
2016年7月にオープンしたばかりのこのお店、すでに全国からラーメン好きが集まる有名店となっています。その理由は「青い拉麺 鶏清湯 青」。それはもう衝撃的!に青いスープです。味が想像できないまま食べ始めると、これが美味!しかも驚くほど澄んだ旨みとコクなのです。


「とにかく美しいラーメンを作りたくて…」と店主の小泉貴央さん。なるほど器の中は、麺、しっとり薄ピンクの鶏チャーシュー、彩の野菜、塩玉子が、まるでフレンチの一皿のように美しく盛り付けられています。
飲食業に20年、そのうち10年はラーメン作りに携わり、あらゆるジャンルの料理とその技法を学んできた小泉さんは「自分は料理人ですから、美味しいのは当たり前。開店にあたって、美味しさ+αで、ギャップの楽しさや新鮮味を仕掛けたかった」と「鶏清湯 青」誕生の理由を語ってくれました。
飲食業に20年、そのうち10年はラーメン作りに携わり、あらゆるジャンルの料理とその技法を学んできた小泉さんは「自分は料理人ですから、美味しいのは当たり前。開店にあたって、美味しさ+αで、ギャップの楽しさや新鮮味を仕掛けたかった」と「鶏清湯 青」誕生の理由を語ってくれました。


ちなみに、このお店には、味わいという意味での真の看板メニュー「鶏白湯 塩」もあります。濃厚なのにスッキリした味わいのスープ、中細ストレート多加水麺、豚チャーシュー、美しい彩りの野菜が楽しめて、こちらもおすすめ。

仕事帰りに一人でふらりと立ち寄る女性も多いというこのお店。その理由は、おしゃれ感だけではなさそう。店内はラーメン店特有の油脂っぽさが全くなく、テーブル周りもスッキリ必要最小限のものしか置かず、とにかくきれい。そして気が付けば、低く流れるBGMが心地よく耳に届くほど静かなのです。厨房内の大声の掛け合いや、食器・調理器具のガチャガチャ音もなく、手際よく短時間でスッと供される一杯。どうやら小泉さんのこだわりは味だけではないようです。

なお、お店の看板「KIPPOSHI」は小泉さんの自作のもの。DIYでこんなに綺麗に出来ちゃう!とは器用ですね。夜になるとこの白文字が幻想的に輝き始め、エントランス全体が素敵な雰囲気に。

青いラーメンを筆頭に、ここで食べられる各種メニューを楽しみに来店したお客さんは帰り際、口々に「『美味しかった』だけでなく『楽しかったぁ』と言ってくれるんですよ」。ラーメンにも、お店の空間の演出にも、様々に工夫をこらした結果の手応えは確かなようで、小泉さん自身だってとても楽しそう。


「拉麺 吉法師」には他にも季節限定メニューや、バレンタインデーやホワイトデーなどのサプライズメニューがあり、小泉さん自身がSNSで情報をアップしています。来店前にはぜひチェックしてみてください。

(文:牧野雅枝)
(撮影:大塚秀樹)
(撮影:大塚秀樹)
大きな地図で見る