SINCE1675 浅草イチの老舗 / 金龍山浅草餅本舗
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浅草寺の境内を前に店が軒を連なる仲見世通りの一画にあるので気付きづらいですが、創業が驚くなかれ延宝3年(1675年)、浅草イチ古いお店と言われています。浅草餅と揚げまんじゅうが有名。
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その揚げまんじゅうは、外がカリっと、あんも甘さ程よく、揚げもの的なクドさもなくおいしいです。あえてバラ売りをしないポリシーも素敵。
- 住所
- 東京都台東区浅草2-3-1
- 電話番号
- 03-3841-9190
- 営業時間
- AM8:30~PM5:30
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
- [昼]~¥999
最終更新日:2021.4.17
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殿さまたちをもとりこにした完全予約生産のお菓子 / 越後屋若狭
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両国駅の南方にあるこちらは、知る人ぞ知る完全予約制の和菓子店。江戸時代の大名や明治時代の要人、また現代でも茶道家などに愛好される上品な味わいが自慢です。その歴史も18世紀中盤にまでさかのぼります。
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名物はこの流し水ようかん。夏期間かぎりのお楽しみです。口溶けが限りなくみずみずしく、口の中で形がさっと消えてしまうほどなのです。これを、商品を受け取ったその日限りで食べきるのです。その緊張感も含めて、おいしい……。
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他にもこんな錦玉(きんぎょく)や練り切りなど、うるわしの一級和菓子が月代わりで登場するので、毎月一度はお世話になりたい誘惑に駆られます。
- 住所
- 東京都墨田区千歳1-8-4
- 電話番号
- 03-3631-3605
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 定休日
- 日曜日、祝日
- 平均予算
- [夜]¥2,000~¥2,999 [昼]¥3,000~¥3,999
最終更新日:2021.4.17
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文化2年(1805年)にさかのぼるくず餅 / 船橋屋
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墨田区の南、亀戸天神のすぐそばで営まれる船橋屋は、その名の通り初代が下総国(千葉県)の船橋出身。地元ではよく食べられていたくず餅を境内のそばで売り始め、それが今でも続いてます。
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無添加自然発酵でつくられる定番の「くず餅」や上のように豆も入った「豆くず餅」、くず餅の入ったあんみつも種類豊富。いろんなかたちで200年以上の歴史ある味わいを楽しめます。
- 住所
- 東京都江東区亀戸3-2-14
- 電話番号
- 03-3681-2784
- 営業時間
- 販売
9:00~18:00
お召上がり
11:00~17:00
- 定休日
- 無休
- 平均予算
- [夜]~¥999 [昼]~¥999
最終更新日:2021.4.17
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昨年めでたく200周年 / 羽二重団子 本店
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台東区東日暮里の羽二重団子は創業が文政2年(1819年)と、昨年めでたく200周年を迎えたところ。明治に入ってからも夏目漱石「吾輩は猫である」をはじめ名だたる文豪たちの作品にその名が登場しています。
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自慢のお団子はというと、焼団子(生醤油)と餡団子(こし餡)の 2種のみ。平たい形になっていて、これがしこしことした食感でおいしいです。
煎茶と一緒になった「子規セット」(正岡子規)、冷酒が一緒になった「天心セット」(岡倉天心)など生前この店の団子を愛した故人にちなんだセットメニューもあるのがさすが。
- 住所
- 東京都荒川区東日暮里5-54-3
- 電話番号
- 03-3891-2924
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- 年中無休(12/30~1/1を除く)
- 平均予算
- [昼]~¥999
最終更新日:2021.4.17
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隅田川のほとりで団子一筋 / 言問団子
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墨田区向島の誇る三色団子のお店、言問団子。これまた江戸末期から続く老舗です。その昔、腰掛け茶屋だった時代から変わらないその味を今に伝えてくれています。
ロケーションも駅近では全くなく、きわめて複雑な向島の路地を抜けた先にようやっと見つかるところがリアルです。
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こちらの団子は、外側があんになっていて、白あん、小豆あん、そして味噌あんの3種の取り揃えが何だか信号機みたいな可愛さです。下町散策のついでにお持ち帰りで隅田川で食べるなんていうのも雰囲気があって良いでしょう。お江戸、隅田川〜(笑)
- 住所
- 東京都墨田区向島5-5-22
- 電話番号
- 03-3622-0081
- 営業時間
- 9:00~18:00
- 定休日
- 火曜日
- 平均予算
- [昼]~¥999
最終更新日:2021.4.17
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長年続く美味しさ、伊達ではない
ここで紹介した5つのお店はすべて山手線よりも東側。やっぱり江戸というと東京右半分なワケですね。何世代にも渡って愛され続けてきたこれら、言ってみれば味の歴史遺産はぜひとも体験しておきたいものです。