
店先には2つのベンチも完備しています。


かわいらしいクッションやイラストは、小さな常連さんからのプレゼント。
22︎年前、タイの屋台ではじめて食べたロティに衝撃を受けて、日本に帰ってからも自宅で細々とロティ作りを研究。やっぱり本場のロティが恋しいと、その後も10回以上はタイを訪れたという生粋のロティマニアです。

パワフルなお人柄の店長、佐々木藍さん。彼女と話したくて来店するファンも多いのです!
早速、現地タイへ出向いてロティ屋台に弟子入りを志願。飛び込みで交渉するも簡単には取り合ってもらえず、何軒も回った末、ようやく作り方を教えてくれるお店に出会えたそうです。そこで1ヶ月、ロティで使う基本的な材料や作り方の知識を習得。それから帰国後、1年ほどかけてようやくグータラオリジナルのロティレシピを完成させました。

生地は、小麦粉をベースに5種類ほどの粉類を調合。現地で学んだ配合をもとに、体に悪い材料は安全なものにひとつずつ置き換えて作られています。
その他にも白砂糖は一切使わずに、甘さはキビ糖や黒糖、ココナッツシュガーで代用。揚げ焼き油は現地で一般的なマーガリンは使わずに、トランス脂肪酸ゼロの精製ココナッツオイルを100%使用。トッピングに使う生のココナッツも漂白剤(亜硫酸塩)一切不使用の無添加ココナッツです。

現地では暑い炎天下のなかでも販売されている屋台スイーツ。そのため、さまざまな添加物を使用していますが、グータラロティは添加物一切不使用です!
ファストフードのひとつとして思われがちなロティですが、生の生地をその場で揚げ焼きし、アツアツの食感を楽しむ食べ物。そのため、1つの注文につき5〜10分ほど待つのは当たり前。グータラしながら気長な気持ちで待ちましょう♪

一番人気は本場に近い味が楽しめる「本場 Thailand roti」。バナナと卵を包んだ生地に、チョコと練乳、ココナッツとバニラアイスがたっぷりと乗っています。口に入れた瞬間、カリっとモチモチしたアツアツの生地に、ひんやりとしたバニラアイスがじゅわりと溶け込む、これぞまさに至極の一皿!
また、近所の小学生たちにはハンディタイプの「お気軽ロティロール」も評判のようです。

ヘルシーなのにどこかジャンクさがやみつきになる「本場 Thailand roti」(¥700)と、中に挟める具材も選べる「お気軽ロティロール」(¥300)。


ほうれん草にチーズ、自家製ミートソース、ペッパーを合わせた「ポパイ」(¥600)

玄米ごはんにロティも楽しめるボリューム満点のカレーセット(¥600)
ジャンクでヘルシーな新感覚の南国スイーツ。ひとくち口にすれば、気分はもう南国気分! stay home weekの気分転換に、ぜひいかがでしょうか。
(文・北居る奈)
(写真・佐々木孝憲)