
にしきやは、宮城県岩沼市に本社と工場を構える1939年創業のレトルト食品専門メーカー「にしき食品」の自社ブランドです。

ソーシャルディスタンスも十分に保てる広々とした店内。にしきやのごちそうレトルトと相性の良い、他メーカーのごはんやピクルス、パスタなどの加工食品もいくつかセレクト。
シンプルな味づくりを追求するからこそ、すべての料理のベースとなる、「水」と「塩」には特にこだわっているそう。「水」は活性炭とセラミックの4層フィルターを通すことで、不純物を極力取り除き、食材の味わいを引き立てるおいしい水へと磨かれて、「塩」は、日本各地のあらゆるものを比較して、最終的にたどり着いたという沖縄の「シママース」を使用。平釜でじっくり丁寧に煮詰めて作られるこの塩は、素材のおいしさをしっかりと引き出してくれています。

にしきやの料理は、下ごしらえ済みのソースや具材が入ったパウチを、大きな圧力釜の中でコトコト煮込むことでようやく完成します。わかりやすくいえば、パウチを小さな圧力鍋と見立てているのです。封を開けた瞬間が一番おいしい食べごろになるように緻密に計算された上で商品化されているのだとか!


にしきやのイチオシカレー3選! 左から、スパイスカレーキーマ(¥420)、レモンクリームチキンカレー(¥400)、ケララフィッシュ180g(¥550)

調理方法はインドに習って、カレールゥ(小麦粉)は使わずに、スパイス、野菜、塩、水をメインに、素材から出る旨みを最大限引き出しながら調理。だからこそ、深いコクと奥行きのある旨みをしっかりと堪能できるはず。
特に、インドの南部・ケララ州で出会った料理教室の先生、通称"インドのお母さん"のカレーは、何十軒と食べ歩いた中で抜群においしかったそう。にしきやのインドカレーは、そのお母さんから伝授してもらった特製のスパイスミックスをレシピに取り入れたことで、グッッと深みのある味わいへと成長したそうです。

インドカレーのバターチキンカレー180g(¥550)。ギー(バターオイル)で炒めたカシューナッツペーストに北海道産の生クリームを合わせて深みのある味わいに。店頭で販売もされているスプーンはカレー用ににしきやが全国から集めて選んだ逸品。先端を薄くすることでお米一粒一粒がすくい易く設計されています。
「コーンの甘みと旨みをしっかりと堪能できる一杯です。にしきやのコーンポタージュが好きすぎて、他のコーンポタージュは飲めなくなってしまったほど衝撃的な味わいでした。温めてそのまま飲むのはもちろん、バニラアイスを混ぜてシェイクのようにして飲むのもおすすめです!」

<キャプション>にしきやイチオシのスープ3選! 左からクラムチャウダー(¥380)、コーンポタージュ(¥276)、豚バラ大根の生姜スープ(¥324)

自由が丘店は6年目という店長の梶本さん。

白神山地の麓で採れた「ふかうら雪人参」のポタージュもおすすめ。青森県深浦町の極寒の冬を生き抜いた雪人参は、野菜とは思えないフルーティな味わいが楽しめます。



今年9月3日に新発売、世界の料理を鍋にアレンジした鍋の素シリーズ。これからの季節にぜひ食べたい商品のひとつ。
(写真・北浦汐見)