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休みの日は、温泉と釣りと。理想の暮らしを叶える店主が本当におすすめしたいもの|sent.

good mornings

公開日 2020年3月11日

縁もゆかりもなかった小田原で、1年半前から雑貨店を営んでいる店主の秦美咲さん。今回は充実した彼女の小田原ライフと、その暮らしから紡がれる素敵なライフスタイルショップ「sent.」をご紹介します。

エリア
小田原
小田原駅
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小田原駅がある栄町の外れ。老舗商店が点在する落ち着いた街並みのなかに、暮らしの店「sent.」はありました。もともと酒屋さんだったという築63年の建物は、今までの歴史を引き継ぐようにずっしりと佇んでいます。訪れてみると古い建物ならではの包容力にホッと心が温まるはず。
趣深い店内には器やカゴ、タオル、ほうきなどの日用品をはじめ、アクセサリーや洋服、靴下、照明などさまざまなものが並びます。sent.では、作家さんが作る手仕事のものや国内外の老舗メーカーのもの、長く引き継がれてきた古道具など、ずっと愛着を持って育てていきたいと思う、"暮らしが少し楽しくなるようなもの"を厳選。モノや情報が溢れる現代だからこそ、点を線でつないでいくように。作り手の思いや大切にしたいことを、ひとつひとつ丁寧にお客さんへと届けています。
「小田原はそこそこ大きな街ですが、意外とちょっといい生活道具を扱うライフスタイルショップがほとんどありませんでした。そのため地元の人からは、東京に行かずにちょっとしたプレゼントや素敵な日用品が手に入るようになったと喜んでいただけています」。

お店では、定期的に展示会や受注会も開催。その時々で新しいものとの出会いもありそうです。

特にギフトで人気があるのは大阪の創業100余年になる「SHINTO TOWEL」のタオル。使い心地を追求して、メーカー独自の織り方を考案しているそう。

店主・秦美咲さんの出身は福岡。大学卒業後は就職を機に東京へ上京し、7年ほどデザイナーズ物件やリノベーション物件などを紹介する不動産会社に勤務。その後まったく経験のなかった雑貨店の店主へと転身しました。「もともと家に人を招くことが好きで、はじめはお店を持ちたいというより自分の『場』を持ちたいというイメージでした。自分自身、暮らしにまつわるものが好きだったので雑貨店を開こうかなと」。

お店をやるならば東京ではなく、少し田舎で地域に根ざしたお店がやりたいと、2017年に当時友人が住んでいてご縁のあった埼玉県北本市でsent.を始めました。

「sent.は地域の人が気軽に入れる場にしていきたいです」と店主・秦美咲さん。

その後、都内勤務の旦那さんと同居することが決まり、もう少し東京にアクセスしやすい場所へ引っ越しを決意。都内近郊で物件を探していたところ、たまたま小田原地域の不動産会社「旧三福不動産」のホームページで条件に合う物件を発見しました。

「正直、小田原は箱根へ行く途中に少し立ち寄ったことがある程度でした。それから改めて調べてみたら、東京まで新幹線ならたったの30分ほどで行けること、少し観光地にもなっていて、自然が近い環境にある。小田原はとてもちょうどいい場所だなと思いました。また、都内に住んでいたときの家賃でお店付きの物件が借りられるというのも魅力的でしたね」。

東京近郊で海の近くに住みたいけれど、鎌倉や横浜では東京と大して賃料が変わらない。人も多いから住むには不便で、東京までの移動時間もかかる。そんな経緯で小田原に移住を決める人は最近少なくないそう。
そうはいっても、全く知り合いがいない環境に引っ越すことは少し不安だったという秦さん。しかしながら、実際に引っ越してみたところ、sent.の近所には最近新しくお店を始めた人たちも多く、同世代の仲間も多かったため、自然とつながりはできていったといいます。「周りには飲食店も多く、お休みの日はみんなで集まってごはん食べることもしばしば。みんなシェフなのでおいしい料理をいただけるのはうれしいですね」。

お店の一角には近所のお店の案内や作り手さんが作る冊子がずらり。

小田原へ引っ越してきて、特に充実したというのが休日。毎週のように出かけているという箱根の温泉は、ここから車でたったの15分ほど! そのほかにも自分たちが食べる野菜を育てるために畑を始めたり、海も近いため釣りへ行くことも増えたといいます。「自分たちで釣ってきた魚は刺身にしたり、干物にしたり。町には魚屋さんも多く、近所のスーパーでも十分新鮮なお魚が買えます。小田原ではいつもおいしい魚がお安く手に入りますよ」。

秦さん宅、ある日の朝食。メインは地元のアジの干物。大好きな器で食べると味も格別!(撮影:秦美咲)

ご主人が釣ってきた鯛は秦さんが開いて干物に。

自然を満喫できて、かつ東京へ気軽に行ける距離感というのが小田原暮らしのいいところ。東京の友人も多いという秦さんは、18時にお店を閉めてから東京へ飲みに行くこともしばしば。「東京で20時から飲んでも終電は23:30くらいまであるので、たっぷり楽しめます。それも新宿から乗ったら始発なので、座って寝ていたらあっという間。小田原に引っ越したというと結構遠いところに移住したようにいわれることもありますが、体感としては都内で引っ越したぐらいの感覚です」。

旦那さんは会社がある品川まで毎日電車通勤。新幹線なのでdoor to doorで1時間もかからずに、新幹線であれば満員電車に揺られる心配もありません。むしろ都内に住んでいたときよりも通勤時のストレスはなくなったといいます。
「海も山もお城もあって、最近では個性豊かなお店も軒を連ねる小田原は、来る人の好みに合わせておすすめできるスポットがたくさんあります」。自然豊かな地でのびのびと暮らしながら、身近に東京の刺激も受けられる。都会と田舎の間にある"ちょうどいい"土地・小田原で、暮らしを心から楽しむ店主が本当にいいと選ぶもの。きっとそれはあなたの暮らしにとって欠かせない存在となるはずです。
(文:北居る奈)
(写真:北浦汐見)

sent.

住所
神奈川県小田原市栄町3-22-10
電話番号
050-5241-9392
営業時間
11:00-18:00
定休日
日曜日+不定休
最終更新日:2020.2.26
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