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ポットで点てた紅茶に“丁寧な生活”が溶けている、神田の紅茶専門店。

 神保町と言えば、古書や音楽などさまざまな文化を深堀りするのが楽しい街。1974年に東京初の紅茶専門店として誕生した「ティーハウス タカノ」もまた、奥深い“紅茶”の魅力を教えてくれるユニークな店だ。店主の高野さんは、「このエリアっておかしくって、色んな人が集まる。出版関係の人、学生、古本を探しに来た学者。だから昔からこの街が好きなの」と話す。

公開日 2017年1月1日

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グルメ
エリア
神保町駅
ライター
FREE AWAJI BOOK
ポットで点てた紅茶に“丁寧な生活”が溶けている、神田の紅茶専門店。

都内初の紅茶専門店として。

神保町と言えば、古書や音楽などさまざまな文化を深堀りするのが楽しい街。1974年に東京初の紅茶専門店として誕生した「ティーハウス タカノ」もまた、奥深い“紅茶”の魅力を教えてくれるユニークな店だ。「このエリアっておかしくって、色んな人が集まる。出版関係の人、学生、古本を探しに来た学者。だから昔からこの街が好きなの」。そう話すのは、店主の高野健次さん。両親の影響で幼い頃から紅茶に親しんでいた高野さんは、好きが高じて27歳の時に都内初の紅茶専門店をオープン。“紅茶本来の味と香り”を味わって欲しいと、ポットで点てる紅茶に並々ならぬこだわりを持っている。また、紅茶のお供に自家製のケーキやスコーンも人気だ。

店主自ら、原産国から茶葉を直輸入。

「私達は“Pungent”と表現するけれど、歯茎がキュッとしまるような収れん性のある良い渋味。それこそが紅茶の旨味なんです。ペットボトルのお茶などは、その渋味の元になるカテキンを少なくしている。茶葉に熱湯を注いで蒸らすことで、カテキンがじっくり溶け出して、おいしい紅茶になるんです」。扱う茶葉は高野さん自らが試飲し、スリランカなどの原産国から直輸入。それも旬の時期に穫れる高品質なものだけを厳選する。常連の中には、年ごとに茶葉の出来の違いを楽しむ通もいるとか。

ストレート用とミルクティー用、茶葉はそれぞれ異なる仕上げ。

オリジナルの茶器で、じっくりと紅茶を淹れてくれる高野さん。「ぜひ飲んでみて」と、セイロンティーを点ててくれた。食器を温め、ポットに茶葉を入れて100℃の熱湯を注ぐ。3分ほど蒸らして出来上がった紅茶は、深いオレンジ色に輝いていた。「この紅茶はミルクを入れて飲んで。茶葉はもともとストレート用とミルクティー用に分けて仕上げてあるから、しっかりその飲み方で楽しむ。入れる量は好みでいいよ」。飲んでみると、ミルクのまろやかさの中にスッと立つ渋味が心地よく、ふわりと広がる香りから茶葉の上質さを感じる。良い紅茶ってこんなに色々な味がするのだなと、ちょっと驚いてしまった。

一杯の紅茶からはじまる”丁寧な生活”。

ポットで紅茶を点てることは、こうしておいしい紅茶を味わえるだけでなく、いまの日本に失われつつある“丁寧な生活”に繋がると高野さんは言う。「イージーでチープな生活に慣れてしまった今の時代にこそ、茶葉からゆっくり紅茶を点てるような生活が必要だと思う。紅茶は茶葉とお湯さえあれば飲める簡単で楽しい飲み物なんだから。産地や淹れ方なんて深く考えないで、飲んでみて欲しい」と笑う高野さん。一杯の紅茶に、なんだか大事なことを教えてもらった気がした。

ティーハウスタカノ

住所
東京都千代田区神田神保町1-3寿ビルB1F
電話番号
03-3295-9048
営業時間
[月~木] 11:30~20:00 [金] 11:30~21:00 [土・祝] 11:30~19:30
定休日
日曜定休 、 年末年始休業(12/30・31、1/1~4)
平均予算
[夜]¥1,000~¥1,999[昼] ~¥999
最終更新日:2017.4.7
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※紹介されている情報は、記事公開当時の内容となります。
※飲食店情報の平均予算は、食べログの店舗基本情報を引用しています。

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