ここから南の島へ…… / 調布飛行場
遠く伊豆諸島へ飛び立つ飛行機が離発着する調布飛行場。大島、新島、神津島、三宅島の四島と本土を結んでいます。これらの島へは竹芝からの船アクセスもあるものの、短時間でサクッと行けるのが飛行機の強み。各島に対して1日あたり3〜4便がもうけられています。
乗客として実際に飛び立つ用事はなくとも建物の中に入って、吹き抜けの2階に設けられた展望台からは滑走路にたたずむ飛行機を眺めることもできます。
また普通の清涼飲料水の自販機と並んで、島の物産を扱う自販機もあるのがポイント。伊豆大島の椿油、神津島の岩のり、三宅島の明日葉の炊き込みご飯のもとなど、気になったものをちょっと試しに買ってみて、いつかの旅にむけて夢を膨らませるのも楽しそう。
肝心の飛行機ですが、成田や羽田と比べずっとコンパクトな敷地の中のこれまたコンパクトな滑走路、ということでこのような小型のプロペラ機が活躍します。乗客定員わずか19名です。
機体に乗り込み、上空高く飛び上がれば、すぐそばにある味の素スタジアムからやがて東京湾や相模湾、三浦半島や富士山など目を見張るような眺めが待っています。
機体に乗り込み、上空高く飛び上がれば、すぐそばにある味の素スタジアムからやがて東京湾や相模湾、三浦半島や富士山など目を見張るような眺めが待っています。
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飛行機のそばでカフェ時間 / プロペラカフェ
飛行場の敷地内にある、格納庫の中にあるカフェです。ここでお茶や食事を楽しみながら、方や滑走路ではたらく飛行機、方や格納庫でお休み中の飛行機も眺められるのだから、好きな人にはたまらないはず。
こちらは「ハンバーグステーキ」。他にも「プロペラバーガー」や「ミラノ風チキンカツ」など食事メニューの方も充実したカフェタイムがあります。
かたわらにはいつも飛行機、だなんてまさにここならの特別な時間です。
かたわらにはいつも飛行機、だなんてまさにここならの特別な時間です。
飛行場を広く見渡せる / 武蔵野の森公園
調布飛行場の北側・南側と両側から取り囲むような形をしている公園で、飛行機が空を飛ぶ様子を敷地内のいろいろなところでウォッチできます。
飛行場を広く見渡すのであれば、小高くなった「ふるさとの丘」の上からどうぞ。飛行場の北側にあり、ベンチに腰掛けながら滑走路を眺められるだけでなく、お弁当を持ち込んでピクニックするのにもちょうど良い場所です。
また公園の南側と北側を結ぶ、長さ1キロ以上もあるこのプロムナードも空が広くて爽快な気分です。滑走路と併走するようにして道がまっすぐ伸びています。
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緑の奥に、博物館的な施設も / 国立天文台 三鷹キャンパス
研究者や学生が出入りする場所ですが、実は一般公開されている部分もあって、木々が生い茂るのを歩き進めた先では、国登録有形文化財の大赤道儀室が転用された「天文台歴史館」の中に入ることもできます。
このドーム型の建物がそれ。中にある、かつて現役だった大きな望遠鏡もロマンを誘います。
ほか収蔵品が展示される「天文機器資料館」もあるので、そちらへ行ってみてもよいでしょう。
ほか収蔵品が展示される「天文機器資料館」もあるので、そちらへ行ってみてもよいでしょう。
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天文台キャンパス内に / 星と森と絵本の家
天文台が有していた大正時代の家屋が再利用されるかたちで三鷹市により運営される児童館的な施設です。
庭も広くて家屋ともども風情があります。
庭も広くて家屋ともども風情があります。
ここではコンセプトとして「星」「森」「絵本」「家」のキーワードが掲げられ、日常的な環境のもと感性を通じて自然や科学への関心が育まれるような活動が目指されています。ユニークかつ興味深いですね。
E三鷹市星と森と絵本の家
- 住所
- 東京都三鷹市大沢2丁目21番3号 国立天文台内
- 電話番号
- 0422-39-3401
- 営業時間
- 午前10時~午後5時
- 定休日
- 火曜、年末年始(他にメンテナンス休館あり)
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空とか星とか、ゆめ膨らむ散策をどうぞ
ここで見てきた一帯は緑深く、各スポットが駅からしばらく歩くのが必要となる場所ばかり。長距離を歩くのを避けたいなら、調布駅や武蔵境駅からのバスアクセスを選ぶようにしましょう。
この記事で紹介したスポット
