骨董市なども楽しみ / 新井薬師(梅照院)
中野駅前の商店街を横目に、中野通りを北上して1キロほどのところでたどり着く真言宗のお寺・梅照院。
新井薬師の名で知られ、16世紀後半の天正年間からここにあり、子育て・目の病の治癒・厄除けとして庶民の信仰を集めています。
新井薬師の名で知られ、16世紀後半の天正年間からここにあり、子育て・目の病の治癒・厄除けとして庶民の信仰を集めています。
境内のかたわらでは昔から定例にて骨董市が開かれていて、それも関東でも有数のレベルだから折角なら覗いておきたいところ。毎月第一日曜の開催です。
さらに毎月8・18・28日には「八の市」という縁日もあり、併せて護摩祈願法要のチャンスも。
さらに毎月8・18・28日には「八の市」という縁日もあり、併せて護摩祈願法要のチャンスも。
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昔境内だったところが公園に / 新井薬師公園
その名のとおり新井薬師のすぐかたわらにあって、ここもまたかつてその境内なのでした。
大きなひょうたん池を前にして、ベンチに腰掛けしばし寛いで……。
大きなひょうたん池を前にして、ベンチに腰掛けしばし寛いで……。
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ここに眠る著名人いろいろ / 功運寺
所変わって中野から1キロほど離れた東中野方面へ。駅の北側の一帯はお寺が数多いエリアになっています。
そのひとつがここ功運寺。著名人のお墓が多いです。
そのひとつがここ功運寺。著名人のお墓が多いです。
忠臣蔵に登場する吉良上野介義央(よしなか)、浮世絵師の歌川豊国といった面々のほか、もっと新しい世代としては『放浪記』で知られる作家・林芙美子のお墓も。ここを訪れるファンの姿も昔から多いようです。
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江戸のエラい人も眠る / 高徳寺
江戸時代中期に活躍した朱子学者・政治家の新井白石のお墓がここにはあります。さすがの大物なだけに、お通夜や告別式の斎場、また仏前結婚式の会場として利用できる施設の名が「新井白石記念ホール」となっています。誇りです。
六代将軍・家宣の政治顧問として「正徳の治」を担った功績に思いをはせ、なむなむ。
ちなみに、この時に廃止された「生類憐みの令」により設けられていた大規模な犬の保護施設「犬屋敷」は今の中野駅周辺にありました。
ちなみに、この時に廃止された「生類憐みの令」により設けられていた大規模な犬の保護施設「犬屋敷」は今の中野駅周辺にありました。
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天才・河竹黙阿弥のお墓 / 源通寺
高徳寺のすぐ右隣は源通寺で、ここもまた偉人が眠っています。江戸後期から明治中期にかけて活躍した歌舞伎狂言作者の河竹黙阿弥です。
350編以上もの作品を手掛けた多作なクリエイター・黙阿弥は言うなれば日本のシェークスピア。幕末から明治維新にかけての激動の時代の中、江戸後期の歌舞伎の創作法を整理&集大成するという功績を残しています。
演劇を志すという人は、ここで偉人の魂にアクセスしてみませんか。
演劇を志すという人は、ここで偉人の魂にアクセスしてみませんか。
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中野区でちょっと、時代ロマン
山手線より西なだけに、市街地が今より東寄りだった江戸時代との関連としてはいまひとつ薄そうなイメージもある中野区。ですがここで見てきたようなスポットも実はあるのです。ちょっと興味が湧いてきた、なんて人もいるのでは??
この記事で紹介したスポット
