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花、器、生活の実践にかかわる全て。「anima garage」が唱える、日々これ暮らし

good mornings

公開日 2020年6月20日

空間を彩る花、照明、食器、額縁やメモ帳に至るまで、町屋にあるこの店の中にはたたずまい美しく、憧れを誘うものがたくさん。最近では右隣の車庫でコーヒーやレモネードをいただく楽しみも始まっています。

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荒川区町屋の、駅前商店街の人影も薄れた先の路地。

ほの暗くも惹かれる店構えは花々と明かりの織りなす妙かと思いきや、店内に足を踏み入れると、実はそれに限らず多様な生活雑貨や調度品。それも一点一点が目をひくものばかりというanima garage(アニマガレージ)の空間は、この界隈でぜひ立ち寄っておきたい場所のひとつです。
軒先を飾る印象的な花々からここを「花屋さん」とみなすと理解が早い。けれど実のところ、この空間を作り上げているのは、花だけでなく心地よい生活を希求するこころにかなう、店主からのあらゆる提案の数々なのです。

生花やドライフラワーに備わる、品と艶。花器類は花を生けずともそれ単体が味のある存在感を持つものばかり。ペンダントライトやテーブルランプが放つ光の繊細さも、休息モードへとスムーズにスイッチを切り替えてくれそう。かと思えばどこかコミカルなカエルの水彩画をおさめた、風合いも優しい額縁があったりして。

北欧の中心的都市コペンハーゲンを定番にヨーロッパ各地を気ままに立ち寄ってはその先々で見つけてきたモノもここには沢山あって、150年使えるドイツのフライパンからイタリアの瓶詰めパスタソース、遊び心のあるポルトガルのメモ帳といった具合。
anima garage店主にして地元企業・福島電設の三代目でもある福嶋慶太さん。店でこうしたアイテム提案をする彼の仕事領域は実はその他にも多岐に渡っており、デザイン含めオフィス・店舗・個人宅のインテリア工事を手がけることもあれば、撮影現場での空間装飾、ライブハウスでの装花パフォーマンスをすることも。

祖父の代から受け継ぐ電気工事の職能という物理的ノウハウがあればこそ、アーティスティックなものづくりも盤石かついよいよ自由度高く羽ばたかせられるのです(エアコンも照明も装花も等しくこなす、この多才ぶり!)。

手前に鎮座ましますグレーの水循環オブジェは、都市におけるパーマカルチャーの実践として自作したもの。水が滴り落ちる音を聴かせ、外からのそよ風に花も香れば、ふと深呼吸

毎日寝ては起き、暮らしを営む、住まいという場。その主として、実用と美しさに照らして家財道具の配置を考えたり、またこのスペースにはこんなものを置いてみたいといった着想も実践も、時間をかけて日々継ぎ足すようにしてのみ前進させられるもの。

次なる一歩のヒントを探しに、センスに優れたここのセレクションをことあるごとに覗いてみるのは極めて正攻法な暮らし洗練の近道でしょう。

店の左手にはハトやインコも遊びに来る背高いミモザの木。右手の車庫にかけてはツタを這わせた先に宝石みたいな実をつけたキイチゴも

ちなみに店の右隣り、福島電設の車庫(ほんとのガレージ)は、5月から不定期にて珈琲娘・いとうちゃん供するドリンクがいただける空間へと変身。

彼女が自信を持って贈る珈琲、レモネード、紅茶で一服するひとときを、animaで夢を垣間見た後の余韻とともに、ぜひ楽しんでみて(不定期ゆえ、日程は都度彼女のインスタで確認しつつ…)。
浅煎りであってもりんごやいちごみたいに酸味と甘みの調和した珈琲。水や炭酸、紅茶で割ってピンクペッパーとカルダモンをアクセントに、輪切りレモンが多めに入ったレモネード。一杯を介して人と交わることが大好きという彼女の人となりに、元気も少なからずチャージできてしまうはず。お代の方は、ドリンクの対価としてではなく、将来的に独立を夢見る彼女への支援として自由に金額を決めて渡せる仕組みです。

シャッターを開けた車庫空間なので、目の前の通りをなじみの親子が通りすがれば「やぁ」から始まる一言二言。人同士のつながりも確かな町屋の路地で、福嶋さんもいとうちゃんも、ここを訪れる人との一期一会を楽しみにしているように見えます。
(文:古谷大典)
(写真:丸山智衣)

anima garage(アニマガレージ)

住所
東京都荒川区荒川7-34-2
電話番号
03-3806-4665
営業時間
12:00〜19:00(日曜は13:00~18:00)
最終更新日:2020.6.15
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