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体も洗えちゃう!?万能すぎるレトロかわいいたわしの世界|亀の子束子 谷中店

good mornings

公開日 2020年9月12日

たわしの生みの親「亀の子束子」の専門店。100年以上愛され続ける創業当時からのロングセラー商品をはじめ、今の暮らしにマッチしたおしゃれなデザインのもの、ボディケア用、キーホルダータイプのものなど、用途別に幅広い商品を展開しています。『スポンジだけでも十分なのでは?』そんな疑問を持った人にこそ、ぜひ訪れてみてほしいお店です。

エリア
谷根千
カテゴリ
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体験・ショッピング
風情たっぷりの東京の下町・谷根千エリア。かの有名な「谷中ぎんざ商店街」とT字に突き当たる「よみせ通り」の末端、通称「へび道」とよばれるくねくねとした小道には、昔ながらの町家が軒を連ねる一方、近年おしゃれな新店も続々と増えています。そのひとつが、6年前にオープンした亀の子たわし専門店「亀の子束子 谷中店」です。

築50年ほどの古いアパートの1階。同じ建物の路面には、亀の子束子のような小さなお店が4店ほど軒を連ねています。

約55種類ものたわしが陳列された店内は、賑やかでありながらどこかすっきりとした印象。おしゃれなディスプレーは、プロのスタイリストさんが監修しているようで、ついつい手に取りたくなります。
亀の子束子とはそもそも、1907年に創業した113年の歴史を誇るたわしメーカー。創業者・西尾正左衛門さんは、棕櫚製の靴拭きマットからヒントを得て、日本三大発明とよばれる「亀の子束子」を生み出しました。

購入時には、昔の広告がプリントされたレトロな紙袋で包装。「五個以上常に新しくそれぞれ各所」にと書かれており、家具・什器、床、皮膚、浴室、泥もの(靴など)を磨くものとして記されている。今と用途は全く同じ。

安価に出回っている多くのたわしと比べると、その違いは歴然。見た目からもわかるように、亀の子束子のたわしはぎっしりと繊維の詰まった美しいフォルムが印象的です。
たわし作りはとってもシンプル。2つ折りにした針金の間に繊維を敷き詰めたら、それを挟んで巻き上げ、毛先を刈りそろえたらくるりと丸めて固定するだけ。一見簡単そうに思える工程ですが、それが結構難しいのです。

素材には、パーム(ヤシ)、棕櫚(しゅろ)、サイザル麻の厳選された繊維を使用しています。これらの天然繊維は先や根元など場所によって太さや質が異なるので、針金の間に均等に敷き詰める作業が非常に難しく、熟練の職人ならではの絶妙な指先の感覚が必要とされます。製造の最後には、なんと20項目以上もの検品作業を実施。妥協を許さない品質の高さが、100年以上愛され続けている亀の子束子の理由なのです。
お店に訪れてみたら、まずその種類の多さにどれを買おうか悩んでしまう人も多いはず。そんなときはたわしを知り尽くした頼れるスタッフさんに相談してみるのがおすすめです。実際、訪れるお客さんの多くが「○○を洗いたいのですが、どんなものがおすすめですか?」と尋ねてくるそう。とっても親切丁寧に教えてくださいます。

「ザルを洗うとき、いつも何で洗っていますか?スポンジだけだと、重なっている部分はどうしても汚れが落ちないはず。あと、たわしで洗うと傷がつくと思っている人も多いのですが、今は柔らかい素材のものもあるんです。たわしは、五感で楽しみながら使う道具。ずっと使っていると、手に持った独特の感触やシュッシュという心地のいい音から離れられなくなるはずですよ!」(店長・志垣里佳さん)

たわし愛に溢れた、店長の志垣里佳さん。着用しているたわしTシャツには、「STRONG STYLE」の文字が(笑)

まず紹介するのが、亀の子束子ロングセラー商品のひとつでもある、棕櫚の木の皮の繊維を贅沢に使用した「棕櫚たわし」。今では「極〆」(きわめ)という名前でリニューアルされています。これは、和歌山にある亀の子束子の自社工場で熟練の職人がひとつひとつ丁寧に手作りしているもの。棕櫚は、強度と柔軟性を併せ持った素材。先の細い繊維が、まな板についた小さな包丁の傷にまでしっかりと入り込んで汚れを落としてくれます。
亀の子束子の代名詞的存在が、パーム素材を使用した「亀の子束子」。繊維に強度があるパーム素材は繊維の頭部分で汚れを掻き出し、こすり取る洗浄が得意。根菜類の泥落としや薄皮をむいたり、頑固な汚れがついた靴洗い、鉄のフライパンやザルの洗浄、お風呂などのタイルのお掃除におすすめです。定番の1号型で¥429とお手頃な価格設定も人気の理由。
「たわし」はザルやおろし金など凸凹したものや、ギザギザしたものを洗うのに便利で、お皿などツルツルしたものには「スポンジ」が向いています。

そんな観点から、亀の子束子ではなんとスポンジも製造! これがまあ水切れがよく、銀イオンの抗菌効果でスポンジを清潔に保ってくれる、なんとも優秀な仕上がり。握りやすいちょうどいいサイズ感で、どんなインテリアにもすんなりと溶け込むシンプルなデザイン。贈り物としても大変喜ばれる商品です。

今年の8月から販売開始した食器洗い洗剤「亀の子ウォッシュ」。「アルコール」「パラベン」「サルフェート系界面活性剤」不使用の、肌にも環境にも優しい洗剤です。香料タイプのシトラスは天然香料100%で香りも抜群!

また、最近特に人気急上昇中なのが、体洗い用の「ボディたわし」。スポンジやタオルでは味わえない、マッサージ効果が絶大です。「たわしで体を洗うなんて痛そう!」そう思った初心者さんにぜひおすすめしたいのが、サイザル麻を使用した真っ白な「サトオさんシリーズ」。水につけるとしっとりと柔らかくなるため、石鹸を泡立たせて使うことも可能です。

社員の名前をつけた、ユニークな商品が多い「ボディたわし」。

「夏の時期は、湿気の溜まりやすいお風呂掃除を目的に、たわしを探しにくる方が多くいらっしゃいます。お客様には、ユニットバスならばどこまで洗いたいか、傷は小さなものまで気になるか、鏡まで洗いたいか、浴槽や床だけにしたいかなど、できるだけ細かく希望をお伺いして、『これだ!』というピッタリな商品をご紹介します。それぞれの用途に適したサイズや素材があるので、ぜひご相談ください」

お家時間が長くなっている今日この頃。作りのいい亀の子束子で、より心地のいい住まいに整えてみてはいかがでしょうか。

店頭ではバッグやTシャツなど、レトロかわいいオリジナルグッズも販売。実際に使うこともできるたわしストラップは、外出中にちょっとシミがついてしまったときなどにも重宝できる代物。鍵などにつけておくと、バッグの中でもすぐに見つけられます。

北区・滝野川には、「亀の子束子 本店」も。戦前に建てられた建物は重厚感たっぷり!ぜひこちらにも足を運んでみては?(写真提供:亀の子束子)

(文:北居る奈)
(写真:佐々木孝憲)

亀の子束子 谷中店

住所
東京都台東区谷中2-5-14
電話番号
03-5842-1907
営業時間
11:00~18:00
定休日
月曜(祝日の場合は翌日休)
最終更新日:2020.8.24
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亀の子束子 本店

住所
東京都北区滝野川6-14-8
電話番号
03-3916-3231
営業時間
9:00~12:00、13:00~17:00
定休日
土・日・祝
最終更新日:2020.8.24
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