年にオープンした「常盤木門SAMURAI館」は、甲冑や刀剣などを展示して武具の美術性や武士の精神性を紹介。デジタル映像と音楽で武士の世界観を表現したプロジェクションマッピング「花伐つ鎧」も話題です。
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広々とした園内では、桜、藤、花菖蒲など四季折々の草花を楽しめます。樹齢500年を超える巨木もあり、時の流れを感じさせます。
- 住所
- 神奈川県小田原市城内
- 電話番号
- 0465-22-3818
最終更新日:2020.1.31
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豊臣秀吉の伝説が残る「石垣山一夜城歴史公園」
JR早川駅から関白農道を経て徒歩50分、またはタクシーで10分ほどの石垣山の山頂にある「石垣山一夜城歴史公園」は、かつて豊臣秀吉が小田原攻めの本陣として総石垣の城を築いた場所です。北条氏の戦意を喪失させるために、秀吉が一夜のうちに築城したかのように見せたという「石垣山一夜城」の伝承から名付けられました。
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築きあげられた石垣は、現在も当時の姿を色濃く残しています。歴史の転換期となった舞台をぜひ訪れてみてください。
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源頼朝が挟み撃ちの危機に陥った「石橋山古戦場」
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JR小田原駅から江之浦・湯河原行きのバスに乗り、石橋バス停から徒歩10分ほどの場所にある「石橋山古戦場」は、源頼朝が鎌倉へ向かう途中に大庭景親と伊東祐親の挟み撃ちにあった「石橋山の合戦」の舞台となった場所です。頼朝の300余騎に対し敵は10倍以上の軍勢だったため、頼朝は応戦もむなしく敗走しました。
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近くには頼朝方の先陣をつとめた佐奈田与一を祀る「佐奈田霊社」があります。与一は敵将の俣野景久を組み伏せましたが、痰がからんで敵に打たれてしまったという伝承から、咳や喘息などの霊験があると言われています。
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頼朝が墓参りに訪れたという「与一塚」も探してみてくださいね。
戦国時代の幕開けを告げる「北条早雲像」
JR小田原駅からすぐの西口ロータリーにある「北条早雲公像」も必見です。北条早雲による伊豆討入が戦国時代の開幕を告げる出来事となったといわれており、戦国時代を語るうえで外せない人物です。
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角に松明を付けた牛を率いた戦法「火牛の計(かぎゅうのけい)」で小田原城を奪取した北条早雲。その様子をダイナミックに表現した銅像は、フォトスポットとしても人気です。
おしゃれ横丁にたたずむ「北条氏政・氏照の墓所」
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JR小田原駅東口から徒歩2分ほどの「おしゃれ横丁」は、個性豊かなお店が立ち並ぶ昭和レトロなレンガの小径。その一角には、北条家の第4代当主・氏政と弟の氏照が眠る墓所があります。
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1590年(天正18年)に豊臣秀吉によって小田原城が落城し、氏政と氏照は城下の田村阿安斎邸で自刃しました。その後、墓所は放置されていましたが、関東大震災後に地元の有志によって復興されました。
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現在は「幸せの鈴」を納める場所として人気の観光スポットとなっています。「おしゃれ横丁」の数店舗で鈴が用意されているので、願いを込めて持ち帰りましょう。願いが叶ったら、再び墓所を訪れて奉納してくださいね。
おしゃれなカフェもある「報徳二宮神社」
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JR小田原駅東口から徒歩15分、小田原城の二の丸小峰曲輪の一角にある「報徳二宮神社」は、薪を背負いながら読書する姿で有名な二宮金次郎こと二宮尊徳翁を祀る神社です。
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小田原は二宮金次郎の生誕の地。もちろん境内にも像がありますよ。
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併設の「きんじろうカフェ」では、ラテアートが可愛い「キャラメル カプチーノ 600円」などのドリンクや軽食を提供。散策途中の一休みにぴったりです。
- 住所
- 神奈川県小田原市城内8-10 (小田原城址公園内)
- 電話番号
- 0465-22-2250
最終更新日:2020.1.31
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- 住所
- 神奈川県小田原市城内8-10 小田原城隣接 報徳二宮神社内
- 電話番号
- 0465-23-3246
- 営業時間
- 11:00~16:00
- 平均予算
- [昼]~¥999
最終更新日:2021.3.5
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かつての武家屋敷が立ち並ぶ「西海子小路」
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JR小田原駅から徒歩15分ほどの「西海子小路」は、かつての武家屋敷が立ち並ぶ歴史情緒たっぷりなエリアです。明治から昭和にかけて、北村透谷や尾崎一雄といった多くの文学者が居を構えた場所としても有名です。
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通り沿いにある「小田原文学館」では、小田原にゆかりのある文学者の作品や資料を展示しています。
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この地に暮らした北原白秋が数多くの童謡を小田原で生み出したことから、小田原駅西口からぐるっと小田原の市街地を歩いて「小田原文学館」まで続くおよそ4㎞は白秋の足跡をたどる散歩道として整備されています。駅からあえて遠回りして、のんびり散策してみてくださいね。
- 住所
- 神奈川県小田原市南町2-3-4
- 電話番号
- 0465-22-9881
- 営業時間
- 9時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
- 定休日
- 年末年始(12月28日~1月3日)、臨時休館あり
最終更新日:2020.1.31
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黒田官兵衛の子孫! 黒田長成侯爵の別邸「清閑亭」
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JR小田原駅から徒歩15分ほどの「清閑亭」は、豊臣秀吉に仕えた軍師・黒田官兵衛の子孫で明治から大正時代に活躍した政治家・黒田長成(ながしげ)侯爵の別邸です。1906年(明治39年)に建てられた格式張らない数寄屋(すきや)造りの建物は、国の登録有形文化財。なんと無料で一般公開されています。
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おしゃれな掛け込み天井や透かし彫りの欄間など、各所に贅沢な細工が施されているので、ぜひじっくりと鑑賞してみてください。
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館内に併設の喫茶ルームでは、美しい杉戸絵や庭園を眺めながらひと休みできますよ。「抹茶(おだわら最中付き)600円」やコーヒーなどを味わいながら、優雅ななひとときを過ごしてみませんか?
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- 住所
- 神奈川県小田原市南町1-5-73
- 電話番号
- 0465-22-2834
- 営業時間
- 午前11時00分~午後4時00分
- 定休日
- 毎週火曜日、年末年始(ほかに、臨時休館あり)
最終更新日:2020.1.31
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- 住所
- 神奈川県小田原市南町1-5-73
- 電話番号
- 0465-22-2834
- 営業時間
- 11:00~16:00
- 定休日
- 火曜日
- 平均予算
- [昼]~¥999
最終更新日:2021.3.5
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日曜は庭園を一般公開している山縣有朋の別邸「古稀庵」
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箱根登山線箱根板橋駅から徒歩7分ほどの「古稀庵」は、明治時代に首相、枢密院議長、陸軍元帥を務めた山縣有朋が70歳のときに構えた別邸です。1984年に復元された茅葺屋根の門には、山縣有朋自筆の「古稀庵」の額が飾られています。
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相模湾と箱根山を借景に造られた美しい庭園は、近代日本庭園の傑作と言われています。毎週日曜日の10:00~16:00までは、庭園を入園料100円で一般公開しているので、ぜひ訪れてみてください。
- 住所
- 神奈川県小田原市板橋827
- 営業時間
- 毎週日曜日午前10時〜午後4時
最終更新日:2019.12.26
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初代内閣総理大臣・伊藤博文の別邸跡地「滄浪閣」
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初代の内閣総理大臣を務めた伊藤博文の別邸「滄浪閣」。その跡地が、JR小田原駅から海岸方面へ15分ほど歩いたところにあります。
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起草委員に選ばれた法学博士の穂積陳重、富井雅章、梅謙次郎によって民法が練られたことから、民法発祥の地と言われています。現在は建物はなく私有地となっていますが、伊藤博文の胸像と滄浪閣跡の碑が残っています。所有者のご厚意で見学は可能なので、日本が近代国家として動きはじめた明治時代に思いを馳せてみてはいかがでしょう?
小田原で歴史を感じるスポットを巡ろう!
歴史に名を残す偉人や文化人にゆかりの場所がたくさんある小田原。今回は特におすすめのスポットを厳選してご紹介しました。小田原は歴史好きにはたまらない街と言えますね。ぜひご紹介したスポットを巡って、歴史を肌で感じてみてください。