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一杯のコーヒーが人をつなぐ 伝統のタンゴ喫茶が引き継ぐ魅惑の空間

「この空気感は絶対に守らなければいけないんです。少しでも変えるとお客さんに叱られてしまいますから」
1953年から続く喫茶店の名店「ミロンガ・ヌオーバ」の浅見加代子店長は笑う。レンガ敷きの土間にどっしりとした木製のテーブルが並んだ店内には、壁に埋め込まれたスピーカーから一日中、タンゴの軽快なリズムが流れる。いわゆる「タンゴ喫茶」だ。戦前・戦後は都内にもたくさんあったというが、今ではミロンガは貴重な存在だ。

公開日 2016年11月30日

カテゴリ
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エリア
神保町駅
小川町駅
ライター
FREE AWAJI BOOK
一杯のコーヒーが人をつなぐ 伝統のタンゴ喫茶が引き継ぐ魅惑の空間

様々な人たちが待ち合わせ、語らい、のんびりと過ごしてきた時間を再現する空間

実際には1995年に柱を補強したりテーブルを入れ替えており、店名にも「新しい」を意味するヌオーバが加わったが、学生時代に通い詰めた今は初老の紳士たちは口々に「変わらないね」と話しているという。それが「空気感」を変えないことなんだと浅見さんは考えている。

タンゴのリズムと溶け合う変わらないコーヒーの香り。

もうひとつ変わらないのがコーヒーの香り。ブラジル豆をベースにした「ミロンガ・ブレンド」(¥600)は炭火焙煎コーヒーで、ペーパードリップを使って注文後に一杯一杯手出しする。少なくとも浅見さんが店に入った12年前から変わっていない。この街が大好きで、働くならば喫茶店だと思いミロンガに入った。伝統の純喫茶を店長として支えているのが若い女性というのも意外だ。
 最近は土日にこの街を訪れる人が増え、お客さんも多いという。多くの作家や文化人がゆっくりと長居した空間を追体験できるのも、神田の魅力だろう。

タンゴ好きの人たちが定期的に集まり、魅力を語り合う。

▲独特のムードを醸し出すタンゴに必須の蛇腹楽器「バンドネオン」

ミロンガ・ヌオーバ

住所
東京都千代田区神田神保町1-3
電話番号
03-3295-1716
営業時間
[月~金] 10:30~22:30(L.O.22:00) [土・日・祝] 11:30~19:00(L.O.18:30)
定休日
年末年始
平均予算
[夜]¥1,000~¥1,999[昼] ~¥999
最終更新日:2017.5.8
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※紹介されている情報は、記事公開当時の内容となります。
※飲食店情報の平均予算は、食べログの店舗基本情報を引用しています。

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