ちくわ。 おでかけ情報

こだわりのある和菓子は美味しいんです。神田の和菓子

多くの学生が行き交う駿河台下交差点のすぐそばに、お茶を嗜む人なら知らない人はいない和菓子の名店がある。御菓子処「さゝま」。のれんには「御くわし屋」と染め抜かれているが、旧かな遣いに馴染みのない世代は、なかなか「おかしや」とは読めない。いったい何を売っているのかと恐る恐る格子戸を開けると、店頭は季節感を重んじる日本文化の香りが満ちている。

公開日 2016年12月14日

カテゴリ
一人で
グルメ
街を知る
エリア
神保町駅
小川町駅
ライター
FREE AWAJI BOOK
こだわりのある和菓子は美味しいんです。神田の和菓子

駿河台下の名店

多くの学生が行き交う駿河台下交差点のすぐそばに、お茶を嗜む人なら知らない人はいない和菓子の名店がある。御菓子処「さゝま」。のれんには「御くわし屋」と染め抜かれているが、旧かな遣いに馴染みのない世代は、なかなか「おかしや」とは読めない。いったい何を売っているのかと恐る恐る格子戸を開けると、店頭は季節感を重んじる日本文化の香りが満ちている。

季節を表現し、日本の文化を支える和菓子の世界

古風なガラスのカウンターケースには生菓子が8種といくつもの干菓子が並ぶ。季節によって色合いも形も変わっていく。ふと目を上げると由緒ありげな掛け軸がかかる。「もちろん掛け軸もお菓子と共に季節ごとに変えています」と語るのは店主の笹間芳彦さん。創業者の父に勧められるままに子どもの頃からお茶を習ってきた。季節をそこはかとなく表現するお茶室のような空気が店頭に漂っているのは、そんな店主の趣味が生きている。

多くの人々に愛される通年の和菓子「松葉最中」

このお店を有名にしているのが「松葉最中」。しっかりと甘味の強いこしあんがきっちり詰まった小ぶりの最中が、これまた箱にきっちりと詰まっている。周囲の出版社が戦前からこの松葉最中を手土産として重用したことから、作家や文化人に愛され、口伝てに名声が広がった。

妥協のない製法、こだわりの和菓子

大量生産大量消費が当たり前の時代。頑なにデパートなどへの出店を拒み、通信販売もしていない。「欲しい人には買いに来ていただく」スタイルを貫いている。老舗ならではの頑固さが理由ではない。「売り上げを10倍にするのは簡単だとおもうけど、品質に妥協して売りたくないモノまで売っても仕方がないでしょう」と笹間さんは笑う。
 「さゝまのお菓子は美味しいと言っていただけますが、当たり前なんです。昔ながらの本物にこだわった製法を守り続けているんですから」
 新旧が交じり合い同居する神田の地は、そんな本物志向が生きている街でもある。

御菓子処 さゝま

住所
東京都千代田区神田神保町1-23
電話番号
03-3294-0978
営業時間
9:30~18:00
定休日
日曜日、祝日(年末年始休みあり、夏季休業あり:8月上旬10日ほど)
平均予算
[夜]¥1,000~¥1,999[昼] ~¥999
最終更新日:2017.4.6
大きな地図で見る

※紹介されている情報は、記事公開当時の内容となります。
※飲食店情報の平均予算は、食べログの店舗基本情報を引用しています。