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趣深い300坪の倉庫跡地で、美しい生活の宝探し|CASICA

good mornings

公開日 2021年5月22日

ネットでも買い物ができる時代に、わざわざ訪ねたい。そんなお店が都心から少し離れた"新木場"の地にあります。多様な時代、地域、人によって生み出されたさまざまなものたちが一堂に会する「CASICA」では、自分の感性に従って掘り出し物を手に入れる"一目惚れの幸福感"を味わえるはず。

新木場駅
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"新木場"という地名は「貯木場」に由来しており、かつては海を通じて江戸や東京に運ばれていた木材が、ここ新木場の地に貯木されていました。現在も木の街として機能している一方、丸太で木材を輸入する文化が衰退したことから、この界隈には空き倉庫も数多く存在しています。CASICAは、そんな銘木倉庫のひとつを改装して作られた複合施設で、2017年にオープン。趣深い300坪の広大な施設内には、数千点にも及ぶ家具やプロダクトを扱うショップをはじめ、カフェやアトリエ、レンタルスタジオなども併設しています。

映像制作をメインとする「株式会社タノシナル」がコンプレックス・スペースとしてオープンしたCASICA。1階には、ショップ、ギャラリー、カフェ、アトリエが、2階にはレンタル可能な撮影スタジオやレコーディングスタジオ、タノシナルのオフィスが入っています。

入り口の扉を開けると、CASICAのシンボルともいえる巨大な本棚がお出迎え。銘木倉庫としての歴史を引き継ぐように、古家具や木のオブジェを組み合わせて作られています。並んでいる本は、CASICAがそのとき伝えたいことをブックディレクターの山口博之さんの選書によって表現しているそう!
壁の奥に広がるショップスペースには、古家具や生活道具、日用品、世界各国の民藝からプロダクトまで、ヒエラルキーなく一同に集結。並んでいるものたちは、味わい深い個性を感じられるものばかりです。

訪れた人がフラットな目線で、「好き」という純粋な気持ちからものと向き合えるように、あえてポップを作らないなど説明的ではないお店づくりを心がけているそう。本来あるべき買い物の楽しみを思い出すことのできる空間です。

物件探しから内装設計、商品MD、古家具の買付けは、「株式会社CIRCUS」の鈴木善雄さん・引田舞さんご夫婦が担当。時代も国も自在にミックスする素晴らしいCASICAの空間はお二人の感性あってこそ。空間の作り方や、ディスプレイの美しさは、自宅のインテリアを考えるヒントにもなるはず。

また、一般的なライフスタイルショップでは、"食器エリア"や"文房具エリア"など、カテゴリー分けして陳列されていることがほとんどですが、CASICAではものの本質を見つめ直し、ものとものとの新しい関係性や使い方、味わい方が浮かび上がるように新しい気づきのある視点でスタイリングされています。

いまだかつて同じ空間に存在することがなかったであろう、アフリカの布と日本の和ダンスを組み合わせてみたり、かつて器として使われてきたものを花器として見立てたり。民藝か手仕事か、新品か中古か、作者の知名度や価格といった、ものの情報で役割を定めるのではなく、我々の暮らしのなかでどんな作用を及ぼしてくれるものなのか。そんな本質的な問いと純粋に向き合うことのできる空間です。

ディスプレイに使用されているほとんどの家具は購入することも可能です。

細かな刺繍が施されたCASICAオリジナルバッグはマチ付きの大容量!

ショップ内には、天井高13mの小さなギャラリーも併設。アートやデザイン、音楽、映像、香りや食など、モノだけではなく、感覚や感情、関係までも可視化していく場として機能しています。ライフスタイルショップではなかなかお目にかかることのできない人気作家さんの展示会や、ポップアップショップ、ワークショップも随時開催しているそう!

撮影時は兵庫県で活動する十場天伸さん、十場あすかさんの二人展を開催中。

また、店内では暮らしを彩る上で欠かすことのできない、グリーンも種類豊富に販売しています。室内でも育てやすい、ユニセックスな印象のものを数多くセレクト。器としての役割を終え、リユースの視点で蘇った鉢類も生き生きとした植物と共に息を吹き返しています。
店内奥のエリアには、家具や絨毯など大物がずらり!家具はしっかりとメンテナンス済みのもの。造りのいい明治・大正時代の日本の古家具を中心に販売しています。

家具は週1度のペースで買付け。

無垢な素材感を生かした家具は現代のインテリアともしっくり馴染むはず。

ショップで買い物を満喫したあとは、カフェでホッと一息♪ここでは、古くから伝わる伝統の乾物や薬膳をおいしく取り入れた、心身ともに元気になれるメニューをいただくことができます。

カフェのメニューや物販の乾物類は、料理ユニット「南風食堂」の三原寛子さんがレシピを監修しています。

カフェメニューは薬膳やアーユルヴェーダの考えをベースに考案されたもの。

食事は好きな主菜と、日替わりの副菜2品、具沢山の汁椀、雑穀ご飯、ミニグラノーラがついたボリューム満点のランチセットをはじめ、漢方食材にインド式ラー油を合わせた「薬膳カレー」や「薬膳ベジカレー」などをご用意しています。また、さまざまな乾物や漢方食材を掛け合わせた、スイーツやドリンクメニューもここにしかないやみつきになる味わいです。

「干し鱈とじゃがいものグラタン」が主菜のランチセット(¥1,320)。じっくりと干すことで甘みを引き出した鱈には、「気」の巡りを助ける働きがあるそう。鰹と鯖の和風出汁と共に、陳皮やグローブの香りも楽しめるグラタンです。

また、カフェメニューで提供しているお茶や和漢チャイ、グラノーラ、料理に使用されている出汁はショップスペースで購入することができるそう!

プレーン・チョコレート・ジンジャーをベースに体にうれしいさまざまな乾物をミックスした7種類のグラノーラに、漢方や薬膳の視点で作られた飲みやすい3種類のお茶、料理の内容によって使い分けられる3種類の出汁をご用意。体調や好みに合わせて、自分のお気に入りを見つける時間も楽しいひとときです!

店内奥にある、お茶、グラノーラ、出汁の販売スペース。

見どころ満載のCASICAでは、お客さんの滞在時間が非常に長いのも特徴のひとつ。フラットな気持ちでまずじっくりとものと向き合いながら、本当に自分が求めているものを宝探し感覚で探してみてはいかがでしょうか?

(文・北居る奈)
(写真・佐々木孝憲)

CASICA(カシカ)

住所
東京都江東区新木場1-4-6
電話番号
ショップ 03-6457-0826 / キッチン 03-6457-0827
営業時間
11:00~18:00(L.O17:30)
定休日
月曜(祝日の場合は翌平日)
平均予算
[昼]¥1,000~¥1,999
最終更新日:2021.4.28
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