ちくわ。 おでかけ情報

「月刊むし」を編むこと半世紀、クワガタ・カブト・標本類もさすがのむし社ショップ

good mornings

公開日 2020年7月18日

1971年創刊「月刊むし」を手がける昆虫専門の出版社・むし社による直営店には、質・量ともに充実の国内外のクワガタムシ&カブトムシ、世にも珍しい標本類、また玄人らしくハイスペックな虫かごまでが手に入ります。

高円寺駅
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ひとたび外へ出るとすぐさま、うだる暑さもどこ吹く風と相も変わらずのミンミン大合唱、それもなかなかの大音量でもって耳に届いてきます。動物植物を問わず、いのち燃え盛るピークは他でもない夏なのです。

虫とりシーズンも今こそが本番。昆虫に魅せられたこども達おとな達、ついでにこどもの虫とりに付き合ううち図らずもその熱が移りかけてきたという親御さんにもおすすめなのが、高円寺にある「むし社」のショップ。来年で創刊50年を数え業界的に権威ある専門誌・月刊むしを世に送り出してきた同社がECと並んで設けている実店舗です。
クワガタムシやカブトムシの数ある生体ラインナップを筆頭に、ここには採集ネット、昆虫マット、飼育ケース、下に敷く床材、昆虫ゼリーといった採集〜飼育に関わる各種用品、また関連書籍も。標本類もチョウからカメムシまでが手広く揃うなど、ここは事実上「買える博物館」です。

花形昆虫のクワガタ&カブト、それも東南アジアや南米が原産の、ジャポニカ学習帳の表紙でも見たことがありそうなものもあって、彼らこそがこのお店における大目玉的存在。初めて目にする生き物たちの造形美が目をひきつける力といったら、それはスゴいのです。

南米原産のヘラクレスオオカブト。世界最大の大きさを誇る品種

国内にいるクワガタの典型、オオクワガタ。よく見ると意外につぶらな目元

クワガタ界で最も美しいとの呼び声も高い、ニジイロクワガタ

鎧かぶとをまとったようなコーカサスオオカブト

お尻の黒光りもプリティ。意外に毛深い腹部のネプチューンオオカブト

なじみのある3千円〜5千円といった価格帯のものから、5万円、8万円といったマニア垂涎のものまで、ここに集うカブト&クワガタ達は確かな目利きで選ばれたものばかり。カブトとクワガタに特化した季刊誌「BE-KUWA(ビークワ。つまりビートル&クワガタ)」も刊行するむし社ならではの、さすがの専門力です。

これら生体のクワガタムシとカブトムシだけでもゆうに100種類を超える一方で、標本類の方もこれまたいっぱい。150以上はある収納棚のそれぞれに、大きなものから小さなものまで様々な昆虫の標本が小綺麗に収められているようすはまさしく虫のショーケース。生物多様性はここにあります。

店長の飯島さん。LCCが普及した昨今は「気軽に奄美大島にも(虫とりに)出かけられます」なんてご満悦のもよう

光沢やカタチをめぐる盛大なる虫の競演を前に、あの虫この虫、打てば響くようにいろいろ教えてくれるその口ぶりに昆虫愛もにじむ店長・飯島さんやスタッフの方々。彼らにいざなわれるようにして、気がつけば昆虫ワンダーランド!的世界に開眼することがあっても、まったく不思議ではありません。

コロンビア原産のキプリスモルフォ。標本は、アクセサリー作家が買い求めることもあるとか

ほか、収集や飼育に関するアイテムなども売り場面積からして充実しており、例えば虫かごの上ぶたであれば、コバエが入り込めないごく小さな穴によって通気させる商品「コバエシャッター」など。
いろいろハマって収集・座学の両面で探求し続けたあかつきには、日本中の昆虫フリークからの投稿写真を元手に編集される「月刊むし」に、『これまで生息が確認してされてこなかったわたしの県で〇〇虫、はじめて発見しました!』なんていう喜びのレポートを送る楽しみが待っていることでしょう。

国内の虫シーンで最大級に頼れる水先案内人なだけに、このお店は決してはずせません。

(文:古谷大典)
(写真:丸山智衣)

むし社

住所
東京都中野区大和町1-4-2 白鳳ビル302号室
電話番号
03-5356-6416
営業時間
11時~20時
最終更新日:2020.7.14
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