言わずと知れた「安田講堂」 / 東京大学大講堂
東大といえば、やっぱりこの眺めです。シンメトリックで、ダークな赤色をしていて、中央には高々と掲げられた時計。本郷キャンパスのまさしく中央にどっしり構えられたこの姿は、ゆうに90年以上もの歴史があります。
60年代、学生運動が激化した頃には占拠されたことでも有名な安田講堂ですが、実のところこれは通称。本来の名称はシンプルに「大講堂」と言います。
ちなみに手前の芝生から地下へと通じる階段を下れば学食もあって、これがまた思いのほか広いです。
60年代、学生運動が激化した頃には占拠されたことでも有名な安田講堂ですが、実のところこれは通称。本来の名称はシンプルに「大講堂」と言います。
ちなみに手前の芝生から地下へと通じる階段を下れば学食もあって、これがまた思いのほか広いです。
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またしてもグレートな大学講堂 / 早稲田大学 大隈記念講堂
代わって早稲田大学よりこちらの講堂を。ロマネスク様式にゴシック様式も加味された、ほどよく壮麗でシャープな折衷建築ですが、こちらもやはり90年以上に渡り早稲田のシンボルであり続けています。
また裏手には創設者・大隈重信の邸宅の庭園として造られた「大隈庭園」も控えていて、芝生や池に憩う学生や市民の姿がみられます。大学グッズを扱うショップやカフェもごく気軽に立ち寄れる、色々便利なロケーションです。
また裏手には創設者・大隈重信の邸宅の庭園として造られた「大隈庭園」も控えていて、芝生や池に憩う学生や市民の姿がみられます。大学グッズを扱うショップやカフェもごく気軽に立ち寄れる、色々便利なロケーションです。
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うるわしのステンドグラス / 東京女子大学 チャペル
中央の本堂はじめ建物・庭を含めた全体にヨーロッパ的な統一感があって、素敵な雰囲気の同大キャンパス。しかし驚くべきは正門から入って右側の礼拝堂で、その内部はというとステンドグラス越しの光の色味もうつくしい、独特の世界が広がっています。
細かいステンドグラスが沢山張り巡らされているなか、よく見ると中央には十字架が白い色で浮かび上がっているのが分かります。色とりどりのガラスの色彩を帯びたコンクリートがまた綺麗です。
背後には巨大なパイプオルガンも控えていて、これが奏でられるチャペルコンサートやクリスマスコンサートも楽しみ。気になった方はどうぞお見逃しなく。
背後には巨大なパイプオルガンも控えていて、これが奏でられるチャペルコンサートやクリスマスコンサートも楽しみ。気になった方はどうぞお見逃しなく。
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窓も椅子も変わったカタチ / 自由学園明日館
ちょうど100年前に女学校として設立された自由学園。大正デモクラシーの時代を反映した新しい教育を掲げた学校らしく、窓や椅子など幾何学的にユニークなかたちをしているのが特徴です。しかし、それでいて奇抜というよりむしろ洗練さの方が勝っているから不思議なものです。
生徒たちが通う校舎としてはもう利用されていないここ明日館ですが、コンサートや夜桜会など各種イベントごとが催されています。
年4回、春夏秋冬ごとに当時の学生が自炊していた食堂でごはんが食べられるという「明日館レストラン」の機会も。コルドンブルーのシェフによるスペシャルメニューも登場するとあって、それがこんな素敵な場所で楽しめるなんてステキではありませんか。
年4回、春夏秋冬ごとに当時の学生が自炊していた食堂でごはんが食べられるという「明日館レストラン」の機会も。コルドンブルーのシェフによるスペシャルメニューも登場するとあって、それがこんな素敵な場所で楽しめるなんてステキではありませんか。
D自由学園明日館(みょうにちかん)
- 住所
- 東京都豊島区西池袋2-31-3
- 電話番号
- 03-3971-7535
- 営業時間
- 平日10:00~16:00(最終入館は15:30) ※休日見学日は10:00~17:00、第3金曜の夜間見学は18:00~21:00
- 定休日
- 月曜(祝日の場合は翌日休)
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在日フランス人設計者が手がけた / アテネ・フランセ
都内でも屈指の学生街・御茶ノ水にあるアテネ・フランセ。ここ、現存する日本最古のフランス語学校と伝統ある学校でありながら、その校舎がこのとおり異彩を放っています。
ピンクや紫のカラーリングもそうですが、壁に点々とついている模様がよく見るとアルファベットになっていて、しかもそれらひとつひとつが塗装でなく穴あきによって表現されているのです。凝っています。
ピンクや紫のカラーリングもそうですが、壁に点々とついている模様がよく見るとアルファベットになっていて、しかもそれらひとつひとつが塗装でなく穴あきによって表現されているのです。凝っています。
日本在住のフランス人設計士だけを対象にしたコンペが設けられ、それを経て出来たのがこの建物。ということで日本的な芸の細かさをフランス人が発揮するとこんな風になった、なんていう可能性もありそうです。
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【番外編】重厚! 旧帝国大学ゆかりの / 学士会館
学校そのものではありませんが、もうひとつ。学士会館です。
これは旧帝国大学出身者の交流組織・学士会の施設で、いかにもアカデミー感漂う重厚でモッダーンな外観・内観をしています。関東大震災からの復興期に、当時でも珍しい鉄骨鉄筋コンクリートによって建てられたという経緯があります。
館内にはやはり高級なレストランなども入っていて、驚くことにそのお弁当がこのロビーでイートインできてしまうというから嬉しい限り。
これは旧帝国大学出身者の交流組織・学士会の施設で、いかにもアカデミー感漂う重厚でモッダーンな外観・内観をしています。関東大震災からの復興期に、当時でも珍しい鉄骨鉄筋コンクリートによって建てられたという経緯があります。
館内にはやはり高級なレストランなども入っていて、驚くことにそのお弁当がこのロビーでイートインできてしまうというから嬉しい限り。
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知っていました? TOKYOアカデミック建築
安田講堂や大隈講堂などはどメジャーである一方、東京女子大学のチャペルや自由学園明日館などは初めてという人も多いのでは? ここまで見てきたように、食のお楽しみとダブルで楽しめるチャンスも少なくないことも、ぜひ覚えておきましょう。
この記事で紹介したスポット
