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身軽で、自由で、奥深い。誰でも身近なウルトラライトハイキングとは?|ハイカーズデポ

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公開日 2020年12月21日

軽快で自由なハイキングスタイル「ウルトラライトハイキング」を提案する、三鷹のアウトドアショップ「ハイカーズデポ」。『軽いって自由』をキーワードに、体への負担が少ないライトウェイトなアウトドアギアやナチュラルな食材を扱うお店です。記事の最後には、東京のおすすめハイキングスポットもご紹介!

三鷹駅
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東京の人にとって山の線路といえば、JR中央線。中央線に乗れば高尾山や奥多摩、奥秩父、八ヶ岳、日本アルプスにもでかけられます。ハイカーズデポは、そんな街と山とを結ぶ中央線沿いの三鷹駅から、歩いて10分の場所にありました。

JR三鷹駅は、ホリデー快速や中央特快、青梅特快、特急列車のかいじも止まる、山人にとっては便利な駅。ハイカーズデポがあるのは昭和の建築美が楽しめる、築50年のマンション「三鷹プラーザ」の2階です。

店内には、持ち運びが楽で体への負担が少ないライトウェイトなアウトドアグッズをはじめ、長く使い続けられるシンプルなピクニックグッズや、健康的で保存にも優れたナチュラルな乾燥食材が種類豊富に揃っています。
オーナーを務めるのは、日本におけるウルトラライトハイキングの第一人者である土屋智哉さん。

ウルトラライトハイキングとは端的に言えば、「荷物を軽くして、山を楽しむ方法」。1980年代後半のアメリカで、メキシコ国境からカナダ国境までの約4,000kmの長大なトレイルを旅するにあたり、体への負担を軽減する方法として誕生しました。

オーナーの土屋智哉さんは三鷹出身。アウトドア店のバイヤーを経て、2008 年に「ハイカーズデポ」をオープン。

「アメリカのあるハイカーが、装備を極端なまでに軽量化することで、一般的に半年かかるトレイルを3ヶ月で歩き切りました。テントは使わずタープだけを張って、自作の小さなアルコールストーブでお湯を沸かし、ただの袋のようなザックを背負って、靴はなんとテニスシューズ! それがウルトラライトハイキングの始まりで、もともとは長距離トレイルを歩くごくわずかなマニアたちの間で話題となりました」。

土屋さんの著書「ウルトラライトハイキング」(山と渓谷社)では、アメリカ生まれのウルトラライトハイキングを解説するとともに、日本での実践方法を紹介。

タープ一枚で月と星の灯りに照らされながら夜を過ごし、小鳥のさえずりのなかで目を覚ます。自然との一体感を楽しめるというのも、ウルトラライトハイキングの大きな魅力のひとつです。

アルミ缶ひとつで作れるストーブはとっても軽くて便利!

「人が自然のなかに入るのは、山の緑が見たい、鳥の声が聞きたい、広がる海が見たいなど、都市生活との違いを感じて、"癒されたい"と思うからだと思います。ならば、自然と自分の間にあるものは、少ない方がいい。お店をはじめた当初は、『ウルトラライトのマニアの店なんてやっていけるの?』といろんな人に心配されましたが、私自身、ウルトラライトの考え方はマニアだけではなく、もっと多くの人にとって新鮮だと思いました」。

マニアも満足出来る品揃えでありながら、それを初心者にもわかりやすく教えてくれるのが、ハイカーズデポならではの大きな魅力です。
ハイカーズデポで扱っている商品は、他のアウトドアショップでは見たことがない、珍しいものも数多くあります。アウトドア市場が大きなアメリカでも、ウルトラライトにまつわるアウトドア製品は、大手メーカーの参入が少ないコアな分野。そのため、ハイカーズデポでは、アメリカの小規模メーカーから直輸入で仕入れている製品も多く、お店オリジナルのアイテム作りにも熱心に取り組んでいるそう。

オリジナル商品で一番のロングセラーは、「寝袋」。軽いだけではなく、機能的にも優れた設計で、定番だからこそアップデートし続けています。

「羽毛は、うちの希望にあわせて調整した湿気に強い超撥水ダウン「Ultra Dry Down」を使用。寝たときに背中側にくる羽毛をすべて掛け布団のように上面に集めることができるように設計しています。シンプルな造りで軽くありながら保温性の高さが自慢です」。

青い寝袋がロングセラーの「Down Bag」(¥40,000)。重量555gのウルトラライトを象徴するフードレスデザインが特徴。

軽さにこだわったザックは、半年以上の長距離ハイキングでも使える強度を重視したものから、日帰りハイキングにもおすすめのコンパクトなものまで、さまざまなタイプを厳選しています。

山歩き初心者におすすめしたいのは、アメリカ・オハイオ州にある小さな工房で、ハイカーズデポが別注して作っているという写真のオリジナルザック。機能を削ぎ落とすことに注力し、より小さく、より軽く設計。小学生くらいの子供でも背負うことができるサイズ感で、軽やかに自由に野山や街を歩くことに最適です。

シマリスという名がついた「Chip Pack」(¥19,800)。容量10L台のシンプル&ミニマルな小型パック。

「ハイキングという行為自体は、歩けば誰でもできるもの。日帰りで山を歩くのもハイキングだし、街を歩くのもハイキング、6ヶ月山を旅するのもハイキング。だから、歩くという行為において、山と街は分ける必要がないものだと思っています」。
種類豊富なアウトドアウェアも、山でも街でも使えるものを種類豊富に揃えています。

「長距離を歩く人は、食材の調達や洗濯などで、4〜5日歩いたら街へと下ります。だから洋服は、いかにも"山の格好"というより、街でも着られる普段着に近いものがいい。そんな視点から、乾きやすくて動きやすい機能性を重視していながら、普段着のようなデザインのウェアを数多く取り揃えています」。

スルーハイカー自らが今までの経験と思いを詰め込んだ、ジップオフパンツ「Thru-hiker Zip Off Pants」(¥16,000)。旅のお供にも最適!

ハイカーズデポでは、健康的で保存にも優れたナチュラルな乾燥食材や、オーガニック食品も充実。山でも贅沢な気分が味わえる、おいしいものを厳選しています。

主に八ヶ岳で育てられた、季節のおいしい野菜で作るトレイルフード「The Small Twist」も絶品!お鍋ひとつで本格的な味が楽しめます。

「うちは相談しながら、買い物をする人がほとんど。ハイカーズデポは、アウトドア用品をただ販売するだけではなく、道具の情報、フィールドの情報、食の情報、そんな情報交換の場でもあるのです。来店する全ての人が何かを得て、また何かを持ち寄る、そんな自分の家の倉庫のように使ってもらいたいですね」。
なかなか遠出もできないこのご時世。東京でもばっちり森林浴ができるおすすめスポットも紹介してもらいました!

「緑地がしっかりと保全されている、西武国分寺線の鷹の台駅から西武拝島線の玉川上水駅にかけての玉川上水沿いは最高です! 3kmほどのハイキングコースで比較的木が生い茂る道が続いています。鷹の台駅の近くには『しょう's ベーカリー』というおいしいパン屋さんもあって、玉川上水駅の手前には無料の足湯もあるんです。家族連れでも楽しめる穴場スポットですよ!」(店長・二宮勇太郎さん)

遠足と同じように、気軽に楽しめるハイキングという遊び。"歩きたい!"という人ならば、誰でも訪れてほしいお店です。
(文・北居る奈)
(写真・岡部東京)

Hiker's Depot(ハイカーズデポ )

住所
東京都三鷹市下連雀4-15-33 日生三鷹マンション2F
電話番号
0422-70-3190 
営業時間
12:00~20:00
定休日
火曜
最終更新日:2020.12.21
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