百軒店エリアに、古き良き渋谷系グルメあり
ご存知SHIBUYA109の背中側は、「百軒店(ひゃっけんだな)」と呼ばれ、かつて渋谷の賑わいの中心をなしていたエリア。今のように公園通りが栄える前の渋谷といえばもっぱらこのあたりを指し、ラブホテルの代わりに料亭が軒を連ね花街として賑わっていたなど、やはりオトナなカラーをまとう街なのでした。
そんなわけで、時代を経て磨かれた渋谷の味は、このあたりでこそ見つかるのです。以下、代表例を見てみましょう。
そんなわけで、時代を経て磨かれた渋谷の味は、このあたりでこそ見つかるのです。以下、代表例を見てみましょう。
にがおいしいカレー / ムルギー
ヒンドゥー語で鶏を意味する「ムルギー」は70年越えの歴史あるカレー屋さん。外観のたたずまいや店内の家具など全体の雰囲気も昔からほとんど変わっていないのでは?という、ごく落ち着いた感じ。仕切りが高く設けられているのも特徴的です。
ディナータイムはなく、15時で終わってしまう点に注意して。
ディナータイムはなく、15時で終わってしまう点に注意して。
メニューはシンプルに 3種類。ムルギーカレーに卵が入ったもの、入っていないいないもの、それとハヤシ。山のように盛りつけられたご飯がジオラマみたい。
ムルギーカレーは、苦味と辛味が混ぜ合わさった独特のルーの味で、魅せられたファンも数知れず。ボリュームが欲しい人はサラダを追加しましょう。
ムルギーカレーは、苦味と辛味が混ぜ合わさった独特のルーの味で、魅せられたファンも数知れず。ボリュームが欲しい人はサラダを追加しましょう。
Y字路の真ん中で台湾料理に舌鼓 / 麗郷
Y字路の分かれ目にてドーンとそびえ立つ立地がまずインパクト大な「麗郷」。ここは趣あるレンガ造りの建物の中で王道系台湾料理が豪勢に楽しめる、雰囲気よいお店なのです。
大根餅や肉圓(バーワン)などの豊富な点心類、また腸詰をはじめとする典型的な台湾料理、大人数でこころゆくまでわいわいと楽しみましょう。
すこぶる美味な街角中華 / 喜楽
道玄坂の中腹あたりで右に折れ、頭上の「しぶや百軒店」の看板をくぐった先にある、渋谷きっての老舗ラーメン店。そのシンプルながらも飽きのこない味わいを求め、お客さんが列をなして待っていることもしょっちゅうです。
タンメンや五目麺などラーメン類全般が豊富にそろう中でも「もやしワンタン麺」は満足度の高い一品。他では味わえないシャキシャキのもやしと平打ち麺の相性。ワンタンも皮の部分の食感。スープにただよう揚げネギの香ばしさ。チャームポイントがいろいろです。
109の隣で絶品お魚料理 / 玉久
誰もが知るあのSHIBUYA109の正面に向かってすぐ右となりにあるこの看板。今でこそ細いビルの中ですが、かつてその昔はトタン張りの店構えでした。
立地的には喧騒のど真ん中ですが、それを忘れさせるオトナな環境は、こと渋谷においては貴重といえます。
立地的には喧騒のど真ん中ですが、それを忘れさせるオトナな環境は、こと渋谷においては貴重といえます。
ここでリッチに舌鼓を打つべきは刺身、焼き魚、煮魚と豊富な魚料理の数々。刺身の盛り合わせ、毛ガニの盛り付け、サザエの壷焼き、、、ことごとく美味で、お値段が少々張るのも大納得の海鮮グルメなのです。
大切な人をもてなしたいときにもよいでしょう。
大切な人をもてなしたいときにもよいでしょう。
D玉久
- 住所
- 東京都渋谷区道玄坂2-30-4 玉久ビル 8F・9F
- 営業時間
- 16:00~22:30(L.O.22:00)
- 定休日
- 日曜日、祝日
- 平均予算
- [夜]¥8,000~¥9,999
※このスポット・イベントは、移転・閉店・休業している可能性があります。
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マルキュー裏手に、渋谷の食の秘宝あり
ごちゃごちゃしていてよくわからないままスルーしてしまいがちな渋谷繁華街だけど、入ってみる価値が大アリのこれらお店もあるので、ぜひお見逃しなく。
カフェや買い物以外の部分で、渋谷の楽しみ方に新しいバリエーションが加えることができますね。
カフェや買い物以外の部分で、渋谷の楽しみ方に新しいバリエーションが加えることができますね。
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